本記事で主要新キャラとして扱うのは、リリーパッド、テック・トリオの3体、少女ブレイズの5人です。
『トイ・ストーリー5』の中心となる新たな出会いを、日本版・US版声優、劇中での役割、ジェシーとの関係から整理します。新しいおもちゃ箱を開ける前に、まずは誰が誰なのかを一緒に確認しておきましょう。
※この記事は、2026年7月3日に日本公開された『トイ・ストーリー5』の公式情報と劇中描写をもとにしています。結末の核心は伏せていますが、新キャラクターの立場や物語中盤までの関係に触れます。
『トイ・ストーリー5』主要新キャラ5人と日米声優一覧
この記事では、ジェシーを中心とする物語の主筋に直接関わる新キャラクターとして、次の5人を取り上げます。
「新キャラが全部で5人」という意味ではありません。映画にはほかにも新たに登場する人物やおもちゃがいますが、声優や役割を知りたい読者が最初に押さえておきたい5人へ絞りました。
キャラクター 種類・特徴 物語での役割 日本版声優 US版声優
リリーパッド カエル型スマートタブレット ボニーの新しいお気に入り 広瀬アリス グレタ・リー
スマーティー・パンツ トイレ・トレーニング用ハイテクおもちゃ テック・トリオの中心的存在 佐野勇斗 コナン・オブライエン
アトラス カバ型デジタルマップおもちゃ 一行を目的地へ案内する 松井ケムリ クレイグ・ロビンソン
スナッピー デジタルカメラ型のおもちゃ 仲間との思い出を大切にする 井上和 シェルビー・ラバラ
ブレイズ 牧場で暮らす少女 テック・トリオの元の持ち主 白山乃愛 マイカル=ミシェル・ハリス
テック・トリオとは、スマーティー・パンツ、アトラス、スナッピーの3体です。
リリーパッドもデジタル機器ですが、テック・トリオには含まれません。
この違いは、単なるグループ名の確認ではなく、本作のテーマを読み解く鍵になります。
リリーパッドは、今まさにボニーから必要とされている最新端末。一方のテック・トリオは、かつて便利な機能で持ち主を助けながら、成長とともに使われなくなったおもちゃです。
同じテクノロジーを備えた存在でも、片方は新しいお気に入りで、片方は忘れられた過去にいる。この時間差が、ジェシーの不安をより立体的に映し出します。
『トイ・ストーリー5』は2026年7月3日に日本公開されました。監督はアンドリュー・スタントン、共同監督はケナ・ハリス、製作はリンジー・コリンズです。
リリーパッドとは?広瀬アリスが演じる最先端タブレット
リリーパッドは、周囲の子どもたちとの交流に入りづらくなっていたボニーを案じ、両親が贈ったカエル型のスマートタブレットです。
ボニーの新しいお気に入りとなり、ジェシーたちの「遊び相手」という役割を大きく揺さぶります。日本版声優は広瀬アリスさん、US版声優はグレタ・リーさんです。
リリーパッドの役割
リリーパッドは、検索、会話、ゲームなど多くの機能を備え、ボニーへ素早く答えを返します。
ピクサー公式では、リリーパッドがオンライン上の交流を通じてボニーを友達とつなごうとし、ジェシーとは正反対に見えながら、どちらも自分の子どもを助けるためなら何でもする存在だと説明されています。
つまり、リリーパッドはボニーを傷つけようとする単純な悪役ではありません。
ジェシーは、ボニー自身が想像し、手を動かして物語を作る時間を守ろうとします。リリーパッドは、豊富な機能によってボニーの退屈や孤独へ即座に答えようとします。
二人ともボニーを大切にしている。それでも、何を「ボニーのため」と考えるかが違うため、正しさ同士が衝突するのです。
広瀬アリスのコメントと演技の注目点
広瀬アリスさんの起用は、2026年6月10日にディズニー公式から発表されました。
広瀬さんは、リリーパッドについて、今までのおもちゃとは違い、さまざまなことができる最先端タブレットである点に魅力を感じたとコメントしています。
日本語版のリリーパッドには、露骨な冷たさよりも、明るさ、自信、反応の速さが表れています。
ボニーの役に立てると確信しているからこそ、迷いがない。その迷いのなさが、居場所を失いかけているジェシーには強い圧力となります。
いかにも悪役らしい声で迫るのではなく、親切で便利な顔のまま、これまでの遊びを押しのけてしまう。私は、この対立の設計に現代らしい怖さを感じました。

テック・トリオとは?忘れられた3体のおもちゃ
