第4話「東くんの救済」が放送された夜、X(旧Twitter)やファンコミュニティでは「胸が苦しい」「もう誰が“正しい”のかわからない」といった声が相次ぎました。今回描かれたのは、“しずか”ではなく、“東”の内側──。
優等生でありながら、完全無欠な兄にコンプレックスを抱え、「誰かの役に立ちたい」と強く願う東くん。その優しさは果たして“救済”だったのでしょうか。それとも、自分を追い込む“呪い”だったのでしょうか。
そして、森に埋められた“思い出ボックス”が掘り起こされたことで動き出した事件の核心。しずかの隠された想い、タコピーの迷い、まりなの不在──あらゆる感情が複雑に絡み合いながら、物語は予想もしなかった“罪”へと向かっていきます。
この記事では、最新の第4話をネタバレ込みで丁寧に振り返りながら、「東くんの救済」が本当に“救い”だったのかを考察。そして次回第5話で何が起こるのか、その展開も予測していきます。
この記事を読むとわかること
- 『タコピーの原罪』第4話「東くんの救済」のあらすじとネタバレ
- 東というキャラクターの“劣等感”と“善意”の裏側にある心理
- 事件が動き出すきっかけとなった「思い出ボックス」の意味とは?
- “しずか”と“東”が作り出した“共犯関係”の行方
- 次回5話に向けた展開予測と、視聴者が感じた“救いと破滅”の狭間
第4話あらすじ|“思い出ボックス”から始まった暴かれる罪
第4話「東くんの救済」は、静けさのなかにどこか不穏な気配が漂う幕開けでした。物語は、しずかと東、タコピーが秘密を共有していた“森”へと戻ります。そして、そこで見つかったのは、3人が“思い出ボックス”と呼んで埋めていたはずのもの──実際には、タコピーがまりなちゃんの遺体を隠した場所でした。
掘り起こされた箱により、封じられていた罪がついに露呈します。無邪気な遊びの象徴だった「思い出ボックス」は、その瞬間から“罪の箱”へと変貌し、事件は大人たち、警察の手によって動き出します。
しずかへの疑いの目は強まり、東くんの心は揺れ続けます。しずかからの「期待」に応えたい。その一心で、東は“秘密の共有者”として、嘘を塗り重ねていきます。しかしその優しさは、もはや“共犯”の色を帯びていました。
さらに彼の内面をえぐるのが、兄・潤也への劣等感です。成績も人格も完璧な兄と比べられ、自分に価値がないと信じ込んでいた東にとって、しずかに必要とされることは、唯一の“自分の存在理由”でした。だからこそ、真実が明るみに出ることは、彼にとって全てが壊れてしまう恐怖だったのです。
「誰かの役に立ちたい」「見捨てられたくない」──そんな善意から始まった東の選択は、果たして“救済”だったのでしょうか。それとも、自分を壊す“呪い”だったのでしょうか。
第4話は、事件の解明ではなく、心の奥に潜む闇の輪郭を、静かに、しかし確実に浮かび上がらせる回でした。
東くんの“優しさ”は、救済か、それとも呪いか
第4話では、森で“思い出ボックス”が発見されてから、東(あずま)の抱える心理が一気に鮮明になります。彼の善意は、しずかを守るために始まったはずでした。けれどその行為は、いつしか“罪を隠す呪いの枷”へと変わっていってしまったのではないでしょうか。
東くんは、母と兄・潤也からの“期待”と“比較”に挟まれ、幼いながらも完璧を求められて育ってきました。その背後には、「自分は価値がない」という強烈な劣等感がありました。兄の完璧さに埋もれ、“優等生”として見られることだけが、自分の存在理由に思えていたのです :contentReference[oaicite:0]{index=0}。
その劣等感が、しずかの「期待」に呼応し、東くんは嘘と隠蔽へと自分を追い込みます。そして、善意として始まったはずの秘密の共有は、いつの間にか“共犯関係”の構図になっていました。この心の揺らぎ――“守りたい”が“呪いになる”瞬間を、第4話は静かに、しかし確実に描きました。
アニメは、そのプロセスを表現の力で強調しています。魚眼パースやPOVカメラワーク、影の使い方などを駆使し、東くんの「自分も傷ついているのに誰かを救いたい」という切実な願いが、内側から崩れていく様子を映像で体感させます :contentReference[oaicite:1]{index=1}。
