『トイ・ストーリー5』のリリーパッド役は広瀬アリスさんです。US本社のオーディションを経て選ばれ、2026年6月10日に日本版声優として発表されました。
評価されたのは、最先端タブレットらしい軽快さだけではありません。ジェシーへの対抗心や、リリーパッドが抱える複雑な感情まで表現できる演技力が、起用の決め手になりました。ディズニー+1
『トイ・ストーリー5』リリーパッドの声優は広瀬アリス
リリーパッドの日本版声優を担当するのは、俳優の広瀬アリスさんです。
ディズニー公式は2026年6月10日、US本社のオーディションを経て、広瀬さんがリリーパッド役に決定したと発表しました。
作品の日本公開日は2026年7月3日。リリーパッドは、ボニーの両親から贈られる最先端タブレットとして登場します。ディズニー+2ディズニー+2
項目 内容
キャラクター リリーパッド
日本版声優 広瀬アリス
キャラクターの種類 最先端タブレット
持ち主 ボニー
選考方法 US本社によるオーディション
発表日 2026年6月10日
日本公開日 2026年7月3日
物語での立場 ジェシーたちの新たなライバル
広瀬さんは発表と同じ日に、アメリカ・ロサンゼルスで開催されたワールドプレミアにも参加しました。
会場には原語版でウッディを演じるトム・ハンクスさん、バズ・ライトイヤー役のティム・アレンさんをはじめ、シリーズを支えてきたキャストや制作陣が集結しています。
広瀬さんは世界初上映となった本編を鑑賞し、子どものころから親しんできた作品だけに、思わず涙がこぼれたと明かしました。ディズニー
収録済みで物語を知っていても、完成した映像では音楽や表情、間の重なり方が変わります。
結末を知っているから平気とは限りません。むしろ先を知っているぶん、感情が逃げる場所を失うこともあります。好きな作品を見届ける側として、その涙には少し分かる気がしました。
広瀬アリスはなぜリリーパッド役に選ばれた?
公式発表による起用理由は、広瀬アリスさんがリリーパッドの多彩な声色と複雑な感情を表現できると評価されたためです。
リリーパッド役は、名前の知名度だけで決まった配役ではありません。
ディズニー公式によると、広瀬さんはUS本社のオーディションを受け、キャラクターの性格や感情を深く理解した演技を高く評価されました。
公式記事では、広瀬さんについて、コミカルな役から繊細な役、感情の起伏が大きい役まで演じ分ける表現力を持つ俳優として紹介されています。
そのうえで、リリーパッドは多様な声色と複雑な感情を併せ持つ難しい役だと説明されました。ディズニー
公式発表で評価された演技のポイント
公式情報から確認できる評価の要点は、次のとおりです。
- ボニーに親しく接する明るさ
- 高性能なタブレットらしいテンポのよさ
- ジェシーたちへ向ける強い対抗心
- コミカルな場面を動かす表現力
- リリーパッドが持つ複雑で繊細な感情
リリーパッドは、おなかのスクリーンでさまざまなことを検索でき、スペイン語やラップまで披露する高性能なデジタル機器です。
ジェシーがボニーの部屋のルールを教えようとしても、自分の機能を次々と示し、その場の主導権を握っていきます。声には、反応の速さと揺るがない自信が必要でした。ディズニー
ただし、勢いだけで演じると、リリーパッドはおもちゃたちを邪魔する冷たい機械に見えてしまいます。
明るく軽快でありながら、場面によって声の温度を変える。親しみやすさと対抗心を同時に成立させる必要があるため、見た目以上に難しい役だったことが分かります。

筆者が本編から感じた起用の意味
ここからは、公式発表ではなく、本編を見た私の感想です。
広瀬さんの声には、リリーパッドの提案を魅力的に聞かせる力があります。
映像もゲームも情報も、ボニーが求める前に提示できる。ジェシーたちより速く、効率よく楽しませられるという主張に、確かな説得力が生まれていました。
この説得力は物語にとって重要です。
対立する側が明らかに間違って見えるだけなら、ジェシーが出す答えも簡単なものになります。しかしリリーパッドの便利さに本物の魅力があるからこそ、ボニーが何を失いかけているのかが浮かび上がりました。
広瀬アリスが語った収録秘話とは?
