『ズートピア2』の隠れキャラで特に注目したいのは、『レミーのおいしいレストラン』を再現したネズミとライオンシェフの場面です。ただし、青いネズミが「レミー本人」であるとは公式に確定していません。
映画を観ていて、物語を追うだけで精いっぱいだった人も多いはずです。私もジュディとニックとゲイリーを目で追いながら、背景まで確認しようとして早々に敗北しました。目が足りません。
でも『ズートピア2』は、そこで終わらない映画です。
厨房のネズミ、過去のディズニー作品を思わせる看板や演出、ZPDに残された意味深な文字、そしてエンドクレジット後に舞い落ちる一枚の羽――。
「ズートピア2の隠れキャラはどこ?」「レミーは本当に出ている?」「隠れディズニーには何がある?」という疑問を、確認できる事実とファン考察を分けながら整理します。
※この記事は『ズートピア2』本編およびエンドクレジット後の場面に触れています。ネタバレを避けたい方は鑑賞後にお読みください。
この記事を読むとわかること
- ズートピア2の代表的な隠れキャラ
- レミーらしきネズミが登場する場面
- 「レミー本人」と断定できるのか
- 『レミーのおいしいレストラン』との演出上の共通点
- ズートピア2に仕込まれた隠れディズニー・映画オマージュ
- ZPDのWi-Fiパスワードが意味すると考えられていること
- エンドクレジット後の「羽」とズートピア3の関係
- Disney+で隠れキャラを探すときの見方
ズートピア2の隠れキャラは?レミーらしきネズミが実際に登場
『ズートピア2』で最も分かりやすく、検索でも注目されている隠れキャラが、リンクスリー家のガラで展開する厨房のネズミです。
ジュディたちがゲイリーを追う慌ただしい場面の中、ライオンの料理人が登場します。そして帽子が外れた瞬間、頭上にはネズミの姿が。
構図を見れば、『レミーのおいしいレストラン』を知っている人ならかなりの確率で反応するはず。
「あ。レミーだ」
物語が全力疾走している途中なのに、こちらの脳だけ2007年のパリへ飛びます。
ズートピア2のレミーはどこにいる?
レミーを思わせるネズミが確認できるのは、リンクスリー家のガラでジュディたちがゲイリーを追跡する厨房の場面です。
大きな帽子をかぶったライオンのシェフに注目してください。
帽子が外れると、ネズミがライオンのたてがみを引っ張るような姿が見えます。
これは『レミーのおいしいレストラン』で、料理のできない青年リングイニをレミーが髪の毛を引っ張って動かす場面をほぼ真正面から思い出させる演出です。
「ネズミがいるらしい」と知らずに観ると、ジュディたちの追跡に視線を奪われて見落とす可能性があります。
逆に場所を知った状態で見返すと、かなり分かりやすい。
隠れキャラというより、制作陣が一瞬だけ開けた「別作品への小さな扉」に近いかもしれません。
ズートピア2に出るネズミはレミー本人なの?
