『ホタルの嫁入り』本編は、2026年1月26日公開の第79話「光が舞う島で」で完結しました。コミックスは12巻まで発売中ですが、12巻が最終巻との公式表記は現時点で確認できません。マンガワン+1
ただし、本編終了後には番外編や外伝「-人斬りと幼童-」が掲載されているため、マンガワンを見ると「まだ続いている?」と感じる状態です。アニメイトの公式案内では、2026年8月掲載分をもって外伝を含む原作が完結するとされています。アニメイトオンラインショップ
つまり現在地をひと言で整理すると、本編はすでに完結済み、原作全体も番外編・外伝を経て完結の段階に入ったということ。ここを分けると、かなり分かりやすくなります。
- 『ホタルの嫁入り』は完結した?第79話が2026年1月26日に最終回
- 『ホタルの嫁入り』は第12巻で完結?最終巻とは公式発表されていない
- 本編完結後は何が続いている?番外編と外伝「人斬りと幼童」
- 『ホタルの嫁入り』最終回「光が舞う島で」はどんな結末?【ネタバレ注意】
- 『ホタルの嫁入り』とは?完結後だから見える紗都子と進平の変化
- 完結した『ホタルの嫁入り』はどこから読む?本編→番外編・外伝がおすすめ
- 『ホタルの嫁入り』完結後はアニメへ|2026年10月ノイタミナ放送
- 私が考える『ホタルの嫁入り』完結の意味|「結婚」より先の人生を描いた
- まとめ|『ホタルの嫁入り』本編は第79話で完結、12巻は最終巻と未確定
- よくある質問
- 情報ソース
『ホタルの嫁入り』は完結した?第79話が2026年1月26日に最終回
はい。橘オレコ先生の『ホタルの嫁入り』本編は完結しています。
マンガワンでは、2026年1月26日に公開された第79話「光が舞う島で」が「最終話」と明記されています。マンガワン
検索すると「完結したらしい」「でもまだ更新されている」と両方の情報が出てくるため、少しややこしいですよね。
私も確認していて、最終話の下に別エピソードが並ぶ画面を見た瞬間、頭の中で小さく「どっちですか」となりました。
まずは時系列を整理します。
項目 2026年8月14日時点の状況
連載開始 2023年1月1日
本編最終話 第79話「光が舞う島で」
本編最終話公開日 2026年1月26日
本編 完結済み
コミックス 12巻まで発売
12巻発売日 2026年6月19日
12巻は最終巻? 最終巻との公式表記は確認できない
本編終了後 番外編・外伝を掲載
原作全体 2026年8月掲載分をもって完結と公式案内
TVアニメ 2026年10月、フジテレビ系「ノイタミナ」で放送予定
『ホタルの嫁入り』は2023年1月1日にマンガワンと裏サンデーで連載開始。小学館の橘オレコ先生へのインタビューでも、当初は隔週月曜更新の作品として紹介されています。小学館コミック
そこから約3年。
紗都子が生き延びるために持ちかけたあまりにも危うい「結婚」は、第79話で一つの終着点へたどり着きました。
大事なのは、第79話以降にエピソードがあるからといって、本編が第80話、第81話と続いているわけではないことです。
ここを理解しておけば、「完結したの? していないの?」問題はほぼ解決します。
「本編完結」と「原作全体の完結」は別
『ホタルの嫁入り』には、少し特殊な二段階の完結があります。
まず2026年1月26日に、紗都子と進平の物語の本筋となる第79話が最終回を迎えました。マンガワン
その後も番外編や外伝が掲載され、アニメイトの原作完結記念フェアでは、2026年8月掲載分をもって原作完結を迎えると明記されています。アニメイトオンラインショップ
したがって、検索するときは、
- 本編の完結=2026年1月26日、第79話
- 番外編・外伝を含む原作全体=2026年8月掲載分で完結
と分けて考えるのが最も正確です。
これはかなり重要なポイントです。
「最終話」という表示だけを見れば1月に終わっている。でも作品ページを追うと、その後にも新しい漫画が追加されている。