テック・トリオは、スマーティー・パンツ、アトラス、スナッピーで構成されるハイテクおもちゃのグループです。
3体は少女ブレイズに遊ばれていましたが、現在は彼女の日常から離れ、古いおもちゃが置かれた場所で長い時間を過ごしていました。
ディズニー公式も、この3体をテック・トリオと明記しています。
リリーパッドが現在のボニーに必要とされているのに対し、テック・トリオは、かつて必要とされた記憶を持っています。
ここが重要です。
本作は「昔ながらのおもちゃ対デジタル機器」という単純な対立を作っているのではありません。デジタル機能を持つおもちゃであっても、持ち主が成長すれば役目を失い、しまわれることがあると示しています。
テック・トリオは、ジェシーにとって未知の敵ではなく、自分が再びたどり着くかもしれない未来なのです。
スマーティー・パンツ|佐野勇斗
スマーティー・パンツは、毒舌でおしゃべりなトイレ・トレーニング用ハイテクおもちゃです。
日本版声優は佐野勇斗さん、US版声優はコナン・オブライエンさん。佐野さんにとって、本作が声優初挑戦となりました。
ピクサー公式によると、ブレイズがトイレ・トレーニングを終えたあと、スマーティー・パンツは古いおもちゃ小屋で何年もスリープモードになっていました。
この設定には、かなり切実な矛盾があります。
スマーティー・パンツは、子どもの成長を助けるために作られました。しかし、役目を正しく果たせば果たすほど、持ち主は彼を必要としなくなります。
成功が別れへ直結するおもちゃなのです。
ジェシーの話を素直に信用せず、強い言葉で応じる態度も、もう一度期待して失望することを避けるための防御に見えます。
これは公式に説明された心理ではなく、劇中の態度から受け取れる私の解釈です。よく話すキャラクターほど、本当に触れられたくない部分を言葉で覆っていることがあります。
佐野さんは、自分が演じていると意識されないほど役へ入り込みたいと考え、初めての吹替へ臨んだことを明かしています。長年『トイ・ストーリー』を愛してきた本人の熱量が、スマーティー・パンツの勢いある会話へ変換されている点にも注目です。
用途を知った瞬間、私は一度公式ページを読み直しました。トイレ・トレーニング用おもちゃを、ここまで感情の複雑な主要人物へ育てるとは。ピクサーのおもちゃ箱は、こちらの予想した棚からは開きません。
アトラス|松井ケムリ
アトラスは、カバの姿をした陽気で頼れるデジタルマップおもちゃです。
日本版声優は令和ロマンの松井ケムリさん、US版声優はクレイグ・ロビンソンさんが務めています。
アトラスの役割は、一行が目的地へ向かうための道を示すことです。
松井さんは公式コメントで、アトラスが地図のおもちゃとして、おもちゃたちと人間の世界をつなぎ留める役割を持ち、本作に欠かせない存在だと語っています。
この言葉は、アトラスの機能以上に、物語上の立ち位置をよく表しています。
アトラスは進むべき方向を案内できますが、誰のもとへ行きたいのかまでは決めません。目的を選ぶのはジェシーたちであり、アトラスはその選択を支えます。
リリーパッドがボニーに必要なものを先回りして判断しようとする存在なら、アトラスは、相手が決めた目的地まで伴走する存在です。
どちらも便利な技術を持っています。それでも、相手の意思へどこまで踏み込むかが違う。その差に、本作が描くテクノロジーとの距離感が表れています。

スナッピー|井上和
スナッピーは、3本脚で立つデジタルカメラ型のおもちゃです。
日本版声優は乃木坂46の井上和さん、US版声優はシェルビー・ラバラさん。ディズニー公式では、キュートで仲間思いな性格と紹介されています。
井上さんは、スナッピーを真っすぐで素直なキャラクターと捉え、収録中は自分も3本脚で立つような意識で役になりきったと明かしています。
吹替演出を担当した鍛冶谷功さんからも、アニメーションの表現をよく理解し、収録開始から迷いなく演じていたと評価されました。
カメラは、一瞬の景色を画像として保存する道具です。
けれども、写真が残っていても、撮影した頃と同じ関係が続くとは限りません。テック・トリオにはブレイズと過ごした記憶がありますが、現在の彼女の日常からは離れています。
スナッピーが大切にしているものは、画像データそのものではなく、その瞬間に仲間と一緒にいた事実なのでしょう。