ここは検索している人が最も知りたいところなので、はっきり分けておきます。
『ズートピア2』に登場する青いネズミが、『レミーのおいしいレストラン』のレミー本人だと公式設定として確定したわけではありません。
一方で、演出が『レミーのおいしいレストラン』を意識したイースターエッグであることは非常に明確です。
ライオンシェフには、監督のジャレド・ブッシュがSNS上でファンの提案を受け、「Alfredo Lionguini(アルフレド・ライオングイニ)」という名前を採用しています。
「Lion」と『レミーのおいしいレストラン』の青年料理人「Linguini」を合わせた名前ですね。
ここまで来ると、偶然という逃げ道はかなり細い。
ただし、
レミーを再現したネズミ=レミー本人
と、
レミーを意識したネズミ=『レミーのおいしいレストラン』へのオマージュ
は別です。
SEO記事ではここを混ぜたくありません。
検索では「ズートピア2 レミー」と入力したくなる場面ですが、正確にはレミーを強く連想させるネズミのイースターエッグと表現するのがいちばん安全でしょう。
あのシェフ帽の中にネズミがいる理由
本家『レミーのおいしいレストラン』では、料理の才能を持つネズミのレミーがリングイニの髪を引っ張り、彼の動きを操りながら料理を作ります。
『ズートピア2』では、その関係が動物社会仕様になっているのがおもしろいところ。
人間のリングイニではなく、ライオンの料理人をネズミが操るように見える。
ズートピアではネズミもライオンも同じ「社会を構成する動物」なので、その世界観に合わせながら元ネタだけを残しています。
単純にレミーを画面へ置くより、私はこの方法のほうが好きです。
作品同士を無理につなげず、それでも知っている人だけには一瞬で伝わる。
イースターエッグのお手本のような作り方です。
『レミーのおいしいレストラン』との共通点が細かい
共通するのは「帽子の中にネズミがいる」という一点だけではありません。
注目したいのは、
- 厨房という舞台
- 大型の料理人と小さなネズミの組み合わせ
- 頭上からネズミが動きをコントロールする構図
- 一瞬で通り過ぎるテンポ
- 料理映画を知っている観客だけが二重に笑える仕掛け
という重なりです。
さらに『ズートピア2』の音楽を担当したマイケル・ジアッチーノは、『レミーのおいしいレストラン』でも音楽を担当しています。
つまり映像だけでなく、制作スタッフのつながりまで含めると、この一瞬はかなり濃い。
原作を少し確認するつもりが三巻先まで進むタイプの私に、こういう制作背景を渡してはいけません。調べる場所が増えます。
「Raccacoonie」まで重なって見える二重構造
さらに海外では、この場面が『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』に登場した架空映画「ラカクーニ」も連想させると指摘されています。
同作では『レミーのおいしいレストラン』をもじる形で、アライグマが料理人を操るというギャグが登場しました。
『ズートピア2』の厨房でも、ネズミを見た別の料理人が反応することで、単なるレミー再現だけではない「映画を知っているほど笑える層」が生まれています。
ここまでいくと小ネタなのに情報量が妙に多い。
数秒の場面ですよ。制作陣、楽しみすぎではないでしょうか。
ズートピア2の隠れディズニーは?オマージュ小ネタを整理
『ズートピア2』にはレミー以外にも、ディズニー作品や映画史を知っている観客向けのイースターエッグが散りばめられています。
ただし注意したいのは、ネット上で語られている「隠れディズニー」のすべてが公式確認済みではないこと。
そこでここでは、映画内で確認しやすいものと、ファンの間でオマージュとして解釈されているものを分けて見ていきます。
ピーターパンを思わせる「Hook’s Bait & Tackle」
マーシュ・マーケット周辺には、「Hook’s Bait & Tackle」と読める釣具店の看板が登場すると紹介されています。
「Hook」と釣具店。
ディズニーファンなら『ピーター・パン』のフック船長を連想する組み合わせです。
背景の店名なのでストーリーには関係しませんが、こういう「ズートピアなら本当にありそうな店」として元ネタを世界の中へ溶かすのが巧みなんですよね。
「フック船長を出しました」と主張しない。
店の名前だけ置いて去る。
気づいた側だけちょっと嬉しい。この距離感がちょうどいい。
『わんわん物語』を思わせる音楽の引用
隠れディズニーは、キャラクターや看板だけではありません。
『ズートピア2』では、場面によって過去のディズニー作品を連想させる音楽的な引用・演出も指摘されています。
その代表例として挙げられるのが、『わんわん物語』のロマンチックな場面を思わせる要素。
イースターエッグというと画面の端にいるキャラクターを探しがちですが、耳で見つける隠しネタもあります。
2回目に観るときは背景だけでなく、曲が急にどこか懐かしくならないかにも注意してみてください。
「隠れキャラを探していたのに音まで聞け」と言われる映画です。やはり忙しい。
『塔の上のラプンツェル』を連想させる動きも
『ズートピア2』のキャラクターの身振りやアクションには、過去のディズニーアニメーション作品を連想させる場面もあります。
ただし、ここは「同じ動きをしている=公式オマージュ」と断定しないほうがよい領域です。
アニメーションでは、キャラクターの性格を伝えるために似た演技設計が使われることがあります。
そのため、「フリン・ライダーっぽい」「ラプンツェルのあの場面を思い出した」という見方は楽しいものの、公式に明言されていない部分はファン解釈として楽しむのが正解です。
「Mickey’s Mix」「Elsa’s Ice」は本当にある?
