キュアエクレールの正体は、16歳のパティシエ・帆羽くれあです。第25話で記憶を取り戻し、第26話で正式に仲間へ加わりました。
正体判明までに仕掛けられた伏線は、ユリの香り、シュシュの存在、くれあの洞察力です。ここでは公式情報と本編で描かれた事実を分けながら、第25話から第26話までの復活劇と、今後につながる謎を整理します。
※この記事には、2026年7月19日放送の『名探偵プリキュア!』第25話「キュアエクレールの正体」と、7月26日放送の第26話「キュアエクレールの復活!」までのネタバレが含まれます。
キュアエクレールの正体は帆羽くれあ|公式情報を整理
『名探偵プリキュア!』に登場するキュアエクレールの正体は、パティスリーチュチュで働く帆羽くれあです。
東映アニメーションの公式サイトでは、第25話の放送後に正体が発表されました。くれあは、失っていたプリキュア時代の記憶を取り戻し、キュアエクレールとして復活した人物です。
| 項目 | 公式発表・本編で判明した内容 |
|---|---|
| 正体 | 帆羽くれあ |
| 年齢 | 16歳 |
| 職業 | パティスリーチュチュのパティシエ |
| 声優 | 長谷川育美 |
| 正体判明回 | 第25話「キュアエクレールの正体」 |
| 復活後の決着 | 第26話「キュアエクレールの復活!」 |
| 誕生日 | 8月10日 |
| おとも妖精 | シュシュタン |
| シュシュタンの声優 | 礒部花凜 |
| 変身アイテム | トップオブリリー フレグランス |
| 必殺技 | プリキュア!フライング・インフィニティ! |
| 立ち位置 | 記憶を取り戻して復活した4人目のプリキュア |
キュアエクレールの名乗りは、「解き放て!内なる真実の香り 名探偵 キュアエクレール!」です。
「真実」と「香り」が同じ言葉の中に置かれているところが、くれあらしいですよね。
目に見える証拠を追うだけではなく、言葉にならない記憶や感情の痕跡から答えへ近づく。キュアエクレールは、アンサーやミスティックとは違う方法で真実を見つけるプリキュアです。
物語の途中から4人目として加入するため、一般には追加戦士に当たる立ち位置でしょう。
ただし、公式が「復活型追加戦士」と分類しているわけではありません。本記事では、初めて力を得たのではなく、過去の力と記憶を取り戻した経緯から、復活型の追加戦士と整理しています。
第25話「キュアエクレールの正体」で何が起きた?
第25話では、ジェット先輩が完成させたユリの香水、怪盗団ファントムから届いた予告状、ランドマコトタワーの異変がつながり、帆羽くれあの正体が明らかになりました。
ただし、第25話だけですべての戦いが終わったわけではありません。
第25話はキュアエクレールの変身と登場までを描き、巨大化したウソノワールとの決着は翌週の第26話へ持ち越されています。
ユリの香りを抽出した香水が完成
第25話の舞台となったのは、作中時間の1999年7月19日です。
東映アニメーションの公式あらすじによると、プリティホリックを訪れたくれあの前で、ジェット先輩が作っていたユリの香水が完成しました。
この香水は、第24話からジェット先輩が研究していたものです。
かつてキュアット探偵事務所にいた名探偵、キュアエクレールの記憶を呼び戻すため、ユリから香りを抽出して作られていました。
あんなとみくるは、次の4人のうち誰かが、プリキュアだった過去を忘れているのではないかと推理します。
- 来栖エリザ
- 家入しるく
- 帆羽くれあ
- 金田れい
候補者の一人であるくれあが香水の完成時に現れたため、いよいよ正体が判明するかと思われました。
ところが、くれあが香りを試しても、すぐに記憶は戻りません。
ここで簡単に答えを出さなかったことが、第25話の重要なポイントです。
香水は過去へつながる手掛かりではあっても、それだけで本人の心を動かせる万能の鍵ではありませんでした。
怪盗団ファントムの予告状が届く
香水が完成した直後、キュアット探偵事務所へ怪盗団ファントムから予告状が届きます。
公式あらすじに掲載された予告状の内容は、ウソノワールが「地図にある真の地で『世界』をいただく」というものでした。
あんなたちは、以前に事務所の2階で発見した地図と予告状を照らし合わせます。