広瀬アリスさんは、制作途中の映像を見ながら、ウッディやジェシーたちの声をヘッドホンで聞いて収録しました。
リリーパッドについて広瀬さんは、現代の最先端タブレットで多くのことができ、これまでのおもちゃとは異なるキャラクターである点に魅力を感じたと語っています。
タブレットだからこそ生まれる個性を演じることが面白かったという趣旨のコメントも発表されました。ディズニー
リリーパッドには、おもちゃのような柔らかな布の体も、表情豊かな人間の顔もありません。
そのため日本語吹替では、声の速さ、強さ、語尾の置き方、セリフの間が、感情を伝える大きな手がかりになります。
ボニーへ親切に説明しているのか。
自分の機能を誇っているのか。
それとも、ジェシーたちに負けたくないのか。
同じ明るい声であっても、場面ごとに違う感情をにじませなければなりません。
吹替演出・鍛治谷功が明かした広瀬アリスの変化
日本語吹替版の演出を担当した鍛治谷功さんは、収録当初の広瀬さんには少し力みが見られたものの、進行するにつれて自然で多彩な表現が生まれたと振り返っています。
特にコミカルな場面では、制作側が想定していなかった表現も飛び出したと紹介されました。ディズニー
吹替では、完成している映像の口の動きや動作へ日本語を合わせながら、登場人物がその場で初めて反応したように聞かせる必要があります。
最初は映像へ声を合わせていた広瀬さんが、収録を重ねるうちに、リリーパッド自身として会話し始めた。その変化を示すエピソードとして読めるでしょう。
広瀬さんは公開後のイベントでも、収録中は必死に演技しており、完成版で自分の声が入り、エンドクレジットに名前が出たことに感動したと語っています。ディズニー
子どものころに画面の外から見ていた物語へ、今度は声で参加する。
華やかなキャスティングの奥には、一つの作品を長く見続けてきた人の時間があります。しずくも好きな作品の新情報を少し確認するつもりで過去作を再生し、気づけば数時間を失うことがあります。確認という言葉は、物語の前ではあまり頼りになりません。
リリーパッドとはどんなキャラクター?
リリーパッドは、周囲の子どもたちから取り残されているボニーを心配した両親が贈った、最先端のタブレットです。
何でもすぐに検索でき、ゲームや映像など、子どもを夢中にさせる多くの機能を備えています。
ボニーは想像力豊かでおもちゃ遊びが好きですが、周囲の子どもたちがタブレットに夢中になっているため、共通の話題を持てずに悩んでいました。
そんな娘を案じた両親がプレゼントしたのが、リリーパッドです。ディズニー+2ディズニー+2
ここで大切なのは、リリーパッドが悪意によってボニーの家へ持ち込まれたわけではないこと。
両親が願ったのは、ボニーが周囲の友達と話せるようになり、寂しい思いをせずに過ごすことでした。物語の対立は、誰かの意地悪ではなく、子どもを思う善意から始まっています。
しかしリリーパッドは、ボニーがおもちゃから卒業し、周囲の子どもたちへ追いつくべきだと考えます。
ボニーがおもちゃで遊びたい気持ちにふたをし、スクリーンへ夢中になる姿を見たジェシーは、彼女の笑顔を取り戻すために動き出しました。ディズニー+2ディズニー+2
リリーパッドとジェシーは何が違う?
