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九条の大罪の菅原役キャストは誰?キャラクターの立ち位置をわかりやすく紹介

介護施設の明るい廊下で威圧感のある代表者と資料を持つ弁護士が向き合う社会派ドラマ風の場面 国内ドラマ
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Netflixシリーズ『九条の大罪』で菅原遼馬を演じるのは、俳優の後藤剛範(ごとう・たけのり)さんです。

菅原は第4話「家族の距離」と第5話「家族の距離2」に登場する介護施設の代表。この記事では、菅原役のキャスト情報、約4億円の遺産をめぐる事件、久我裕也・山城祐蔵・九条間人との関係を、劇中の事実と私の考察に分けて解説します。

『九条の大罪』の菅原役は後藤剛範!何話に登場する?

『九条の大罪』の菅原遼馬役は、後藤剛範さんです。

菅原が事件の中心人物として登場するのは、第4話「家族の距離」と第5話「家族の距離2」。介護施設の運営と高齢者の遺産をめぐる問題を通して、九条間人の恩師・山城祐蔵との対立も描かれます。

まず、検索している方が知りたい情報を簡潔に整理しました。

項目 内容
役名 菅原遼馬
読み方 すがわら・りょうま
キャスト 後藤剛範
立場 介護施設の代表
主な登場話 第4話「家族の距離」/第5話「家族の距離2」
舎弟 久我裕也(吉村界人)
関係する弁護士 山城祐蔵(岩松了)/九条間人(柳楽優弥)
配信開始日 2026年4月2日
配信先 Netflix
話数 全10話・一挙配信

Netflixは2026年1月25日に発表した追加キャスト情報で、後藤剛範さんが演じる菅原遼馬を「介護施設の代表」、吉村界人さんが演じる久我裕也を「菅原の舎弟」と紹介しています。作品は2026年4月2日からNetflixで世界独占配信され、全10話が一挙配信されました。Netflixについて+2Netflixについて+2

原作は、『闇金ウシジマくん』で知られる真鍋昌平さんの同名漫画です。

主人公の九条間人は、半グレや前科者など、一般的には敬遠される依頼人の案件も引き受ける弁護士。若手弁護士の烏丸真司は、九条の道徳や倫理だけでは測れない仕事ぶりに戸惑いながら、彼の信念を見つめていきます。Netflixについて

菅原はシリーズ全体の主人公ではありません。

それでも第4話と第5話を見終えたあと、妙に記憶へ残ります。大声で暴れ続けるからではなく、施設の代表という社会的な肩書を持ち、人を守るはずの場所で主導権を握っているからです。

明るい受付、整えられた書類、専門家の説明。

安心するために用意されたものが、すべて違う方向を向いていたらどうなるのか。「家族の距離」は、その嫌な想像を画面の中だけでは終わらせてくれません。

菅原遼馬は何をした?介護施設「輝幸」の事件を解説

菅原遼馬は、介護施設を運営する立場にありながら、認知症の入居者が残した約4億円の遺産を施設側へ渡す遺言をめぐる問題と、施設内の虐待に関わる人物です。

ここからは第4話・第5話の内容に触れます。

「家族の距離」「家族の距離2」のネタバレを含むため、キャスト情報だけを知りたい方は「菅原と久我・山城・九条の関係」まで読み飛ばしてください。

家守華江の父が約4億円を施設側へ寄付する遺言を残す

事件の依頼人は、渡辺真起子さん演じる家守華江です。

劇中では、介護施設へ入居していた華江の父親が亡くなり、約4億円の遺産を施設側へ寄付する内容の遺言が残されていたことが明らかになります。

父親は認知症を抱えていました。

そのため華江は、遺言が本当に父親の自由な意思によって作られたのか疑い、財産を取り戻すために九条へ相談します。

ここで九条たちの前に立ちはだかるのが、遺言の形式です。

劇中では、遺言を作成する様子を記録した映像など、施設側の主張を支える材料が用意されています。さらに、その手続きには九条の恩師である弁護士・山城祐蔵も関わっていました。