スマーティー・パンツが会話を動かし、アトラスが道を示す。その間にいるスナッピーは、過去の記憶と現在の仲間をつなぐ役割を担っているように見えます。
井上さん自身も、『トイ・ストーリー5』から、変わらずにいてくれるおもちゃへの感謝を感じたと語りました。声優本人が受け取った作品の主題と、思い出を抱えるスナッピーの性格が自然に重なっています。
ブレイズとは?白山乃愛が演じるテック・トリオの持ち主
ブレイズは、ジェシーが思いがけず迷い込む牧場の家で暮らす少女です。
日本版声優は白山乃愛さん、US版声優はマイカル=ミシェル・ハリスさんが担当します。
ブレイズ自身はおもちゃではありません。
それでも主要新キャラとして外せないのは、彼女がスマーティー・パンツ、アトラス、スナッピーの過去を知る人物であり、ジェシーの冒険にも深く関わるからです。
白山さんは、幼い頃から何度も『トイ・ストーリー』を見ており、出演決定後も夢のように感じていると公式コメントで語っています。
ブレイズとジェシーをつなぐ「成長後の時間」
ブレイズとテック・トリオの関係は、子どもがおもちゃを嫌いになったから別れた、という単純なものではありません。
子どもは成長し、必要とする遊びも道具も変わります。おもちゃにとっては忘れられた時間でも、人間側では日常が前へ進んだ結果である場合があります。
この構図は、『トイ・ストーリー2』で描かれたジェシーと元の持ち主エミリーの過去を思い出させます。
ジェシーは、愛されていた時間と、成長によって手放された痛みの両方を知っています。
そのジェシーが、かつてブレイズに必要とされていたテック・トリオと出会う。これは誰かを救う冒険であると同時に、ジェシーが自分の古い傷を別の角度から見つめ直す旅でもあります。
ジェシーとスマーティー・パンツの衝突が、ただの口げんかでは終わらないのもそのためでしょう。
相手の中に自分と似た不安を見つけたとき、すぐに優しくなれるとは限りません。見ないふりをしていた感情ほど、他者の姿を借りて現れると厄介です。

主要新キャラ5人が示す『トイ・ストーリー5』のテーマとは?
主要5人の配置が示すのは、テクノロジーの善悪ではなく、子どもの意思や時間とどう向き合うかという違いです。
リリーパッドは現在のボニーから強く必要とされ、テック・トリオは過去に役目を終えています。ブレイズは、子どもが成長したあとにも、遊んだ時間の意味まで消えるわけではないことを示す人物です。
ここからは、公式設定と劇中描写を踏まえた私の考察になります。
新しいものも、いつか古くなる
第1作のウッディは、最新型のおもちゃだったバズに居場所を奪われる恐怖を抱きました。
それからシリーズの時間が進み、かつて最先端だったバズも、リリーパッドの前では昔ながらのおもちゃの側に立っています。
一方、テック・トリオはデジタル機能を備えていても、すでに古いおもちゃとして眠っていました。
この並びから見えてくるのは、「新しい側」と「古い側」が固定されているわけではないということです。
今日の最新機器も、次の端末が現れれば更新される側になります。忘れられていたテック・トリオは、リリーパッドが将来たどり着くかもしれない場所でもあるのです。
問われるのは機能ではなく距離
主要新キャラは、それぞれ誰かの役に立つ機能を持っています。
- リリーパッドは、ボニーへ多くの答えを与える
- スマーティー・パンツは、子どもの成長を助ける
- アトラスは、目的地への道を示す
- スナッピーは、過ぎた時間を記録する
- ブレイズは、彼らが愛されていた過去を知っている
しかし、彼らを印象深いキャラクターにしているのは、製品としての性能だけではありません。
必要とされなくなる恐怖、もう一度期待することへの警戒、仲間との思い出、誰かが選んだ道に付き合う姿勢。説明書には書かれない感情があるから、私たちは彼らを単なる機械ではなく、おもちゃとして見つめられます。
リリーパッドとジェシーは、どちらもボニーを思っています。
問題は、相手を助けようとするあまり、相手が迷い、考え、想像する時間まで代わりに埋めてしまわないかという点です。
便利さそのものを否定する物語ではありません。
大切なのは、相手が何を必要としているのかを、機能や正論だけで決めつけないこと。アトラスのように道を示したあと、最後の選択を本人へ返す関わり方もあります。
私はそこに、子どもとデジタル機器の関係だけではなく、人と人との距離にも通じる問いを感じました。