どちらも間違いではありません。
物語の大きな扉は閉じたけれど、その扉の横に残っていた小さな窓から、もう少し登場人物たちを見せてもらっていた。
私は今の掲載状況を、そんなふうに感じています。
『ホタルの嫁入り』は第12巻で完結?最終巻とは公式発表されていない
ここは検索する人が特に知りたいところなので、先に答えます。
2026年8月14日時点で、第12巻を「最終巻」とする小学館の公式表記は確認できません。したがって「12巻=最終巻」とは断定できません。
第12巻は2026年6月19日に発売されました。
小学館公式ページでは定価792円(税込)、200ページと案内され、内容紹介では「ついに最終章、開幕」という位置づけになっています。小学館コミック
ここが重要です。
小学館は12巻について「最終章」としていますが、「最終巻」とは書いていません。小学館コミック
日本語として一文字しか違わないのに、意味はかなり違います。
最終章は物語の最後の章。
最終巻は単行本として最後に発売される一冊です。
第12巻発売後も、本編終了後の番外編や外伝が存在するため、未収録エピソードをどのような形で単行本化するのかは別の問題になります。
2026年8月14日時点では、小学館の公式コミックス情報で確認できる最新刊は第12巻です。第13巻を含む、その先の単行本について公式情報を確認できない以上、ここは予想で埋めるべきではありません。小学館コミック+1
したがって、現時点で安全に言えるのは、
「漫画本編は完結済み。ただし、12巻が単行本の最終巻であるとは公式には確認できない」
というところまでです。
「本編が終わった=現在発売されている最新刊が最終巻」と考えたくなる気持ちは分かります。
でも、漫画では連載と単行本で時計が少しずれることがあります。ここを一緒にしてしまうと、検索結果に小さな混乱が生まれます。
単行本派の方は、今後の巻数や発売日について小学館から正式発表が出た時点で確認するのが確実です。

本編完結後は何が続いている?番外編と外伝「人斬りと幼童」
では、第79話で最終回を迎えたのに、なぜマンガワンにはその後の更新があるのでしょうか。
答えは、本編完結後に番外編と外伝が描かれているためです。
マンガワンには本編終了後のエピソードが掲載され、外伝として「-人斬りと幼童-」も展開されています。マンガワン上では2026年7月6日や8月3日付の外伝ページも確認できます。マンガワン+1
一方、アニメイトの原作完結記念フェアでは「現在、マンガワンにて番外編、外伝などを掲載中」としたうえで、2026年8月掲載分をもって原作完結を迎えると案内されています。アニメイトオンラインショップ
つまり現在の『ホタルの嫁入り』は、
本編の続きを延々と描いているのではなく、本編で描き切れなかった人物や関係へカメラを向け直している段階
と考えると分かりやすいでしょう。
ここが、単なる「連載終了後のおまけ」で片づけにくいところでもあります。
『ホタルの嫁入り』は、紗都子と進平の恋だけを一直線に描いてきた漫画ではありません。
進平は、そもそも他人の命に対して普通とは大きく異なる感覚を持った殺し屋でした。
そこへ紗都子が現れます。
病弱で、自分には長い未来がないかもしれないと思いながら、それでも進平と向き合い続けた女性です。
二人が出会ったことで変化したのは、恋愛感情だけではありません。
進平が他者をどう見るのか。
紗都子が自分自身の人生を誰のために使うのか。
その変化まで描いてきたからこそ、本筋が終わったあとで別の人物関係を描くことにも意味が生まれます。
私は外伝を、単なる延長戦というより、本編で起きた変化が進平の人生にどこまで残ったのかを確かめる補助線として読むと面白いと感じています。
本編の結末をもう一度説明するのではなく、その結末へ至った人物を別角度から見る。
最終回のあとだからできる描き方です。
なぜ「完結したのに更新されている」ように見える?