元記事では「Mickey’s Mix」「Elsa’s Ice」など、ミッキーや『アナと雪の女王』を思わせるブランド名も紹介していました。
ただ、今回あらためて公式情報や複数の資料を確認した範囲では、これらを『ズートピア2』の確定イースターエッグとして裏付けられる一次情報は確認できませんでした。
そのため、本記事では「映画に確実にある隠れディズニー」としては断定しません。
背景ネタは静止画や映像が拡散される過程で、別作品やファン制作画像と混ざることもあります。
隠れキャラ探しは楽しい。
でも、「見つけたい気持ち」が先に走ると、存在しないものまで見えてしまうことがあります。オタクの目は優秀ですが、ときどき想像力も優秀すぎます。
背景に潜む“ディズニーの遺伝子”たち
『ズートピア2』のおもしろさは、別作品のキャラクターをそのまま登場させることだけではありません。
過去のディズニーやピクサー、さらに一般映画の記憶を、ズートピアの世界に合わせて変形して使うところにあります。
『バグズ・ライフ』を思わせる「Crush the Bugs」
ファンの間で紹介されている背景ネタの一つに、IT・オフィス系の場面に見られる「Crush the Bugs」という表現があります。
英語ではコンピューターの不具合を「bug」と呼ぶため、「バグをつぶせ」という職場スローガンとして自然に成立します。
一方でDisney・Pixar作品には『バグズ・ライフ』がある。
だからファンには二重の意味に見えるわけです。
こういう小ネタはズートピアと相性がいいんですよね。
動物名、企業名、職業名を言葉遊びに変えられる世界なので、普通の街並みを作るだけでイースターエッグの置き場所が無数にできます。
隠れキャラというより“隠れブランド”も探したくなる
ズートピアの街を見ていると、店名や商品名そのものがギャグになっています。
これは1作目から続くシリーズの特徴です。
現実社会にあるブランドやサービスを動物社会風に変換することで、「動物が人間のように暮らしている」という設定を説明台詞なしで補強しています。
そのため『ズートピア2』で背景のブランド名を探すときは、
「ディズニーキャラの名前があるか」だけではなく、「人間社会の言葉が動物仕様にどう変換されているか」
という視点で観ると、発見が増えます。
私はこの部分こそ『ズートピア』らしいと思っています。
ミッキーを置けばディズニー作品だと分かる。
でもズートピアは、街そのものの言語体系を作る。
看板一枚にも世界観の仕事をさせているんです。
ミッキーらしき形やキャラクターは「確定」と「連想」を分ける
隠れミッキー探しもディズニー映画鑑賞の楽しみの一つですが、「丸が三つある=全部公式の隠れミッキー」とは限りません。
また、警察署などに置かれた小物がミッキーに見えるという指摘もありますが、公式がイースターエッグとして説明していないものについては断定できません。
だからこそ、この記事では
- 制作側が明確に遊んでいると判断できるもの
- 映像で確認できても元ネタが公式未確認のもの
- ファン考察にとどまるもの
を分けています。
「正解リストを覚えて探す」だけではなく、自分が何を連想したかまで楽しめるのが映画ですから。
ひとつ見つけると背景ばかり見てしまう
レミーの厨房ネタを一度知ってしまうと、2回目の鑑賞で目の使い方が変わります。
ジュディを見る。
ニックを見る。
ゲイリーを見る。
背景の看板を見る。
通行人を見る。
何かいないか探す。
……物語が進んでしまいました。
本末転倒です。
それでも楽しいのが『ズートピア2』。
一度目は事件とキャラクターを追い、二度目は都市を歩くように背景を見る。そんな鑑賞方法がかなり向いています。