つまり、誰が見ても分かる雑な偽造ではありません。

外側だけを見れば、弁護士が関与し、本人も意思を示しているように見える。だからこそ、華江側が不自然さを訴えても、簡単には覆せない状況になっています。

この時点で、私はかなり息苦しくなりました。

明らかに怪しい紙なら疑えます。しかし、正しく見えるよう丁寧に整えられた紙は、疑う側を「感情的な家族」に見せてしまうことがあります。

制度そのものではなく、制度に与えられた信用が利用されている。

菅原の事件が単純な財産トラブルより重く感じられるのは、そのためでしょう。

介護施設の内部では入居者への虐待も行われていた

劇中の介護施設では、遺産問題だけでなく、入居者に対する不適切な扱いや虐待も描かれます。

菅原の舎弟で、施設の現場にいる久我裕也らの行為が記録された映像は、事件を動かす重要な材料になります。

Netflixも配信前の作品紹介で、本作が扱う社会問題の一つとして介護施設における虐待を挙げていました。Netflixについて

ここで区別しておきたいのは、劇中で現場の行為を実行する人物と、施設を運営・支配する立場の人物は同じではないという点です。

久我は現場で入居者に接しています。

一方の菅原は施設の代表として、久我を自分の影響下に置いている人物です。

菅原自身の責任や認識の範囲については、場面ごとの行動や会話から読み取る必要があります。記事を書く側が、映像で明示されていない内心まで事実として断定してはいけません。

そのうえで私には、菅原は「現場で何が起きているかを知らない名目上の代表」には見えませんでした。

久我に対する態度や、問題が表面化した際の動きからは、施設内の上下関係を理解し、自分の損失を避けようとする人物像が浮かびます。

これはあくまで演出と芝居から受け取った印象です。

ただ、菅原が現場から離れた位置にいるからこそ、かえって怖い。自分の手を汚す人物だけを見張っていても、その上で利益を得る人間までは見えにくいからです。

九条は裁判だけに頼らず事件を動かす

九条は、華江の父親に遺言を作成する能力がなかったと主張するだけでは、施設側が用意した材料を崩しにくいと判断します。

そこで、遺言の有効性を法廷で正面から争うことだけに固執せず、施設の運営実態や周囲の利害関係を含めて状況を動かしていきます。

ドラマでは、介護施設で起きていた行為を記録した映像が、菅原側へ圧力をかける材料になります。

九条が選ぶのは、相手に道徳を説き、心から反省させる方法ではありません。

菅原側が何を失いたくないのかを見極め、依頼人が求める結果へ近づける方法です。

ここは、九条という弁護士をどう見るかで印象が変わる場面でしょう。

正義の味方らしく、すべてを公の場で裁いてほしいと感じる人もいるはずです。

しかし、華江が九条へ依頼した目的は、菅原を美しく成敗する物語を見ることではありません。父親の遺産を取り戻すことです。

九条は、視聴者が求める爽快感より、依頼人が現実に得られる結果を優先します。

少し冷たい。かなり危うい。それでも、話を聞いて一緒に怒るだけでは財産は戻りません。

九条の仕事には、慰めとは別の形をした現実的な誠実さがあります。

※画像はAIによるイメージ

菅原と久我・山城・九条の関係は?

菅原遼馬の立場は、久我裕也、山城祐蔵、九条間人との関係を見ると理解しやすくなります。

4人は同じ目的で動く仲間ではありません。

上下関係、仕事上の利害、師弟として積み重ねた時間が別々の方向から絡み合い、事件を複雑にしています。

久我裕也は菅原の舎弟で介護施設の現場にいる

吉村界人さん演じる久我裕也は、Netflixの公式発表で菅原の舎弟と説明されています。Netflixについて

劇中では介護施設の現場におり、入居者に直接接する立場です。

しかし、菅原との関係は、一般的な会社の代表と従業員という言葉だけでは説明できません。

久我は入居者に対しては力を持つ側ですが、菅原の前では指示を受け、威圧される側へ回ります。

ここに描かれているのは、一方向だけの暴力ではありません。

上位の人物から支配された人間が、その圧力をさらに弱い立場の人へ流していく構造です。

もちろん、誰かに支配されていたからといって、久我の行為が許されるわけではありません。

むしろ作品は、被害を受けた経験と、別の誰かを傷つけた責任を分けて考える必要があると示しているように見えます。

久我をかわいそうな部下だけにしてしまっても、残酷な職員だけにしてしまっても足りません。

人は支配される側にいながら、別の場所では支配する側にもなれる。その居心地の悪い現実が、久我という人物には詰まっています。

山城祐蔵は菅原側の手続きに関与した九条の恩師

岩松了さん演じる山城祐蔵は、九条を育てた恩師にあたるベテラン弁護士です。

「家族の距離」では、介護施設側の遺言作成に山城が関与していたことから、九条は自分へ法律家としての考え方を教えた人物と向き合うことになります。

原作漫画でも、「家族の距離編」は九条と元ボス弁である山城の対立を含むエピソードとして描かれています。小学館は第3巻の紹介で、介護詐欺をめぐる場外戦が決着し、九条が山城と対峙する展開を案内しています。小学館eコミックストア+1