ここは検索ユーザーにとって、意外と大きな疑問でしょう。
マンガワンの作品ページには、本編だけでなく番外編や外伝も同じ『ホタルの嫁入り』の作品ページ内に並びます。
そのため、新しいエピソードの日付だけを見ると「連載はまだ続いている」と見えるわけです。
しかし第79話自体には、マンガワンが明確に「第79話(最終話)」と表示しています。マンガワン
この表示と、アニメイトによる「番外編、外伝などを掲載中」「2026年8月掲載分をもって原作完結」という案内を組み合わせれば、状況はかなり明快です。アニメイトオンラインショップ
第79話=本編の終点。
その後=番外編・外伝の期間。
これが現在の『ホタルの嫁入り』です。
原作完結記念フェアも2026年8月に開催
原作全体が完結段階に入ったことを示す公式情報として分かりやすいのが、アニメイトの『ホタルの嫁入り』原作完結記念フェアです。
開催期間は2026年8月3日から9月6日まで。全国アニメイトとアニメイト通販が対象となっています。アニメイトオンラインショップ+1
フェアでは関連書籍やグッズなど、所定の条件を満たす購入・予約に対して全4種のミニカードが特典として用意されています。アニメイトオンラインショップ
特典はなくなり次第終了する場合があり、対象商品や配布条件が変更される可能性もあります。
利用する場合は、その時点のアニメイト公式案内を確認してください。
「原作完結記念」と大きく掲げられているのを見ると、分かっていたことなのに少し寂しい。
連載中は「早く続きが読みたい」と思っていたのに、終わると「いや、そんなに急いで終わらなくても」と思う。
読者という生き物は、なかなか勝手です。私もきれいにその一員です。
『ホタルの嫁入り』最終回「光が舞う島で」はどんな結末?【ネタバレ注意】
ここからは第79話「光が舞う島で」の結末に触れます。未読の方はご注意ください。
『ホタルの嫁入り』の最終話は、二人が結ばれた瞬間だけを描いて終わる恋愛漫画とは少し違います。
物語は長い時間まで見渡しながら、紗都子との時間を抱えて生きる進平と、二人の愛が人生そのものへどう残ったのかを描きます。
最終回で印象的なのは、恋の成就より「人が誰かを愛したあと、どう生きるか」へ視点が移っていることです。
これは本作の設定を考えると、とても自然でもあります。
紗都子は物語の最初から、自分には残された時間が少ないと考えていました。
そのため『ホタルの嫁入り』には、恋が深くなればなるほど、その幸福と一緒に「時間」がついて回ります。
二人が好き合えば解決、ではない。
好きになったからこそ、いつか失うかもしれない相手とどう過ごすのかが重くなる。
だから最終回で大きな時間の流れまで描いたことは、単なる意外性のためではなく、この作品が最初から抱えてきたテーマを最後まで追った結果だと私は考えています。

最終回が少し分かりにくく感じられる理由
第79話は、登場人物のその後を年表のように一つずつ説明する最終回ではありません。
時間経過や絵の情報を読み取りながら、読者自身が二人の人生をつなぐ余白が残されています。
だからこそ「ここはどういう意味?」「二人は最終的にどうなったの?」と、一度ページを戻りたくなる読者もいるでしょう。
私も読み終えた直後、感想を書くより先にいくつかのページを見直しました。
確認のためです。
ええ、確認です。
感情が追いつかなかったわけではありません。たぶん。
ただ、この説明しすぎない終わり方は、進平というキャラクターの描き方とはよく合っています。
作者の橘オレコ先生は連載初期の小学館インタビューで、進平について表情が出る部分として「目」を意識して描いていると説明しています。小学館コミック
進平は最初から、言葉だけを読めば理解できる人物ではありませんでした。
何を考えているのか。
本気なのか。
冗談なのか。
その境界を、目や行動から読ませる場面が多い。
そんな人物の人生を最後だけ説明文で全部整えてしまわず、読者に読み取らせる余地を残したことには、この漫画らしさがあります。
もちろん、「もっと二人の日常を具体的に見たかった」という感想も自然です。
私にもあります。
かなりあります。