ズートピア2にはディズニー以外の映画オマージュもある
「ズートピア2 隠れディズニー」で検索するとディズニー作品ばかりに注目してしまいますが、本作の仕掛けはそれだけではありません。
映画史そのものへのオマージュもかなり大胆です。
ここを知ると、『ズートピア2』が単なる自社作品ネタ集ではないことが分かります。
雪の迷路は『シャイニング』を思わせる
特に分かりやすいのが、終盤の雪景色と迷路を使った場面。
スタンリー・キューブリック監督の映画『シャイニング』を思わせる構図として広く指摘されています。
『シャイニング』を知っている観客には、雪と迷路が出た時点で少し嫌な予感がする。
子どもは追跡劇として楽しめる。
大人の映画ファンは別の記憶が勝手に起動する。
同じ画面を観ているのに、鑑賞者の映画経験によって違う層が見える。
これもイースターエッグの強さです。
ベルウェザーの再登場には『羊たちの沈黙』を連想させる演出
前作で事件の中心人物だったベルウェザーも、『ズートピア2』では映画ファンが反応しやすい形で扱われます。
その面会・収監の雰囲気から、『羊たちの沈黙』を連想した人も少なくありません。
しかもベルウェザーは羊。
英題『The Silence of the Lambs』の「Lambs=子羊」とまで重なります。
ここまで来ると、制作陣がニヤニヤしている姿まで想像してしまう。
もちろん作品内ではシリアスな情報交換の場面として機能しており、元ネタを知らなくても成立します。
知識がなくても物語を邪魔しない。知っていると一段深く笑える。
このバランスが『ズートピア2』の隠しネタの上手さです。
これ伏線じゃない?ZPDの文字列とズートピア3のヒント
『ズートピア2』には、単なる過去作品へのオマージュではなく、次の物語を予感させるイースターエッグもあります。
その代表が、ZPDで一瞬映るWi-Fiパスワードです。
ZPDのWi-Fiパスワード「P@Rt3izFr&Brd…」とは?
本編のZPDに、記号を含んだ不思議な文字列が映ります。
ファンの間で注目されたのが、
P@Rt3izFr&Brd…
という表記。
完全な表記には資料によって細かな読み取り差がありますが、前半部分は
「Part 3 is for real and birds are too」
すなわち、
「パート3は本当にある。そして鳥もいる」
という趣旨に読めるのではないか、と考察されています。
ここで重要なのは、単独ならファンの暗号解読で終わるところ。
『ズートピア2』にはもう一つ、はるかに分かりやすい「鳥」のヒントがあります。
エンドクレジット後に落ちてくる一枚の羽
エンドクレジット後、ジュディの部屋の窓辺に一枚の羽が舞い落ちます。
前作『ズートピア』では社会の中心にいたのは哺乳類。
『ズートピア2』ではそこへ爬虫類のゲイリーが現れ、街の成立そのものに隠された歴史へ踏み込みました。
そして最後に「鳥」。
映画がわざわざクレジット後まで観客を残し、一枚の羽だけを見せる。
少なくとも、意味のない小道具とは考えにくいでしょう。
なお、監督ジャレド・ブッシュは後に、この場面で使用された鳥の影と羽について、制作時間の都合から『モアナと伝説の海』のタカに変身したマウイの素材を流用したことを明かしています。
ここはかなり面白い裏話です。
つまり画面上の羽には『モアナ』由来の制作上のつながりがありますが、ズートピア世界にマウイが存在するという設定ではありません。
「隠れディズニー」という意味では制作レベルで『モアナ』までつながっていた。
でも物語上のクロスオーバーではない。
この違いは覚えておきたいところです。
ズートピア3で鳥が登場する?