そして「真の地」が、ランドマコトタワーを指していると突き止めました。
くれあを事務所に残し、あんな、みくる、ジェット先輩たちは現場へ急ぎます。
正体を調べる静かな推理劇から、街全体を覆う事件へ。物語の速度が一気に変わる場面です。
ウソノワールの正体も妖精だった
ランドマコトタワー周辺は、すでにウソノワールの力によって「ウソ」で覆われていました。
ウソノワールが手にしていたのは、かつて奪われたキュアエクレールの青いマコトジュエルです。
ニジーやマシュタンは、プリキュアのマコトジュエルが通常のものとは違うとして、ウソノワールを止めようとします。
しかし、ウソノワールは忠告を聞き入れず、その力を自分の中へ取り込みました。
第25話の公式あらすじでは、ウソノワールのマスクの下から小さな妖精が現れ、それが正体だったと説明されています。
つまり、ウソノワールもポチタンたちと同じ妖精の一種だったことが、本編で明確に描かれたのです。
ただし、なぜ鎧のような姿で行動していたのか、どのような経緯で怪盗団ファントムに加わったのかは、この段階では明らかにされていません。
キュアエクレールの正体が分かった日に、敵側の仮面まで外れるとは思いませんでした。事件ファイルが一冊閉じるどころか、机の上に二冊増えています。
アルカナ・シャドウがプリキュア側で戦う
あんなとみくるはキュアアンサー、キュアミスティックへ変身し、ウソノワールを止めようとします。
そこへ現れたキュアアルカナ・シャドウは、怪盗団ファントムではなく、アンサーたちの側に立ちました。
この共闘は、本編で描かれた事実です。
アルカナ・シャドウは怪盗団ファントムに所属していますが、ウソノワールの計画を無条件に支持しているわけではありません。
プリキュアのマコトジュエルを取り込む危険な行動を前にして、彼女は怪盗団の仲間を止める側へ回りました。
善と悪を単純に二分できないところが、アルカナ・シャドウという人物の難しさです。
敵として現れながら、守ろうとしているものがある。第25話の共闘は、彼女の目的が怪盗団ファントムの勝利だけではないことを示しています。
ポチタンとくれあが現場へ向かう
戦況が悪化するなか、ポチタンは完成したユリの香水を持ち、キュアエクレールを探しに飛び立ちます。
その途中で出会ったのが、帆羽くれあでした。
くれあは香水を試しても記憶が戻らなかったため、自分は探しているエクレールではないと思っていました。
変身できる確信も、過去の戦いに関する記憶もありません。
それでも、危機に陥ったあんなたちを助けたいという思いまで消えていたわけではありませんでした。
ここからは、本編の描写を踏まえた私の解釈です。
ユリの香水は、閉じられた記憶の扉を揺らすきっかけでした。しかし最後にくれあを立ち上がらせたのは、過去の使命ではなく、目の前にいる仲間を救いたいという現在の意思だったように見えます。
シュシュがシュシュタンの姿を取り戻す
くれあのそばにいたシュシュの正体は、キュアエクレールのおとも妖精・シュシュタンでした。
公式発表でも、第25話でキュアエクレールとともにシュシュタンが登場したことが明記されています。
シュシュタンの呼びかけ、ユリの香り、仲間の危機が重なり、くれあの中に眠っていた記憶がよみがえりました。
そして帆羽くれあは、キュアエクレールへ変身します。
ここで重要なのは、シュシュタンが具体的に何をどこまで知り、なぜ正体を明かさずにいたのかについて、まだすべて説明されていないことです。
「必要なものを守りながら復活を待っていた」とも読み取れますが、現時点では本編から導ける解釈にとどまります。
本人が過去を忘れても、相棒だけはそばに残っていた。
そう考えると、シュシュタンが元の姿へ戻る場面は、変身アイテムがそろう瞬間であると同時に、長く離れていた二人がようやく再会できた場面でもありました。
第26話でキュアエクレールは何をした?戦いの決着
第25話で復活したキュアエクレールは、第26話でアンサーたちと共闘し、必殺技「プリキュア!フライング・インフィニティ!」によってウソノワールを浄化しました。
ここまで描かれて、正体判明から始まった事件はひとまず決着します。
エクレールの速さが裏目に出る
巨大化したウソノワールに対し、キュアエクレールは復活直後から高い戦闘能力を見せました。
一度はウソノワールを打ち倒したかのように見えます。