あと十話ほど静かな日常編をください、と言いたくなる心はありますが、それを始めると「あと十話」が「あと三巻」に育つので、ここでは自制します。
『ホタルの嫁入り』とは?完結後だから見える紗都子と進平の変化
『ホタルの嫁入り』は、橘オレコ先生による明治時代を舞台にした恋愛サスペンス漫画です。
2023年1月1日、マンガワンと裏サンデーで連載が始まりました。作者の前作は、全16巻で完結した『プロミス・シンデレラ』です。小学館コミック
主人公・桐ヶ谷紗都子は名家に生まれた女性。
美貌に恵まれる一方で病弱であり、余命が長くないと告げられています。
そんな紗都子が望んでいたのは、自分の恋をかなえることではありません。
家の利益になる相手と結婚し、家族へ恩返しすることでした。マンガワンの公式あらすじでも、この設定が物語の出発点として示されています。マンガワン
ところが命を狙われる事件に巻き込まれ、殺し屋の後藤進平と出会います。
生き延びるため、紗都子が進平へ結婚を提案したことから、二人の奇妙な関係が始まりました。
作者の橘オレコ先生は作品誕生について、殺し屋とお姫様という組み合わせへの興味から発想し、和と洋が混ざる明治時代を舞台に選んだと語っています。小学館コミック
また第1話の「結婚」という展開についても、プロットの中で勢いから入れた言葉を担当編集者に評価されたことがきっかけだったと明かしています。小学館コミック
ここが面白いんですよね。
最初は生き延びるために出た言葉だった「結婚」が、物語の最後まで読むと、まるで違う重さを持って見えてきます。
紗都子にとって結婚は当初、自分の人生を家へ返すための役割でした。
ところが進平と出会い、自分の意思で人を選ぶことを知っていく。
一方の進平は、人の命を奪うことには慣れていても、普通の意味で誰かを愛し、大切にする方法を知らない人物でした。
この二人の関係が単なる「危険な男性に愛される恋愛」で終わらなかったことが、『ホタルの嫁入り』の面白さだと私は思います。
完結してから読み返すと、第1話の意味が反転する
ここからは私の考察です。
完結後に第1話を読み返すと、一番印象が変わるのはやはり「結婚」という言葉ではないでしょうか。
物語の序盤では、生存のための取引に近い。
紗都子は命を守るために進平へ提示し、進平はその申し出を独特の感覚で受け取ります。
しかし物語が進むにつれて、「結婚」は家のためでも、生き延びるためだけでもなくなっていく。
誰と残された時間を生きたいのかという、紗都子自身の意思へ変化していくのです。
そして進平側から見ると、さらに面白い。
人の命を終わらせる側にいた男性が、命に限りがある紗都子と出会ったことで、誰かが生きている時間の重さを知っていく。
私にはこの構造が、『ホタルの嫁入り』という物語の中心に見えます。
限られた命を自覚していた紗都子が、生き方を知らなかった進平へ「生きること」を残す。
だから最終回が若い二人の恋のピークだけでは終わらず、その先の人生まで見せたことにも意味があるのでしょう。
恋のゴールではなく、その恋によって変わった人生を見る。
ここまで描いたことで、「嫁入り」というタイトルも単に結婚を指す言葉ではなくなりました。
完結した『ホタルの嫁入り』はどこから読む?本編→番外編・外伝がおすすめ
これから『ホタルの嫁入り』を読むなら、まず第1話から第79話の本編を掲載順に読み、そのあと番外編・外伝へ進むのが最も自然です。
完結した作品なので、本筋については次回更新を待たずに最後まで追えるのが大きな利点です。
特に本作は、進平への印象が序盤と終盤でかなり変わる漫画。
最初の彼だけを見れば、「この人と恋愛して本当に大丈夫ですか」と紗都子へ確認したくなります。
かなり確認したい。
しかし話を追うほど、「危険な殺し屋」という説明だけでは収まらない部分が増えていきます。
作者自身が「進平の表情が出る唯一の部分が目」と語っていることを知ったうえで読み返すと、視線の変化にも気づきやすくなります。小学館コミック
初読ではサスペンスとして怖かった場面。
恋心が分かってから見ると寂しく感じる表情。
最終回まで知ってから見ると、さらに別の意味を持つ視線。