ここで注意したいのは、山城が何をどこまで知っていたのかを、視聴者の推測だけで決めつけないことです。

遺言作成へ関与した事実と、施設内部のすべてを把握していたかどうかは別の問題になります。

一方で、弁護士という専門家が手続きへ加わることで、遺言の外見上の信用が高まったことは確かです。

九条は、山城が積み上げてきた経験や技術を知っています。

だからこそ、相手の準備を軽く見ることもできません。

第4話・第5話で柳楽優弥さん演じる九条は、山城の前で感情を大きく爆発させません。

これは劇中で本人が理由を説明したわけではありませんが、私には、敬意も失望も簡単な一言にできず、仕事へ集中することで押し込めているように見えました。

師匠を超える、恩師を倒す。

言葉にすると派手ですが、画面にあるのはもっと静かな断絶です。

かつて近い場所から法律を見ていた二人が、同じ事件を前にして、もう同じ方向を向いていない。その距離もまた、「家族の距離」という題名の奥へ重なります。

九条は菅原の味方ではなく家守華江の代理人

九条は菅原や山城と接点を持ちますが、菅原を守るために動いているわけではありません。

第4話・第5話で九条へ依頼するのは、父親の遺産問題を抱えた家守華江です。

九条が優先するのは、華江が何を求め、そのためにどのような手段が取れるのかという点。

菅原を道徳的に許しているわけでも、怒りに任せて罰しようとしているわけでもありません。

『九条の大罪』では、弁護士の仕事と社会的な正義が、いつも同じ形になるとは限りません。

依頼人の利益を守ることが、世間全体にとって最も美しい結末になるとも限らない。

九条は、そのずれを理解したうえで仕事をしています。

見ている側としては、もう少し怒ってほしい瞬間もあります。

ですが、九条が感情を爆発させたところで、依頼人に有利な証拠が増えるわけではありません。こちらの気持ちよさに付き合ってくれないところまで含めて、九条間人なのでしょう。

菅原役・後藤剛範はどんな俳優?

後藤剛範さんは、1983年6月27日生まれ、東京都出身の俳優です。

舞台と映像作品の両方で経験を重ね、体格を生かした迫力のある役だけでなく、愛嬌や繊細さを感じさせる人物も演じてきました。

代表的な出演作として知られているのは、次のような作品です。

  • Netflixシリーズ『全裸監督』ラグビー後藤役
  • ドラマ『来世ではちゃんとします』シリーズ 林勝役
  • ドラマ『新空港占拠』松長仁役
  • Prime Video『龍が如く~Beyond the Game~』冴島大河役
  • 映画『大事なことほど小声でささやく』ゴンママ役
  • ドラマ『ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!』山下牧尾役
  • 映画『アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師』村井竜也役

後藤剛範さんは、画面に現れただけで空間の重心を変えられる俳優です。

ただし、その存在感がいつも恐怖へ向かうわけではありません。

『大事なことほど小声でささやく』のゴンママ役では、大きな身体と柔らかな声が、人を受け止める安心感につながっていました。

菅原役では、同じ身体的な存在感が逆方向へ働きます。

相手より少し近い距離に立つこと。

返事を急がず、相手が困る時間をそのまま残すこと。

自分がその場を支配していると、わざわざ説明しないこと。

後藤さんは、菅原の怖さを怒鳴り声だけに頼らず表現しています。

後藤剛範の菅原役はなぜ静かなのに怖い?

菅原は、登場するたびに感情を爆発させる人物ではありません。

むしろ印象に残るのは、周囲が従うことを当然だと思っているような立ち方と、相手の出方を待つ視線です。

これは私の演技解釈ですが、菅原には「自分は怖い人間だ」と見せようと力む瞬間があまりありません。

すでに周囲が自分を恐れていると知っているため、必要以上に動かない。

その静けさが、かえって逃げ道のなさを感じさせます。

体格の大きな俳優が、力のある悪役を演じる。

説明だけなら珍しくありません。

しかし後藤さんは、身体の大きさを見せつけるより、相手との距離や沈黙へ変換しています。

菅原が部屋へ入ると、会話の速度が少し変わる。

誰かが話していても、最終的な決定権は別の場所にあるように見える。

その空気を作れることが、後藤剛範さんを菅原役に起用した大きな意味ではないでしょうか。

※画像はAIによるイメージ

「家族の距離」は原作漫画の何巻?ドラマとの違いは?