ここからは公式発表ではなく、私の考察です。
Wi-Fiパスワードとエンドクレジット後の羽を重ねると、次にズートピアの世界へ加わる大きな動物分類が「鳥類」になる可能性はかなり意識されていると考えられます。
第1作では哺乳類社会の捕食者と被捕食者。
第2作では、そもそも都市の外へ追いやられていた爬虫類。
もし次に鳥が来るなら、テーマは単純な「新しい動物の登場」では終わらないはず。
空を移動できる種とできない種。
都市に定住する動物と渡りをする動物。
地上中心に設計された社会と空の生活圏。
考え始めると、街の構造そのものをまた作り直せます。
ズートピアという都市は完成された舞台ではなく、映画が一本増えるたびに「実は見えていなかった住民」が現れる構造なのかもしれません。
これはシリーズを続けるうえで、かなり強い設計です。
ズートピア2の隠れキャラを見つけるなら2周目はここを見る
『ズートピア2』は2026年4月15日から日本のDisney+で見放題独占配信されています。
隠れキャラやイースターエッグ探しなら、映画館より自宅配信のほうが圧倒的に確認しやすいでしょう。
一時停止できますからね。
劇場では「あっ、今何かいた!」と思った0.8秒後には次の場面です。映画は待ってくれません。
1回目は物語、2回目は背景がおすすめ
私がおすすめしたい見方はシンプルです。
1回目は隠れキャラを無理に探さず、ジュディとニックの物語を追う。2回目に背景を見る。
この順番がいちばん作品を損ないません。
2回目では特に、
- リンクスリー家のガラの厨房
- ライオンシェフの帽子
- マーシュ・マーケット周辺の店名
- ZPDの掲示物やモニター周辺
- 雪の迷路の構図
- ベルウェザー登場場面の演出
- エンドクレジット後の羽
を確認してみてください。
検索クエリでいう「ズートピア2 レミー」を探すだけなら厨房だけで答えは出ます。
でも、その一匹を見つけた瞬間から「ほかにもいるのでは」と探し始める。
制作側の術中です。
隠れキャラが物語を邪魔しない理由
『ズートピア2』がうまいのは、レミー風のネズミを見逃しても、ストーリー理解にまったく困らないことです。
隠しネタはあくまで追加の層。
本筋の情報を背景ネタに隠して、気づかなかった観客を置いていく作りではありません。
だから子どもは追跡劇として楽しめる。
初めてディズニー映画を観る人も楽しめる。
映画好きは『シャイニング』に反応できる。
ピクサーファンはレミーで笑える。
一つの画面に、年齢も映画経験も違う観客の入口がいくつも用意されています。
『ズートピア2』の隠れキャラがおもしろい本当の理由は、「見つけた人だけ得をする」のではなく、「見つけるほど映画の設計思想が見えてくる」ことだと私は思います。
ズートピア2は“考察中毒”を生む映画だった
一度観ただけでも物語は成立します。
でも『ズートピア2』は、再生を止めたあとに検索窓を開きたくなる映画でもありました。
「レミーいた?」
「最後の羽って何?」
「あのパスワード、読める?」
「雪の迷路、シャイニング?」
疑問が映画館の出口で終わりません。
観るたびに違う場所が見える
1回目はジュディとニックを追います。
2回目はゲイリーの表情やリンクスリー家の動きを追える。
3回目になると、背景の店名やポスターまで視界に入ってくる。
物語そのものが変わるわけではありません。
でも、自分が拾える情報量が増えることで同じ映画の見え方が変わる。
この感覚がリピート鑑賞と非常に相性がいい。
隠れキャラは単なる「おまけ」ではなく、再鑑賞へ観客を誘う装置になっています。
ストーリーのテンポと裏の仕掛けのバランスがいい
本作はかなりテンポよく事件が動きます。
だからこそ、背景に置かれた細かい仕掛けが邪魔にならない。
ジュディとニックの関係も同じです。
説明しすぎず、行動や視線や会話の間で二人の距離を見せる。
その横で街の歴史が開かれ、さらに後ろではイースターエッグまで仕事をしている。
画面の情報密度は高いのに、物語の中心が見失われない。
アニメーション映画として、ここはかなりすごい部分です。
隠れネタは「過去作自慢」ではなく世界を広げる仕掛け
私は『ズートピア2』の隠れディズニーを調べながら、あることが気になりました。
この作品は、過去作の人気キャラを並べて「ディズニーですよ」と見せるタイプではありません。
レミーならライオンシェフに変換する。
フック船長なら釣具店の名前へ落とし込む。
『シャイニング』ならズートピアの雪景色と追跡劇に組み替える。
つまり元ネタをズートピア語へ翻訳しているんです。