視聴者として私たちは、東くんの選択に胸が締め付けられるほど共感します。「誰かに必要とされたい」「愛されたかった」という純粋な願いが、世界を救うどころか、自分を縛り付けてしまったその痛みに。
この“優しさ”は、確かに救いかもしれない。でも同時に、それは自分自身を壊す呪いにもなり得る。その相反する感情は、あまりにもリアルで、あまりにも残酷です。
第4話は、そんな東くんの“優しい呪縛”を、涙と共に私たちに突きつけてきました。
しずかの期待と沈黙の圧力|東くんが背負わされた“共犯”
「私を守ってくれるよね?」
しずかのその静かな視線は、言葉にならない“圧力”でした。直接的に頼んだわけではない。でも、東はわかってしまった。──「自分が黙っていれば、彼女は守られる」と。
『タコピーの原罪』第4話では、東くんの“共犯”としての苦悩が、静かに、しかし確実に描かれていきます。彼がしずかの嘘を肯定するたびに、彼の中の“正しさ”が削られていくのです。
しずかは決して感情を表に出しません。それどころか、自分の悲しみや怒りさえも飲み込み、淡々と“望む結果”に向かって動いているように見えます。その姿は、一見すると冷静で大人びて見えますが、実際には、心を凍らせることでしか生き延びられない彼女なりの“防衛”なのです。
そんな彼女に東は、無意識に引き込まれていきます。「彼女のために何かしてあげたい」と思う気持ちは、やがて「彼女の嘘に加担し続けること」へとすり替わっていきます。そして、それが東にとっての“存在価値”になってしまった。
ここには、“優しさ”と“支配”が紙一重で交差する、危うい構図があります。
しずかが東を意図的に利用しているわけではありません。けれど、彼女の「無言の期待」が、東の「逃げ場」を奪ってしまっている。言葉の暴力よりも、もっと静かで、もっと重たい“沈黙の圧力”。それは、誰にも気づかれないまま、子どもの心をむしばんでいくのです。
そして、タコピーさえも気づけなかった“人間の闇”がここにあります。ハッピー道具で笑顔を作ることはできても、“期待に潰される心”は癒せない。そこには、宇宙人にも届かない人間の業があるのです。
東くんは、しずかのために共犯者になりました。でもその行為は、本当に彼女を救ったのでしょうか? それとも、ふたりの間に取り返しのつかない溝を作ってしまったのでしょうか。
しずかの“沈黙”が生んだ共犯関係──その重みを、私たち大人は、どう受け止めればいいのでしょうか。
東兄・潤也との比較と、自己否定の原点へ
東くんの心の奥には、ずっと“兄・潤也”の影がこびりついています。頭がよく、スポーツもできて、親や先生から褒められてばかりの兄。その完璧さは、東にとって“尊敬”というより、“呪い”でした。
家庭の中で、兄はいつも評価の中心にいて、東はその“影”としてしか見られなかった。何かで勝とうとしても、比べられるたびに「自分はだめなんだ」と思わされてきた。そして、気づけば「人を助けることでしか、自分の価値を証明できない」ようになってしまったのです。
だからこそ、しずかから“必要とされる”ことが、東には何よりも強い「自己肯定感」を与えてくれました。けれどそれは同時に、どんな無理をしてでも応えなくてはという“強迫観念”へと変わっていくのです。
優しい人ほど、他人の期待に応えようとして、自分をすり減らしてしまう。そして、誰にも「助けて」と言えなくなる。それは、大人の世界でもよく見かける“共感疲れ”や“いい人症候群”と地続きの構造です。
アニメ第4話で描かれた東のモノローグには、そんな心の叫びがにじんでいました。「兄とは違う自分」でありたくて、「しずかのために動ける自分」でいようとした結果、彼はいつしか“自分を壊す道”に進んでしまった。
この描写のリアルさは、視聴者にも「自分にもこんな感情あったかもしれない」と思わせる力があります。兄弟姉妹間の比較、親の期待、社会の評価──そうした「見えない圧力」によって、子どもたちは今日も苦しんでいるのかもしれません。