原作漫画の「家族の距離編」は、第2巻から第3巻にかけて収録されています。

小学館は第2巻について、高齢者介護施設の暗部に切り込む「家族の距離編」を収録していると紹介。第3巻では、介護詐欺をめぐる場外戦が決着し、九条と山城の対立や家守の父への思いが描かれると案内しています。小学館コミック+2小学館+2

作品 「家族の距離」の範囲
原作漫画 第2巻から第3巻
Netflixドラマ 第4話「家族の距離」/第5話「家族の距離2」

ドラマ版は、原作の介護施設事件を軸にしながら、九条と烏丸の関係、九条と山城の師弟関係を全10話の流れへつなげています。

また、第5話では家守華江の感情が、映像と俳優の芝居によって、原作より直接的に伝わる形へ再構成されています。

原作は人物と一定の距離を取り、読者に表情や間から感情を考えさせる場面が多い作品です。

一方、ドラマではカメラが華江の表情へ近づき、父親を介護施設へ預けたことへの思いや後悔を、視聴者が受け取りやすい形で描いています。原作と実写版の違いについては、第5話の華江の場面が象徴的な変更として指摘されています。Real Sound|リアルサウンド

どちらが優れているという話ではありません。

漫画では、突き放されたような距離があるからこそ、読者が自分で感情へ近づいていく余白があります。

ドラマでは、渡辺真起子さんの表情と声によって、家族として抱えてきた迷いが目前まで届きます。

知っていた展開でも、声がつくと痛みの形が変わる。

実写化の面白さは、原作の答え合わせではなく、同じ出来事を別の距離から見直せるところにあるのだと思います。

菅原の事件が『九条の大罪』で重要な理由を考察

ここからは、劇中で描かれた内容を踏まえた私の考察です。

菅原の事件が重要なのは、分かりやすい悪人が法律を無視する話ではなく、正しく見える手続きが弱い立場の人を追い詰める可能性を描いているからだと考えます。

遺言書がある。

作成時の映像がある。

弁護士も関与している。

一つひとつは、本人の意思を守るために必要とされるものです。

しかし、それらがそろっていることと、本人が何の圧力も受けずに決断したことは、必ずしも同じではありません。

なお、ドラマの事件と現実の法律は分けて考える必要があります。

現実の遺言の有効性は、遺言者の状態、作成方法、当時の意思能力、関係資料など、個別の事情によって判断されます。ドラマ内の展開だけを、現実の遺言や介護施設への寄付全般へ当てはめることはできません。