ここが、ただのカメオ出演とは違います。
別作品の記憶を借りても、ズートピアの世界観を壊さない。
むしろ「この街ならそんな店がありそう」「この動物社会ならこうなるかも」と、世界を広げる方向へ使っている。
私はそこに制作陣の自信を感じます。
ズートピア2の隠れキャラ・レミー・隠れディズニーまとめ
『ズートピア2』で最も検索されている隠れキャラの一つが、『レミーのおいしいレストラン』を再現した厨房のネズミです。
ライオンシェフの帽子が外れるとネズミが現れ、たてがみを使って料理人を操っているように見えます。ライオンにはジャレド・ブッシュによって「アルフレド・ライオングイニ」という名前まで付けられました。
ただし、ネズミについてはレミー本人と公式設定で確定したわけではないため、「レミーを意識したイースターエッグ」と理解するのが正確です。
そのほかにも『ピーター・パン』を思わせる店名、『バグズ・ライフ』を連想させる文字、『シャイニング』『羊たちの沈黙』など映画作品へのオマージュが重なります。
そして最も気になるのは、ZPDの意味深なWi-Fiパスワードと、エンドクレジット後に落ちてきた一枚の羽。
第1作で哺乳類、第2作で爬虫類へ世界を広げた『ズートピア』が、次に鳥たちの社会へ踏み込むのか。
答えはまだ物語の向こう側です。
でも、その答えを待つ前から背景を探し、文字を読み、一枚の羽について語りたくなってしまう。
『ズートピア2』は、エンドロールが終わったあとまで観客に捜査を続けさせる映画でした。
ジュディとニックの仕事は終わっても、こちらの隠れキャラ捜査はまだ終わりそうにありません。
よくある質問
ズートピア2にレミーは出ていますか?
『レミーのおいしいレストラン』のレミーを強く思わせる青いネズミのイースターエッグが登場します。
リンクスリー家のガラで展開する厨房の追跡シーンに注目してください。
ただし、現時点では「レミー本人がズートピア世界に登場した」と公式設定として断定するより、『レミーのおいしいレストラン』へのオマージュと表現するのが正確です。
ズートピア2のレミーらしきネズミはどこにいますか?
ゲイリーを追う厨房シーンのライオンシェフの帽子です。
帽子が外れた際、ネズミがライオンの頭上にいるのを確認できます。
Disney+で見返す場合は、この厨房場面を一時停止しながら確認すると見つけやすくなります。
ズートピア2には隠れディズニーキャラがほかにもいますか?
過去のディズニー・ピクサー作品を連想させる看板、音楽、構図、名称などが複数あります。
ただし、ネット上で紹介されているすべての「隠れキャラ」が公式確認済みというわけではありません。
明確なオマージュ、ファンによる有力な解釈、単なる類似を分けて楽しむのがおすすめです。
ZPDの謎の文字はズートピア3の伏線ですか?
Wi-Fiパスワードとして見える「P@Rt3izFr&Brd…」は、ファンから「Part 3 is for real and birds are too」などと読めるのではないかと考察されています。
さらにエンドクレジット後には羽が登場するため、次の物語で鳥類が重要になる可能性を意識した演出と考えられます。
ただし、文字列だけから第3作の具体的内容まで断定することはできません。
ズートピア2はどこで見放題配信されていますか?
2026年8月現在、日本ではDisney+で見放題独占配信中です。
配信は2026年4月15日にスタートしました。
配信状況や料金、キャンペーン内容は変更される場合があるため、視聴前にDisney+の最新案内を確認してください。
情報ソース
この記事では、以下の情報を中心に事実確認を行いました。
- ディズニー公式『ズートピア2』作品ページ
- Disney+日本公式『ズートピア2』配信案内
- ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ関係者の公式発言
- 共同監督ジャレド・ブッシュによるQ&A・SNS上の発言
- 海外エンタメメディアによる監督・制作陣発言の報道
- 映画本編およびエンドクレジット後の映像
背景のイースターエッグについて公式に名称や意図が明言されていないものは、本文中で「ファンの間で指摘されている」「連想させる」と区別しています。
『ズートピア2』をもう一度観るなら、今度はジュディとニックだけでなく、ライオンのコック帽にも少しだけ視線を寄り道させてみてください。
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