ところが、エクレール自身も自分の速さについていけず、目を回してしまいました。
復活した途端にすべてを完璧に扱えるのではなく、自分の力に本人が振り回される。華々しい登場の直後に少し不器用なところを見せるため、くれあの親しみやすさも失われません。
強い。とても速い。そして本人も酔う。
能力説明として分かりやすく、プリキュアらしい軽やかなユーモアもある場面でした。
4人の協力でウソノワールを止める
倒れたように見えたウソノワールは、再び起き上がります。
エクレールが立ち直るまで、キュアアンサーたちは協力してウソノワールの攻撃を食い止めました。
追加戦士が登場したからといって、既存の仲間が見守るだけにはなりません。
新しい力と、これまで築いてきた連携の両方が必要だったことに意味があります。
キュアエクレールの復活は、一人の伝説的な戦士がすべてを解決する物語ではなく、4人のプリキュアが初めて同じ事件へ立ち向かう出発点でした。
必殺技でウソノワールを浄化
立ち直ったエクレールは、必殺技「プリキュア!フライング・インフィニティ!」を発動します。
公式の第26話あらすじによると、この技によってウソノワールは浄化され、小さな妖精の姿へ戻りました。
ウソノワールは消滅したわけではありません。
妖精の姿へ戻ったあと、ニジーたちに抱えられ、怪盗団ファントム側へ撤退しています。
そのため、ウソノワール本人の過去や目的が解決したとは言えません。
ランドマコトタワーを覆った事件には区切りがつきましたが、彼の正体にまつわる物語は、むしろここから始まるのでしょう。
アルカナ・シャドウが残した言葉
戦いのあと、アルカナ・シャドウはエクレールに対し、彼女が知っている名探偵はもういないという意味の言葉を残して去りました。
この発言により、二人が過去に何らかの接点を持っていた可能性はさらに高くなっています。
ただし、元仲間だったのか、対立していたのか、同じ事件に巻き込まれたのかは未発表です。
アルカナ・シャドウが知っている「名探偵」とは誰なのか。
くれあ自身なのか、それとも別の人物なのか。正体編の終わりに置かれたこの言葉は、次の大きな謎を開く鍵になりました。
帆羽くれあだと分かる伏線は何だった?
帆羽くれあを示す主な伏線は、香りと記憶の結びつき、シュシュの存在、真実を導く洞察力の3点です。
正体を知ったあとに第23話まで戻ると、目立ちすぎない形で手掛かりが置かれていたことが分かります。
伏線1.パティシエと香りのモチーフ
くれあは、パティスリーチュチュで働くパティシエです。
お菓子は見た目や味だけでなく、焼き上がる香り、口へ運ぶ前の期待、その場で過ごした時間まで含めて記憶に残ります。
第23話「くれあと推理とアイスクリーム」では、くれあと香り、記憶の関係が描かれました。
当時はパティシエらしい感性として受け取れましたが、第25話を見たあとでは、彼女自身の失われた記憶へつながる手掛かりだったと分かります。
キュアエクレールの名乗りにも「内なる真実の香り」という言葉があります。
香りは、くれあの職業を示す記号であると同時に、忘れた過去へ触れるための方法でもあったのです。
伏線2.シュシュは過去を知る相棒だった
くれあの近くにいたシュシュは、妖精シュシュタンが別の姿になった存在でした。
名前の近さから、放送時点で関係を予想していた人も多かったでしょう。
ただし、分かりやすい名前を見せながら、くれあ本人にはプリキュアだった自覚がありません。
手掛かりが目の前にあるのに、本人だけがその意味を知らない。この配置が、探偵作品としてよくできています。
シュシュタンは、失われた過去を知る証人です。
けれども、正解を一方的に教えて事件を終わらせる役ではありませんでした。くれあ自身の心が動いたとき、初めて二人の関係も元の形へ戻ります。
伏線3.くれあの洞察力と「きらめき」
公式プロフィールでは、くれあは高い洞察力とひらめきによって答えを導く人物として紹介されています。
候補者4人の中には、推理小説家のエリザ、生徒会長のれい、俳優のしるくがおり、それぞれ探偵やプリキュアに結びつく能力を持っていました。
その中で、くれあの洞察力は、相手の矛盾を暴いて追い詰めるためのものではありません。
相手の気持ちを見つめ、言葉になっていない思いまで受け止めようとする力です。