作品が突きつけるのは、制度が無意味だという話ではないでしょう。

制度は必要です。

ただ、形式が整っていることだけで、人間の自由意思まで完全に証明できるのか。その隙間へ入り込む人物がいたとき、誰が異変を見つけるのかを問うています。

菅原は制度の外ではなく内側にいる

『九条の大罪』には、外見や言動から危険だと分かる人物も登場します。

菅原の特徴は、介護施設の代表という社会的な役割を持っていることです。

介護施設は、高齢者本人と家族が、生活や命に関わる部分を託す場所。

菅原は、その信用がなければ成り立たない仕事の内側にいます。

危険な人物が制度の外にいるなら、私たちは境界線を引き、近づかないという選択ができます。

しかし、肩書、建物、契約、専門家の説明を伴って現れた場合、最初から疑うことは簡単ではありません。

ここが菅原の最も不穏な部分です。

彼は暗い路地から突然現れるのではありません。

明るい施設の受付にいて、代表として話をします。

不自然なことを正しく見せるためには、派手な嘘より、信用されている仕組みを借りたほうが早い。

菅原のエピソードは、高齢者介護だけでなく、私たちが普段、肩書や紹介者や書類をどのように信用しているかという問題にもつながっています。

九条が守ろうとするのは抽象的な正義より依頼人の選択

九条は、菅原を社会の前で完全に断罪することだけを目的にはしていません。

彼が見ているのは、華江が何を取り戻したいのか、そのために現実的な方法があるかという点です。

これは気持ちよく悪を倒す物語とは少し違います。

すべての悪事が明らかになり、関係者が心から反省し、失われた時間まで元へ戻るわけではありません。

法律が取り戻せるものには限界があります。

華江と父親が離れていた時間や、父親を施設へ預けたことへの迷いまで、裁判や交渉で消すことはできないでしょう。

それでも、奪われた可能性のある財産まで諦める必要はありません。

九条は、取り戻せないものと、まだ取り戻せるものを分けています。

個人的には、九条の冷たさは感情が欠けているからではなく、感情だけでは依頼人を守れないと知っている人の冷たさに見えました。

一緒に怒ることはできます。

一緒に悲しむこともできます。

けれど、怒りや悲しみを共有しただけでは、相手が用意した書類も力関係も動きません。

九条が差し出すのは、優しい言葉より先に、現実を変えるための手段です。

人として親しみやすい弁護士かと聞かれると、私は少し考えます。依頼人として必要かと聞かれたら、答えはかなり早く出そうです。

「家族の距離」は華江だけでなく九条と山城にも重なる

「家族の距離」という題名は、華江と父親の関係を指していると考えるのが自然です。

しかしドラマ版では、九条と山城の関係にも重なって見えます。

山城は九条にとって、単なる敵方の弁護士ではありません。

法律家としての考え方や技術を受け取った恩師です。

近かったからこそ、違う場所へ立ったときの距離がはっきりする。

相手を何も知らない悪人として切り捨てられないからこそ、九条の沈黙には別の重さが生まれます。

家族も師弟も、関係が近ければ同じ考えになるわけではありません。

大切に思っていても離れることがあります。

離れてから初めて、言えなかったことや、見ないようにしていた違いに気づくこともあります。

第4話・第5話は介護施設の不正を扱う事件編でありながら、近しい相手と分かり合えなかった人たちの物語でもあります。

事件が解決へ向かっても、すべての距離が埋まるわけではない。

その残り方が、『九条の大罪』らしい後味なのでしょう。

まとめ

Netflixシリーズ『九条の大罪』で菅原遼馬を演じるのは、俳優の後藤剛範さんです。

菅原が事件の中心となるのは、第4話「家族の距離」と第5話「家族の距離2」。介護施設の代表として、認知症の入居者が残した約4億円の遺産をめぐる問題や、施設内で行われていた虐待に関わります。

菅原の舎弟・久我裕也を演じるのは吉村界人さん。

遺言作成へ関わった九条の恩師・山城祐蔵を岩松了さん、依頼人である家守華江を渡辺真起子さんが演じています。

原作漫画の「家族の距離編」は第2巻から第3巻に収録され、ドラマでは九条と山城の師弟関係や華江の感情が、全10話の物語に合わせてより明確に描かれました。

後藤剛範さんの菅原役が印象に残るのは、体格や怒鳴り声だけで威圧する人物ではないからです。

相手との距離、返事を待つ沈黙、その場の決定権を握っている人間の静けさ。

目立つ動きをしていない時間にまで、菅原の支配性がにじんでいます。

受付は明るく、書類も整っている。

それでも、その場所で誰の意思が置き去りにされていたのか。

「家族の距離」を見終えたあとには、紙に残された言葉と、その人が本当に望んだことの間にある空白が、簡単には消えずに残ります。

よくある質問

『九条の大罪』の菅原役は誰ですか?

菅原遼馬役は、俳優の後藤剛範さんです。Netflixが2026年1月25日に発表した追加キャスト情報で公表されました。

菅原遼馬は何話に登場しますか?

菅原が介護施設事件の中心人物として登場するのは、第4話「家族の距離」と第5話「家族の距離2」です。

菅原遼馬はどのような人物ですか?

介護施設の代表です。約4億円の遺産を施設側へ寄付する遺言をめぐる問題や、施設内で起きていた虐待に関わります。

菅原と久我裕也の関係は?

久我裕也は菅原の舎弟です。介護施設の現場で働き、菅原の影響下に置かれている人物として描かれます。久我役は吉村界人さんです。

原作漫画の「家族の距離編」は何巻ですか?

「家族の距離編」は、原作漫画の第2巻から第3巻にかけて収録されています。

『九条の大罪』はどこで見られますか?

2026年4月2日からNetflixで世界独占配信されています。全10話の一挙配信です。

WRITER: 月白しずく

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