誰かを心配する気持ちが強いほど、先回りして答えを渡したくなります。けれども、ときには答えより、一緒に迷う時間のほうが必要なのかもしれません。
本作の新キャラクターたちは、便利さとぬくもりを対立させるためだけに登場したのではないでしょう。
変わり続ける世界のなかで、それでも誰かのそばにいるとはどういうことか。その問いを、異なる機能と異なる時間を持つ5人が、それぞれの立場から照らしています。
『トイ・ストーリー5』主要新キャラ5人のまとめ
『トイ・ストーリー5』で、ジェシーの物語へ直接関わる主要新キャラとして押さえておきたいのは、次の5人です。
- リリーパッド: ボニーの新しいお気に入りとなるカエル型タブレット
- スマーティー・パンツ: 毒舌なトイレ・トレーニング用おもちゃ
- アトラス: 目的地への道を示すカバ型デジタルマップ
- スナッピー: 仲間との思い出を大切にするデジタルカメラ型おもちゃ
- ブレイズ: テック・トリオの元の持ち主である牧場の少女
スマーティー・パンツ、アトラス、スナッピーの3体が、テック・トリオです。
リリーパッドはテック・トリオではなく、ボニーとの時間をめぐってジェシーたちと対立します。しかし、ボニーを助けたいという気持ちは、ジェシーと共通しています。
テック・トリオは、最新技術を持っていても、持ち主の成長によって役目を失うことがあると示しました。
明るい画面、正確な地図、残された写真。どれも誰かと過ごした時間そのものにはなれません。
それでも、相手の意思を置き去りにせず使われるなら、大切な場所へ戻るための助けにはなれる。
新キャラたちが物語へ持ち込んだのは、デジタルとおもちゃの勝敗ではありません。変わっていく子どもを愛しながら、自分の役目も変えていけるのかという、シリーズらしい少し切ない問いでした。
よくある質問
『トイ・ストーリー5』の新キャラは全部で5人ですか?
いいえ。
本記事では、ジェシーの冒険や物語の中心的な対立に直接関わる5人を「主要新キャラ」として取り上げています。映画には、ほかにも新たに登場する人物やおもちゃがいます。
テック・トリオのメンバーは誰ですか?
テック・トリオは、スマーティー・パンツ、アトラス、スナッピーの3体です。
リリーパッドもデジタル機器ですが、テック・トリオのメンバーではありません。
リリーパッドは『トイ・ストーリー5』の悪役ですか?
ジェシーたちと対立しますが、単純な悪役とは言い切れません。
リリーパッドもボニーを助けようとしており、ジェシーとは、ボニーに必要なものについての考え方や方法が異なります。
情報ソース
本記事は、2026年8月3日時点で確認できる以下の公式情報を中心に構成しています。
- ディズニー公式「映画『トイ・ストーリー5』公式サイト」2026年8月3日参照
- ディズニー公式「日本版声優|トイ・ストーリー5」2026年8月3日参照
- Pixar Animation Studios「Toy Story 5」キャラクター紹介、2026年8月3日参照
- ディズニー公式ニュース「スマーティー・パンツ役日本版声優 佐野勇斗さんに決定!」2026年5月18日公開
- ディズニー公式ニュース「リリーパッド役日本版声優に広瀬アリスさんが決定」2026年6月10日公開
- ディズニー公式ニュース「ジェシーたちとリリーパッド出会いの本編映像が解禁」2026年6月12日公開
- ディズニー公式ニュース「ボニー役に天野叶愛さん、ブレイズ役に白山乃愛さんが決定」2026年6月16日公開
- ディズニー公式ニュース「新キャラクターの日本版声優解禁」2026年6月18日公開
- ディズニー公式ニュース「ジェシーとテック・トリオの喧嘩勃発!? 本編映像解禁」2026年7月11日公開
- The Walt Disney Company「Toy Story 5: A Behind-the-Scenes Look at When Playtime Meets Screen Time」2026年6月18日公開
公開日、上映劇場、キャスト表記、関連企画などは変更・更新される場合があります。鑑賞前には、ディズニー公式サイトや各映画館が案内する最新情報をご確認ください。
執筆:月白しずく


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