キュアエクレールが扱う「内なる真実」とは、事件の犯人やトリックだけではなく、人の心の奥にある答えを指しているのでしょう。
正体判明前のくれあは、何かを新しく目指す候補者というより、すでに答えを内側へ持ちながら、それを忘れている人物でした。
物語が探していたのは新しい戦士ではありません。
すぐ近くで日常を送っていた、行方不明の名探偵だったのです。
キュアエクレール候補者4人と25万票超の投票企画
キュアエクレールの正体は放送開始時から伏せられ、2026年6月21日から視聴者参加型の推理・投票企画が行われました。
候補者となったのは、次の4人です。
- 来栖エリザ:17歳の高校生で新人ミステリー小説家
- 家入しるく:16歳で平成に活躍する大型新人俳優
- 帆羽くれあ:16歳でパティスリーチュチュのパティシエ
- 金田れい:15歳で私立まことみらい学園の生徒会長
公式キャンペーンでは、第21話から第24話までの4話を観察し、誰がエクレールなのかを推理して投票するよう案内されていました。
放送回 サブタイトル 主に描かれた候補者
第21話 続・探偵エリーの事件簿!? 来栖エリザ
第22話 しるくの覚悟 家入しるく
第23話 くれあと推理とアイスクリーム 帆羽くれあ
第24話 れいと解決!怪事件! 金田れい
第25話 キュアエクレールの正体 正体発表
東映アニメーションによる正体発表では、投票数が25万票を超えたことも伝えられています。
この数字は、単に追加戦士への関心が高かったことだけを示すものではありません。
視聴者が4週間にわたり、人物の言動や小物、職業、妖精との関係を見直し、自分なりの答えを考えた結果です。
『名探偵プリキュア!』が描いているのは、誰かから正解を与えられる物語ではなく、自分で見て考え、本当の答えへたどり着く物語です。
追加戦士の正体を当てる企画まで、そのテーマの一部として機能していました。
もちろん、4人とも十分に怪しかったのですが。
一人ずつ丁寧に掘り下げられるほど、全員がエクレールに見えてきます。推理するために視聴していたはずなのに、最終的には全員を応援していました。公式の捜査網は、なかなか巧妙です。
キュアエクレールはなぜ「復活型」の追加戦士なのか
キュアエクレールは、第25話で姿を現し、第26話から4人目として仲間へ加わったプリキュアです。
本記事で「復活型」と整理する理由は、新しい力に初めて選ばれたのではなく、失われていた記憶と力を取り戻したからです。
くれあは記憶を失っていた期間も、パティシエとして日常を生きていました。
その時間は、プリキュアへ戻るまでの空白ではありません。
人の好みを考え、喜ぶ顔を想像しながらお菓子を作り、周囲の気持ちへ目を配る。その日々があったからこそ、復活後のキュアエクレールは、過去とまったく同じ人物ではないのでしょう。
歴代シリーズでは、敵側から仲間へ移る「転向型」、正体を隠して登場する「正体秘匿型」、別の使命を背負って合流するタイプなど、さまざまな追加戦士が描かれてきました。
キュアエクレールの特徴は、敵から味方へ変わることではなく、忘れていた自分を現在の自分が引き受け直すことにあります。
過去を思い出したから自動的に戦士へ戻ったのではありません。
記憶のない現在のくれあが、仲間を助ける道を選んだ。その選択によって、過去の力がもう一度くれあ自身のものになりました。
ここに、単なる復元では終わらない魅力があります。
以前のキュアエクレールへ戻るのではなく、パティシエとして過ごした時間も抱えて、新しいエクレールになる。
復活とは過去へ巻き戻すことではなく、過去と現在を一つにすることなのだと、第25話と第26話は描いていました。
長谷川育美の公式コメントから分かる演技の工夫
帆羽くれあ/キュアエクレールを演じるのは、声優の長谷川育美さんです。
東映アニメーションが公開した公式コメントで、長谷川さんはプリキュア役に決まった驚きと喜びを明かしています。
さらに、キュアエクレールの正体を共演者を含む周囲へ秘密にするよう求められていたことも語りました。
ここまでは公式コメントで確認できる事実です。
視聴者だけでなく、アフレコ現場の共演者にも正体を悟られないように演じる必要があったため、くれあの芝居には難しい調整が求められたと考えられます。
不自然に意味深な声を出せば、すぐに正体が読まれてしまいます。