リリーパッドは、検索すればすぐに答えを表示できます。
一方、おもちゃとの遊びには、最初から決められた答えがありません。
床は海にも宇宙にもなり、空き箱は城や乗り物に変わります。子ども自身が考えなければ始まらない代わりに、その物語にはどこまでも先があります。
リリーパッドがボニーへ与えようとするのは、友達と共有できる情報や流行です。
ジェシーが守ろうとするのは、周囲へ合わせることを忘れ、ボニーが自分の好きな遊びを選べる時間なのでしょう。
どちらもボニーを孤独にしたいわけではありません。
ただし、幸せにする方法が違う。そのため本作の対立は、昔のおもちゃと新しい機械の単純な勝ち負けではなく、子どもの居場所や成長に関わる問いへ広がっています。
リリーパッドは悪役?広瀬アリスの演技から考察
リリーパッドはジェシーたちと対立するライバルですが、単純な悪役としては描かれていません。
ここから先は、『トイ・ストーリー5』本編後半の展開に触れます。
結末に関するネタバレを避けたい方は、次の「日本語吹替キャスト」まで読み飛ばしてください。
筆者考察:リリーパッドも必要とされたかったのではないか
ここからは、公式見解ではなく私の考察です。
リリーパッドは、自分の高い機能をほとんど疑っていません。
ボニーが友達と話せるようになり、周囲へ追いつくためには、自分が必要だと考えているように見えます。
広瀬さんは、その自信をテンポの速い明るい声で表現しました。
しかしボニーとの関係が揺らぐ場面では、同じ明るさの奥に、わずかな焦りも感じられます。これは公式が説明した感情ではなく、私が日本語吹替版の演技から受け取った印象です。
リリーパッドには多くの答えを検索できても、ボニー本人が何を好きなのかまでは、自動的に決められません。
ボニーのためを思って動いているつもりでも、本人の声を聞かずに正解を選び続ければ、その便利さは支配へ近づいてしまいます。
本編後半でリリーパッドは、ただ排除される存在ではなく、おもちゃたちと力を合わせる側へ回ります。
この展開から、本作が否定しているのはテクノロジーそのものではなく、子どもの気持ちを置き去りにした使い方だと読み取れました。
『トイ・ストーリー』シリーズは、持ち主から必要とされることを願うキャラクターを何度も描いています。
ロッツォは、持ち主に置き去りにされた痛みから、ほかのおもちゃを支配しました。
ギャビー・ギャビーは、壊れたボイスボックスを直せば子どもに愛してもらえると信じ、自分の欠けた部分を埋めようとします。
フォーキーは反対に、自分がおもちゃとして必要とされていることを理解できず、ゴミへ戻ろうとしました。
リリーパッドは彼らとは異なり、最初から高性能で、役に立つ機能を数多く持っています。
それでも、機能が優れていることと、相手の心を理解できることは同じではありません。
この違いが、リリーパッドを現代的なキャラクターにしています。
不足しているから愛されないのではなく、何でもできるはずなのに相手の本心へ届かない。その矛盾が、彼女の強さの奥に少し寂しい影を作りました。
広瀬さんの声は、リリーパッドを嫌われるためだけの存在に固定しません。
自信、楽しさ、対抗心、そして必要とされたいようにも聞こえる焦りが同じ声の中にあるからこそ、観客は行動へ反発しながらも、存在そのものまでは否定しきれなくなります。
対立する側にも納得できる願いがある。
その複雑さを日本語で成立させたことが、広瀬アリスさんを起用した大きな意味だったと私は感じました。
『トイ・ストーリー5』日本語吹替キャストは誰?
日本語吹替版では、唐沢寿明さん、所ジョージさん、日下由美さんらおなじみの声優陣が続投し、新キャラクターと新担当声優も加わりました。
この記事の中心は広瀬アリスさんとリリーパッドのため、主要キャストに絞って整理します。
今作から登場する新キャラクター
キャラクター 日本版声優 役柄
リリーパッド 広瀬アリス ボニーに贈られた最先端タブレット
スマーティー・パンツ 佐野勇斗 毒舌でおしゃべりなトイレ・トレーニング用おもちゃ
スナッピー 井上和 仲間思いなデジタルカメラのおもちゃ
アトラス 松井ケムリ 陽気で頼れるデジタルマップのおもちゃ
ブレイズ 白山乃愛 テック・トリオと関わる少女
スナッピーとアトラスは、ジェシーたちの冒険を助ける新キャラクターとして発表されました。
スマーティー・パンツを含むデジタル系の新キャラクターが複数登場しますが、全員がリリーパッドと同じ考えを持つわけではありません。新しい技術が善か悪かではなく、誰のためにどう使われるかが描き分けられています。ディズニー+1
続投する主要キャラクターと声優
キャラクター 日本版声優
ウッディ 唐沢寿明
バズ・ライトイヤー 所ジョージ
ジェシー 日下由美
フォーキー 竜星涼
ウッディ役の唐沢寿明さんとバズ役の所ジョージさんは、第1作から日本語吹替版を支えてきました。