東くんの“優しさ”は、確かにまっすぐでした。でも、その根底にあったのは「自分はそのままでは価値がない」という、深い深い自己否定。そこに気づいたとき、私たちは彼をただの“共犯者”としては見られなくなるはずです。
兄への劣等感と「役に立ちたい願望」が導いた選択
そんな言葉を、東くんはどれだけ浴びてきたのでしょう。
兄・潤也は、誰が見ても“完璧な子”でした。学校の成績もよくて、礼儀正しくて、家族にも先生にも好かれる。──一方で東くんは、常にその“理想像”の隣に立たされ、自分の存在価値を試され続けてきました。
比べられる日々は、次第に彼の中で「自分はそのままじゃダメだ」という信念に変わっていきます。そして、“誰かの役に立つこと”こそが、自分がここにいていい理由になる……そう思い込んでしまったのです。
だからこそ、しずかの願いを叶えようとした。まりなちゃんの事件を隠すことも、疑われないように振る舞うことも、すべて「しずかのため」。東くんの行動は、最初から一貫して他者基準でした。
けれど、善意からの行動でさえ、「真実を葬る」という罪の形を取ったとき、それは他者を守る“優しさ”であると同時に、自分を壊す“呪い”にもなるのです。
第4話では、そんな彼の苦しさが随所ににじんでいます。しずかと向き合うときの静かな表情。自分の言葉に自信を持てず、真実をねじ曲げながらも、心の奥で叫んでいる「誰か、助けて」の声。アニメの繊細な演出が、彼の“壊れそうなガラス細工のような優しさ”を見事に描き出しています。
この姿に、SNSでは「東くん、つらすぎる」「報われてほしい」といった共感の声が相次いでいます。自分を犠牲にしてでも誰かの役に立ちたい──そんな一途さは、時に“美談”として片づけられがちですが、アニメ『タコピーの原罪』はその裏に潜む「自己否定」と「愛されたい欲求」を鋭く浮かび上がらせます。
東くんが選んだのは、しずかを守るための“選択”でした。でもその選択が、本当に正しかったのか。視聴者の心に、静かに問いを投げかけるエピソードでした。
タコピーの困惑|“ハッピー”はもう使えない
この言葉が、タコピーのすべてを物語っている。どんなに恐ろしい現実を前にしても、タコピーはただただ、しずかちゃんの笑顔だけを願っているのです。
でも、第4話で描かれたのは、その“願い”すらも現実に絡め取られていく様子でした。
ハッピーカメラも、ハッピースタンプも、もう使えない。物語の序盤では奇跡のような“リセット機能”として描かれていた「ハッピー道具」が、第4話では一切出てきません。それは単なる機能停止ではなく、タコピー自身の“無力さの自覚”の象徴なのです。
まりなちゃんを救えなかった。やり直してもやり直しても、悲劇は消えない。しずかちゃんを笑顔にしたかったのに、どんどん深い闇へと引き込まれていく。そうしてタコピーは、「自分がやってきたことは本当に正しかったのか」と、自問し始めます。
そして第4話では、“東くんの救済”というテーマの裏で、タコピー自身の“混乱と限界”が丁寧に描かれています。しずかと東の関係に入り込むこともできず、ただ横で見ていることしかできない。「ハッピー星」から来たはずの自分が、何もできていない。
タコピーの世界観において、“ハッピー道具”はタコピーが「問題を回避する手段」でした。でも今や、それが一切通用しない。命の重さも、心の闇も、道具では解決できない。そこにタコピーが直面してしまったのです。
そしてなによりも深いのは、タコピーが“自分で考えはじめている”こと。誰かを救うために何ができるか、どうすれば本当の笑顔にたどり着けるのか──それを、ただの機械的手段ではなく、「想い」で向き合おうとしはじめた。ここに、彼の変化が確かにあります。
だからこそ、タコピーの「困惑」は、無力の象徴ではなく“人間に近づいている証”なのかもしれません。彼が次に出す答えが、光か闇か──それはまだ誰にもわからない。けれど、私たちはきっと、彼の旅路を見届けたくなるのです。
原作との違いとアニメ演出がもたらす“生々しさ”
『タコピーの原罪』という作品が、映像化されることに抱えていた“ある種のリスク”──それは、原作の持つ抽象的な余白が、映像になることでどう変化するのかという点でした。