完結作品を一気に読む面白さは、こうした変化を短い時間でつなげて体験できるところにあります。
ただし、一気読みには一つだけ弱点があります。
次の話がすぐあります。
その次もあります。
「あと一話だけ」という日本語の信頼性が急激に低下しますので、翌朝に予定がある方はお気をつけください。
『ホタルの嫁入り』完結後はアニメへ|2026年10月ノイタミナ放送
漫画は完結しますが、『ホタルの嫁入り』という作品の展開そのものはまだ続きます。
TVアニメは2026年10月からフジテレビ系「ノイタミナ」で放送予定です。ノイタミナ公式ラインナップにも2026年10月作品として掲載されています。ノイタミナ+1
桐ヶ谷紗都子役はLynnさん、後藤進平役は内山昂輝さん。
小学館のコミックス12巻公式ページでも、このキャストと2026年10月放送開始が案内されています。小学館コミック
このアニメ化、原作完結後というタイミングだからこその面白さがあります。
制作側は、紗都子と進平が最終的にどこへたどり着くのかを知った状態で序盤を映像化できます。
これはかなり大きいと思うのです。
作者はインタビューで、進平の感情を「目」で表現していることに加え、第2話には無音をイメージして描いた場面があることも明かしています。小学館コミック
漫画で「無音」として成立していた場面を、映像ではどう表現するのか。
完全に音を引くのか。
呼吸や衣擦れ、環境音だけを残すのか。
劇伴を使うなら、どこまで抑えるのか。
私はここがかなり気になります。
漫画では黒い瞳とコマの間で伝わっていた進平の感情に、内山昂輝さんの声が加わる。
紗都子の強さと身体の弱さ、その両方をLynnさんがどう成立させるのか。
単に「人気漫画がアニメになる」というだけではなく、完結した物語を映像側がどう読み直すのかが2026年秋の大きな注目ポイントでしょう。
原作読者は結末を知っています。
だからこそ、第1話の紗都子の言葉も、進平の視線も、初読とは違う痛みを持つかもしれません。
私が考える『ホタルの嫁入り』完結の意味|「結婚」より先の人生を描いた
ここからは公式情報ではなく、作品を最後まで読んだうえでの私の考察です。
『ホタルの嫁入り』が印象に残るのは、結婚から始まった物語なのに、最後に問われるのが結婚そのものではないところでした。
第1話で紗都子が差し出した結婚は、まず生き残るための手段です。
しかも紗都子自身、それ以前から「家の役に立つ結婚」を人生の役割として受け入れていました。
つまり彼女にとって結婚とは当初、自分が何を望むかより、誰かのために果たすものだったのです。
ところが進平と出会ってから、その意味が少しずつ変わります。
この人を選びたい。
この人と過ごしたい。
自分の残された時間を、自分の意思で使いたい。
その変化こそ、紗都子の物語だったのではないでしょうか。
進平は反対側から変化します。
彼は他者の命を奪うことができる。
けれど、誰かがいなくなる怖さや、誰かと一緒に生きる責任を、最初から理解していたわけではありません。
そんな進平が、時間に限りのある紗都子を愛する。
これはかなり皮肉な構図です。
死に近かった紗都子が、生き方を知らなかった進平に人生を教えていく。
私はここが、本作の最終回まで一本につながったテーマだったと思っています。
だから本編の終点が「結婚できた、よかった」で閉じなかった。
その恋が進平の残りの人生へ何を残したのかまで描く必要があった。
恋愛漫画としては少し苦い。
でも『ホタルの嫁入り』らしい。
もし若い二人が並んで笑う一枚絵だけで終わっていたら、読後感はもっと軽かったかもしれません。
けれど、紗都子がずっと「残された時間」を意識してきた以上、作者はそこから逃げなかった。
私はその選択をかなり好きです。
もちろん、読み終えた直後の私は「もう少し幸せな二人を見せてください」という極めて冷静さを欠いた要求も持っていました。
両方、本音です。
作品を理解することと、推しの幸せを延々見たいことは両立します。
外伝があることで「進平は本当に変わったのか」を考えられる
そして、本編完結後に外伝が置かれたことで、一つ面白い問いが残ります。
紗都子と出会ったことで変わった進平は、紗都子以外の人間に対しても変わったのか。