反対に、変身前後で人物の芯がまったく違って聞こえれば、正体判明後の納得感が失われます。
長谷川さんは、くれあを候補者4人の中でもお姉さん的な存在と捉え、聡明さや相手に寄り添う温かな空気を大切にしたと説明しています。
一方、変身後のエクレールには、くれあの日常時とは異なるギャップがあります。
柔らかな話し方の奥にあった決断力が、変身によって前へ出る。
声だけで正体を隠しながら、同じ人物であることも保つ必要があったからこそ、第25話の変身は唐突な人格変化には見えませんでした。
穏やかなくれあの中に、最初からエクレールの強さが眠っていたと感じられます。
キュアエクレール復活後に残る謎を考察
ここからは、公式発表ではなく、第26話までの描写を踏まえた私の考察です。
キュアエクレールの正体が分かったことで、物語の疑問は「誰なのか」から「何があったのか」へ移りました。
答えが出た瞬間、その答え自体が次の事件の手掛かりになる。
探偵作品として、とても気持ちのよい転換です。
なぜ、くれあは記憶を失ったのか
公式プロフィールでは、くれあが記憶を取り戻し、キュアエクレールとして復活したことが説明されています。
しかし、記憶を失った原因はまだ明らかになっていません。
敵の力によって奪われたのか、何かを守った代償なのか、自分の意思で閉じたのか。現時点で断定できる材料はありません。
気になるのは、シュシュタンがくれあのそばに残っていたことです。
もし単純な事故で記憶を失っただけなら、なぜシュシュタンは元の姿を見せず、シュシュとして寄り添っていたのでしょうか。
くれあの記憶を急に戻すことには、何らかの危険や条件があった可能性もあります。
第25話で記憶が戻ったのは、香水をかいだ瞬間ではなく、仲間を救おうとした場面でした。
この構成から考えると、記憶は外から強引に開けるものではなく、くれあ自身が真実を受け止められる状態になるまで閉じられていたのかもしれません。
アルカナ・シャドウとの過去に何があった?
公式サイトは、アルカナ・シャドウが怪盗団ファントムにいる理由や、キュアエクレールに立ち向かう理由を今後の注目点として挙げています。
二人の関係が物語の重要な謎であることは、公式情報からも確認できます。
ただし、元仲間だった、くれあが裏切った、同じ事件で対立したといった詳細は発表されていません。
第26話でアルカナ・シャドウが残した言葉からは、彼女が知る過去と、記憶を取り戻したくれあの認識に差があるように感じられます。
くれあは過去のすべてを思い出したのでしょうか。
あるいは、変身に必要な記憶だけが戻り、アルカナ・シャドウとの出来事にはまだ届いていないのでしょうか。
アルカナ・シャドウの感情も、単純な憎しみとは限りません。
自分だけが過去を覚え、相手には忘れられていたとすれば、怒りの奥に孤独や悲しさがあっても不思議ではないでしょう。
第25話で彼女がアンサーたちに加勢したことを考えると、エクレールを完全に倒したいわけでもなさそうです。
止めたいのか、思い出してほしいのか、それとも自分なりの答えを突きつけたいのか。
二人の再会は、敵と味方の対決よりも、失われた記憶をめぐる対話として描かれる可能性があります。
あんなの時間移動とくれあの記憶は対になっている
『名探偵プリキュア!』では、明智あんなが2027年から1999年へタイムスリップしています。
一方、くれあは1999年にいながら、自分の過去へつながる記憶を失っていました。
あんなは時間を越えて元の時代へ帰ろうとし、くれあは記憶をたどって過去の自分へ戻ろうとしています。
二人は異なる形で「帰ること」と向き合っているのです。
しかし、一度得た出会いや経験を消して、完全に以前と同じ場所へ戻ることはできません。
あんなは1999年でみくるたちと出会いました。
くれあも、記憶を失っていた時間にパティシエとしての日常を築いています。
第26話では、くれあが2027年から来たというあんなの話を聞きました。
この二人が互いの事情を知ったことで、物語は「元へ戻れるか」だけでなく、「戻ったあと、今の自分をどう受け入れるか」へ進んでいくのではないでしょうか。
キュアエクレールは戦力を増やすためだけの4人目ではありません。
あんなが自分の時代へ帰る意味を考えるための、もう一人の当事者でもあるように思えます。
トップオブリリーは過去を知る手掛かりになる?