けれど第4話を観て、はっきりとわかったのは、アニメ化によって“タコピーの世界”は、より生々しく、より私たちの胸に迫ってきたという事実です。
原作では台詞やコマの間合いで想像させていた“感情の奥行き”が、アニメでは声や音、沈黙によって鮮やかに伝わってきます。特に第4話において印象的だったのは、東くんがしずかに「チャッピーを迎えに行こう」と提案するシーン。
原作ではあっさりした展開にも見えたやりとりが、アニメでは“期待”と“責任”と“不安”が入り混じったような繊細なトーンで描かれていました。東くんの言葉が少し詰まる瞬間や、しずかが微笑む前にほんのわずかに目を伏せる演出──それらが、感情の“にじみ”として視聴者の心を打つのです。
また、背景音も特筆すべき演出のひとつです。蝉の声、風のざわめき、教室の微かなノイズ。それらが沈黙と対になって、キャラクターの孤独をより浮き彫りにしていきます。原作にはなかった“息づかい”が、物語を生身の痛みとして感じさせてくれるのです。
さらにキャスト陣の演技力も、原作を超える体験を支えています。東くんを演じる声優の、感情を抑えながらも滲み出る語り口。しずかの声が、どこか夢を見るような、でも現実から目を逸らしているようなトーンで語られることで、「救い」がどこか空虚にも感じられる。この“温度差”が、アニメならではのリアリズムを生み出しているのです。
『タコピーの原罪』は、原作でも重いテーマを扱っていましたが、アニメではそこに「視聴する側の生理的な反応」まで想定されているような、緻密な演出が積み重ねられています。そしてその結果として、ただの“鬱展開”では終わらない、感情の“残滓”がしっかりと残る物語になっているのです。
アニメだからこそ描ける“視覚化された痛み”と、“音として響く孤独”。それが、原作読者の私たちにとっても、新たな感情の扉を開いてくれる──そんな力が、この第4話にはありました。
第5話の展開予想|東は救われるのか、それとも──
第4話の余韻が深く残る中、次回第5話の展開は、いよいよ“東くんの内面”に決定的な変化が訪れる予感に満ちています。思い出ボックスから発見された遺体によって、物語は取り返しのつかない領域に突入。しずかへの想いと“共犯”の意識が彼を引き裂く中で、彼は何を選ぶのでしょうか。
予告映像や公開されている情報から読み取れるのは、「東の家族」や「警察の介入」といった、より社会的な圧力が強まっていく描写です。つまり、第5話は“感情の物語”から“現実との対峙”へとフェーズが移る回になる可能性が高い。
東が「しずかのため」と信じて歩んできた選択は、本当にしずかを救っているのか──。視聴者もまたその疑念に飲み込まれはじめています。そして何より、東自身が「救いたい」という気持ちを抱えながら、次第に「逃げているだけなのでは」という自己否定に陥っていく未来が見え隠れするのです。
しずかが笑うたびに、東の中には“罪悪感”が重なっていく。彼女の期待に応えることは、同時に“自分を壊す道”にもなりうる。だからこそ、次回の焦点は「東自身の意志」がどこへ向かうかにかかっています。
また、タコピーの存在も再び鍵を握るかもしれません。今まで“見守る役割”に徹していたタコピーが、再び「介入」する場面が描かれるとしたら、それは東を止めるためか、それとも背中を押すためなのか──。
そして、“東の兄・潤也”の存在も、次回以降に大きな影を落とす可能性があります。彼の登場が、東にとって何を意味するのか。劣等感を超える瞬間となるのか、それとも最後の心の支えを崩す出来事になるのか。
『タコピーの原罪』は、誰かの「救済」が、別の誰かの「破滅」に繋がっていくという構造を巧妙に描いています。だからこそ、タイトルにある“原罪”の意味が、東というキャラクターを通してどう語られていくのか──第5話は、物語全体の鍵を握る回になることは間違いありません。
あなたなら、東の立場で何を選びますか? その問いが、静かに、でも確実に私たちの胸に刺さってくるのです。
見逃し配信情報まとめ|どこで観られる?