恋愛作品では、好きな相手にだけ優しい人物を「変わった」と描くこともできます。
けれど、人間として本当に変化したのなら、その影響は恋人以外との関係にも表れるはずです。
だから私は、本編後の外伝を読むとき、進平が誰と会ったのかだけではなく、その人の命をどう扱うようになったのかに注目しています。
それは本編の答え合わせでもあります。
紗都子が進平に残したものは、恋人としての思い出だけだったのか。
それとも、その後の人生で他者を見る目まで変えたのか。
外伝があることで、本編の最終回が少し立体的になる。
この「終わったあとに人物像を深くする」構成は、『ホタルの嫁入り』の完結後エピソードを単なるファンサービス以上のものにしていると私は考えています。
まとめ|『ホタルの嫁入り』本編は第79話で完結、12巻は最終巻と未確定
『ホタルの嫁入り』の本編は、2026年1月26日公開の第79話「光が舞う島で」で完結しました。マンガワンでも第79話は「最終話」と明記されています。マンガワン
一方で本編終了後には番外編や外伝「-人斬りと幼童-」が掲載されており、アニメイト公式では2026年8月掲載分をもって原作完結と案内されています。アニメイトオンラインショップ
そしてコミックスは2026年6月19日発売の第12巻まで刊行済み。
ただし、小学館公式では12巻を「最終章」の巻として紹介しているものの、「最終巻」とは明記していません。そのため、2026年8月14日時点で「全12巻で完結」と断定するのは早いでしょう。小学館コミック
さらに2026年10月からは、フジテレビ系「ノイタミナ」でTVアニメが始まります。ノイタミナ
漫画では終点まで来た二人が、今度は映像の中で最初の出会いへ戻っていく。
完結したから静かになるのではなく、結末を知った私たちがもう一度第1話へ戻る季節が来るわけです。
紗都子が生きるために差し出した「結婚」という言葉。
それが二人の人生をどこまで変えたのかを知ったあとでは、最初の一言も、進平の黒い瞳も、きっと以前とは同じには見えません。
物語の本編はもう終わりました。
それでもページを閉じたあとに残る光まで、きれいに消えてくれる作品ではなかったようです。
よくある質問
『ホタルの嫁入り』はいつ完結しましたか?
本編は2026年1月26日公開の第79話「光が舞う島で」で完結しました。マンガワンでも第79話に「最終話」と表示されています。マンガワン
ただし本編後には番外編・外伝が掲載され、アニメイト公式では2026年8月掲載分をもって原作全体が完結すると案内されています。アニメイトオンラインショップ
『ホタルの嫁入り』は12巻が最終巻ですか?
2026年8月14日時点では、12巻を「最終巻」とする小学館の公式表記は確認できません。
第12巻は2026年6月19日発売で、小学館は「ついに最終章、開幕」と案内しています。したがって「12巻まで発売中」は正しいものの、「全12巻で完結」とは現時点では断定できません。小学館コミック
『ホタルの嫁入り』は最終回後も連載していますか?
本編第79話の続きとして第80話以降が連載されているわけではありません。
本編終了後に番外編や外伝「-人斬りと幼童-」が掲載されているため更新が続いて見えます。公式案内では、2026年8月掲載分をもって外伝を含む原作が完結するとされています。アニメイトオンラインショップ
情報ソース
本記事は、マンガワン『ホタルの嫁入り』第79話(最終話)・外伝掲載情報、小学館コミック『ホタルの嫁入り』第12巻公式情報、小学館コミック「Creator’s Lounge/『ホタルの嫁入り』橘オレコ氏に聞く」、アニメイト『ホタルの嫁入り』原作完結記念フェア、フジテレビ「ノイタミナ」公式ラインナップを中心に、2026年8月14日時点の情報を確認して作成しました。ノイタミナ+4マンガワン+4小学館コミック+4
執筆:月白しずく
共感コピーライター|エンタメ考察ライター|「心の休憩場所」案内人|自己理解ナビゲーター|momoiroblog専属ライター


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