2026年は『トイ・ストーリー』日本公開30周年でもあり、長く親しまれてきた声と、新しく加わった声が同じ作品内で向き合う点も今作の聞きどころです。ディズニー+1
既存キャラクターを新たに担当する声優
キャラクター 日本版声優 補足
ボニー 天野叶愛 シリーズ既存キャラクターを今作から担当
ボニーは『トイ・ストーリー3』から登場している既存キャラクターです。
そのため「新キャラクター」ではなく、今作で日本版声優を新たに担当するキャラクターとして分けるのが正確です。
公開後の舞台挨拶には、唐沢寿明さん、日下由美さん、広瀬アリスさん、佐野勇斗さん、井上和さん、松井ケムリさん、天野叶愛さん、白山乃愛さんの8人が登壇しました。ディズニー
また、M!LKの塩﨑太智さんと吉田仁人さんもカメオ声優として出演しています。
2026年7月3日の公式発表では担当する役柄は明かされていません。誰の声なのか探したくなりますが、初回から耳へ全神経を集めると物語が遠ざかります。声探しは二度目の鑑賞に残すほうが、たぶん平和です。ディズニー
広瀬アリスのリリーパッド役が作品にもたらしたもの
広瀬アリスさんの起用によって生まれた最大の効果は、リリーパッドの言葉が簡単には否定できないものになったことだと考えます。
タブレットが友達との共通の話題を作ることも、映像やゲームが楽しいことも事実です。
リリーパッドは、その利点を明るく自信に満ちた声で提示します。
だからこそ、ジェシーが守ろうとする想像の遊びも、古いから残すべきものではなく、ボニー自身が望んでいる大切な時間として見えてきます。
本作は、タブレットを捨てておもちゃへ戻れば解決するという話ではありません。
新しいものを受け入れながら、自分の好きな時間を周囲へ合わせるためだけに手放さない。その難しい両立を描いています。
広瀬さんのリリーパッドには、便利さを誇る華やかさがあります。
同時に、役に立つことと心を分かることの間で揺れる、わずかな不安も感じられました。
最先端の機能を持つキャラクターへ、人間らしい迷いを吹き込む。
それによってリリーパッドは物語のテーマを説明する装置ではなく、ジェシーと異なる方法でボニーを思う、一人の登場人物になっています。
まとめ
『トイ・ストーリー5』でリリーパッドの日本版声優を務めるのは、広瀬アリスさんです。
広瀬さんはUS本社のオーディションを経て選ばれ、2026年6月10日に起用が発表されました。
公式発表では、コミカルな表現から繊細な感情まで演じ分ける力や、リリーパッドの複雑なキャラクター性への理解が高く評価されています。
リリーパッドは、ボニーが周囲の友達から取り残されないよう、両親が贈った最先端タブレットです。
ジェシーたちと対立しますが、その便利さや魅力まで否定される存在ではありません。
広瀬さんの明るくテンポのよい声に、対抗心や揺らぎが加わったことで、リリーパッドは一面的な敵ではなくなりました。
何でも検索できるタブレットにも、ボニーが本当に望んでいる答えまでは表示できません。
画面の光と、おもちゃを手に作る物語。そのどちらか一方を消すのではなく、ボニー自身が好きなものを選べる場所を取り戻すために、ジェシーたちは走り出します。
よくある質問
『トイ・ストーリー5』リリーパッドの声優は誰?
リリーパッドの日本版声優は広瀬アリスさんです。
US本社のオーディションを経て選ばれ、2026年6月10日に正式発表されました。
広瀬アリスがリリーパッド役に選ばれた理由は?
コミカルな場面から繊細な感情まで演じ分ける表現力と、リリーパッドの多彩な声色や複雑な感情を理解した演技が評価されたためです。
親しみやすさだけでなく、ジェシーたちへの対抗心も表現できる点が役柄に合っていました。
リリーパッドは悪役なの?
リリーパッドはジェシーたちと対立するライバルですが、単純な悪役ではありません。
ボニーを楽しませ、周囲の子どもたちとの共通の話題を与えようとする一方、ボニーがおもちゃで遊びたいという本心を置き去りにしてしまいます。
情報ソース
本記事は、ディズニー公式サイトの映画『トイ・ストーリー5』作品ページ、リリーパッドのキャラクター紹介、日本版声優ページを基に作成しました。
広瀬アリスさんの起用経緯、US本社による評価、収録時の様子、ワールドプレミアでの発言については、2026年6月10日公開のディズニー公式ニュースを参照しています。
主要キャストについては、新キャラクターの日本版声優発表、公開日のイベント報告、大ヒット御礼舞台挨拶、M!LKのカメオ声優発表を確認しました。
配役や作品関連情報は更新される可能性があります。鑑賞前にはディズニー公式サイトで最新情報をご確認ください。
月白しずく(つきしろ・しずく)



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