『タコピーの原罪』は6月28日(土)0時より、全6話構成で毎週更新されており、多くの動画配信サービスで見逃し配信が行われています。
サービス 配信形態 最新話更新 無料トライアル リンク ABEMA プレミアム 見放題(最新話は無料&登録不要) 毎週土曜 0:00〜 ― 最新話無料で視聴 U‑NEXT 見放題 毎週土曜 0:00〜 31日間無料 31日間無料トライアル Amazon Prime Video 見放題 毎週土曜 0:00〜 30日間無料 30日間無料で視聴 Netflix 見放題 毎週土曜 0:00〜 ― 高画質で一気見OK Disney+ 見放題 毎週土曜 0:00〜 ― ファミリー向けにも◎ DMM TV 見放題 毎週土曜 0:00〜 14日間無料+ポイント 今なら14日間無料 dアニメストア 見放題 毎週土曜 0:00〜 31日間無料 無料で楽しむ Hulu 見放題 毎週土曜 0:00〜 サービスによる 詳細はこちら この中でABEMA プレミアムは、最新話を登録なしで無料視聴可能なのが大きな魅力です。また、DMM TVは14日間無料&550円分ポイント付きで、アニメファンには特におすすめです
もちろん、U‑NEXTやAmazon Prime Videoも魅力的な選択肢で、無料トライアル中にまとめて視聴するのも◎。
どのサービスでも第4話まで視聴可能ですが、NetflixやDisney+は無料トライアルがないので、視聴するなら月額プラン加入が必要です
初めての方なら、まずABEMAでサクッと最新話をチェック。その後、じっくり視聴したい方はDMM TVやU‑NEXTを選ぶのが王道ルートです。
まとめ|東くんの“救済”が投げかけた問いと、私たちの答え
第4話「東くんの救済」は、救済という言葉がこんなにも重く、曖昧で、そして痛々しいものだと教えてくれました。
しずかに「必要」とされることで、自分の存在価値を見出そうとする東。けれどその関係性は、美しい依存ではなく、静かに蝕む“共犯”の形を取って進んでいきます。東はしずかを救いたかった。でも、救われたかったのは、本当は東自身だったのかもしれません。
思い出ボックスの中に隠された「罪」。しずかが東にかける「期待という鎖」。すべてが絡まりあって、子どもたちは“善”も“悪”も曖昧な世界の中で、息をひそめて生きています。
タコピーが「これでハッピーになったの?」と問いかけたあの一瞬は、まさに視聴者一人ひとりへの問いでもあったと思います。
──あなたは、この“救済”をどう感じましたか?
『タコピーの原罪』が突きつけてくるのは、単なる鬱展開やトラウマ描写ではありません。「助けたい」と思う気持ちの裏にある、無意識のエゴとすれ違い。そして、「救われる」とは何かを問い続ける構造そのものなのです。
次回、第5話ではこの“問い”に対するひとつの答えが描かれるかもしれません。けれど、きっとそれも“正解”ではなく、“痛みを共有する選択肢”のひとつなのだと思います。
物語はまだ続きます。そして、この物語を観ている私たち自身の中でも、ずっと問いかけは続いていくのです。
最後まで読んでくださったあなたへ──心のどこかに、小さな言葉が残っていたら嬉しいです。次回もまた、共に“感情の行間”を読み解いていきましょう。
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— 『タコピーの原罪』アニメ公式 (@takopi_pr) July 21, 2025
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