第26話では、くれあが、るるかと一緒に植えたトップオブリリーを見つめる場面が描かれました。
トップオブリリーは、変身アイテム「トップオブリリー フレグランス」の名前にも含まれています。
この花が、くれあとるるかの過去へ直接つながる手掛かりである可能性は高いでしょう。
ただし、いつ植えたのか、二人がどのような関係だったのか、花にどんな約束が託されているのかは未発表です。
ユリの香りが記憶を呼び戻したことを考えると、トップオブリリーは単なる思い出の花ではなく、過去の事件を保存する象徴なのかもしれません。
言葉では失われた記憶が、香りや花だけには残っている。
『名探偵プリキュア!』は、真実を証言や物証だけでなく、人の感覚に残った痕跡からも描こうとしているように見えます。
キュアエクレールの正体と第25話・第26話まとめ
キュアエクレールの正体は、パティスリーチュチュで働く16歳のパティシエ・帆羽くれあです。
2026年7月19日放送の第25話で、ユリの香水、シュシュタンの呼びかけ、仲間を助けたいという思いをきっかけに、プリキュアだった記憶を取り戻しました。
第25話で変身したあと、戦いは第26話へ続きます。
キュアエクレールは自分の速さに振り回されながらも、アンサーたちとの協力によって立ち直り、「プリキュア!フライング・インフィニティ!」で巨大化したウソノワールを浄化しました。
正体発表までには、第21話から第24話で候補者4人を描く構成と、25万票を超える視聴者参加型の推理投票企画が行われています。
くれあを示す主な伏線は、パティシエと香りの結びつき、シュシュの存在、相手の内面へ近づく洞察力でした。
キュアエクレールは、過去の姿へそのまま戻った戦士ではありません。
記憶を失っていた日々と、パティシエとして得た優しさを抱えたまま、現在の意思でプリキュアになることを選び直した人物です。
一方で、くれあが記憶を失った原因、アルカナ・シャドウとの関係、トップオブリリーに残された過去は解決していません。
正体という最初の答えは出ました。
けれどユリの香りの奥には、くれあ本人もまだ語り切れない時間が残っています。次にエクレールが解き放つ真実は、怪盗団の計画ではなく、かつて並んで花を植えた二人の記憶なのかもしれません。
よくある質問
キュアエクレールの正体は誰ですか?
キュアエクレールの正体は、パティスリーチュチュで働く16歳のパティシエ・帆羽くれあです。声優は長谷川育美さんが担当しています。
キュアエクレールは何話で復活しましたか?
正体が判明して変身したのは、2026年7月19日放送の第25話「キュアエクレールの正体」です。ウソノワールとの戦いに決着をつけ、正式に仲間へ加わる流れは第26話「キュアエクレールの復活!」で描かれました。
キュアエクレールの妖精と変身アイテムは何ですか?
おとも妖精はシュシュタンで、声優は礒部花凜さんです。変身には「トップオブリリー フレグランス」を使用します。
キュアエクレールの正体投票は何票集まりましたか?
東映アニメーションの公式発表によると、来栖エリザ、家入しるく、帆羽くれあ、金田れいの4人から正体を推理する投票企画には、25万票を超える投票が集まりました。
参照した主な情報源
- 東映アニメーション『名探偵プリキュア!』公式サイト「キュアエクレール」キャラクターページ(2026年7月29日参照)
- 東映アニメーション『名探偵プリキュア!』第25話「キュアエクレールの正体」ストーリーページ(2026年7月19日公開、2026年7月29日参照)
- 東映アニメーション『名探偵プリキュア!』第26話「キュアエクレールの復活!」ストーリーページ(2026年7月26日公開、2026年7月29日参照)
- 東映アニメーション『キュアエクレールの正体が判明!!キュアエクレール/帆羽くれあ役の長谷川育美さんからコメントが到着!』(2026年7月19日公開、2026年7月29日参照)
- 東映アニメーション『キュアエクレールの正体は誰!? 本編を見て推理&投票するキャンペーン開始!』(2026年6月12日公開、2026年7月29日参照)
- 東映アニメーション『名探偵プリキュア!』第24話「れいと解決!怪事件!」ストーリーページ(2026年7月12日公開、2026年7月29日参照)
- 朝日放送テレビ『名探偵プリキュア!』公式サイト「キュアエクレール-帆羽くれあ」特設ページ(2026年7月29日参照)



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