※本記事はプロモーションを含みます
朝ドラ『ブラッサム』の主な舞台は、山口県岩国市です。明治後期から昭和を生きた作家・宇野千代をモデルに、故郷を離れた主人公・葉野珠が小説家への道を切り開いていく物語が描かれます。
岩国の象徴である錦帯橋周辺では実際にロケが行われ、宇野千代生家などのゆかりの地も残されています。この記事では舞台、撮影地、時代背景を、初めて作品に触れる方にも分かるよう整理します。
朝ドラ『ブラッサム』の舞台は山口県岩国市
『ブラッサム』の物語が始まる場所は、山口県岩国市です。
岩国は、主人公・葉野珠のモデルとなった作家、宇野千代が生まれた土地でもあります。ドラマ序盤では、珠が家族と暮らし、自分の生き方や小説家への夢を育てていく故郷として描かれます。
現時点で分かっている主な情報を整理すると、次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品名 | 連続テレビ小説『ブラッサム』 |
| 放送開始予定 | 2026年9月28日 |
| 朝ドラ通算 | 第115作 |
| 主な舞台 | 山口県岩国市、上京後の東京など |
| 主人公 | 葉野珠(はの・たま) |
| 主演 | 石橋静河 |
| 主人公のモデル | 作家・宇野千代 |
| 作 | 櫻井剛 |
| 音楽 | fox capture plan |
| キャッチコピー | 咲き誇れ、わたし |
| 主な時代 | 明治後期から大正、昭和 |
| 制作 | NHK大阪放送局 |
第1回は昭和57年、年齢を重ねた珠が東京・青山の書斎で新聞連載を執筆する場面から始まり、明治41年の岩国へ時間が戻る構成です。
つまり岩国は、単なる美しい背景ではありません。珠がどこから来て、なぜ故郷を出て、自分の言葉で生きようとしたのかを知るための「物語の原点」です。
錦川の流れと山々に囲まれ、城下町の面影が残る岩国。そこから激動の時代へ踏み出す珠の人生を思うと、錦帯橋は故郷と外の世界を結ぶ象徴のようにも見えてきます。
まだ第1回を見る前なのに、橋を見るだけで考察を始めてしまいました。こういう場所の力には、どうにも抗えません。
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『ブラッサム』で確認されている岩国のロケ地はどこ?
『ブラッサム』の岩国ロケは、2026年3月31日から4月2日までの3日間にわたって行われました。
撮影には地元のエキストラやボランティアも参加しています。作品が岩国を「借りた」のではなく、地域と一緒に珠の故郷を立ち上げていることが伝わる撮影です。
錦帯橋周辺
公開情報から確認できる代表的なロケ地は、岩国市の象徴である錦帯橋周辺です。
錦帯橋は、錦川に架かる五連の木造アーチ橋。現在の橋につながる最初の架橋は1673年で、独特の曲線を描く姿は岩国を代表する景観として知られています。
岩国ロケでは、錦帯橋周辺で明治期の町並みや珠の故郷の風景が撮影されました。2026年夏に公開されたポスタービジュアルも、錦帯橋そばの桜並木で撮影されています。
早朝の春霞、桜、錦川の水面から返る光。その中央に主人公が立つ構図は、「花開く」というタイトルの意味と、岩国から人生を始める珠の姿を一枚に重ねたものです。
春の岩国は絵になります。しかし、絵になるだけでは朝ドラの半年を支えられません。
季節で表情を変える山、川、橋、古い町並みがあるからこそ、故郷が珠の記憶の中で生き続ける場所として説得力を持つのでしょう。

SLやまぐち号の車内
石橋静河さんが印象的な撮影として挙げているのが、JR山口線を走るSLやまぐち号です。
白煙を上げ、汽笛を鳴らしながら山あいや町を進む列車の中で、着物姿の石橋さんが一日がかりの撮影に臨みました。
この場面が物語のどこで、どのように使われるかは、放送前の段階ですべて明らかになっているわけではありません。
ただし、故郷を出て新しい場所へ向かう珠の人生と、移動する列車の組み合わせは重要です。宇野千代自身も生涯を通じて各地へ移り住み、人との出会いを作品へ変えていきました。
動き出した列車は、同じ駅には戻りません。
それでも車窓の向こうにある故郷の景色は、離れたあとほど鮮明になることがあります。『ブラッサム』における旅は、単なる場所の移動ではなく、珠が自分の人生を選び始める瞬間として描かれるのかもしれません。
今後ロケ地が追加される可能性もある
放送開始前に確認できる岩国市内の代表的な撮影地は、錦帯橋周辺です。
一方、すべてのロケ場所や登場回が事前に公表されているわけではありません。放送が進むにつれて、岩国市や観光関係団体から新たな撮影場所が紹介される可能性があります。
聖地巡礼を考えている方は、私有地へ無断で立ち入らず、現地の交通や生活を妨げないことも大切です。
物語の舞台を訪ねる時間は楽しいものですが、そこは誰かが毎日を暮らしている町でもあります。その距離感まで含めて、作品を大切に味わいたいですね。
主人公のモデル・宇野千代と岩国の関係
主人公・葉野珠は実在の人物そのものではなく、宇野千代の人生をモデルに作られたオリジナルキャラクターです。
宇野千代は1897年、当時の山口県玖珂郡横山村、現在の岩国市川西で生まれました。1914年に岩国高等女学校を卒業し、1921年には短編小説『脂粉の顔』が懸賞で一等に選ばれ、作家活動へ進みます。
代表作には『おはん』『色ざんげ』『生きて行く私』などがあります。
小説家だけでなく、雑誌の編集者や着物デザイナー、出版社の経営者としても活動しました。女性が職業作家として生きることさえ容易ではなかった時代に、書くことを軸として複数の仕事へ踏み出した人物です。
順風満帆だったわけではありません。
出版社の倒産や借金、震災、戦争、結婚と離婚など、生活を揺さぶる出来事を何度も経験しています。それでも、自分に起きたことを作品や仕事へ変えながら、98歳で亡くなるまで表現を続けました。
石橋静河さんは役作りのために、自伝的小説『生きて行く私』をはじめ宇野千代の作品を読んでいます。
最初は、困難を前向きに変えていく千代の強さを、人間離れしたもののように感じたそうです。しかし作品を読み進めるうち、嫉妬や悔しさ、苦しさも抱えた人だったと知り、印象が変わったと語っています。
ここは『ブラッサム』を見るうえで、とても大切な点です。
珠の明るさは、傷つかなかった人の明るさではありません。苦しい感情をなかったことにせず、その中から生きる理由を拾っていく強さとして描かれるのでしょう。
「前向きなヒロイン」と一言で片づけると、その奥にある葛藤が見えなくなります。笑顔の裏側に何があったのか。その過程まで追うことで、タイトルの「咲く」という言葉にも重みが生まれます。

朝ドラ『ブラッサム』の時代背景は明治・大正・昭和
『ブラッサム』は、明治後期から大正、昭和へと続く激動の時代を描きます。
第1週の幼少期は明治41年、1908年の岩国から始まります。モデルの宇野千代が11歳前後だった時期と重なります。
そこから珠は成長し、故郷を離れ、作家を目指して新しい世界へ進みます。
明治後期は「新しい価値観」が暮らしに入り始めた時代
明治後期の日本では、西洋の制度や文化が急速に取り入れられていました。
都市部では鉄道、新聞、雑誌、洋装などが広がる一方、家族や結婚、女性の生き方には古い価値観が強く残っています。
女性が家を離れ、自分の意志で職業を選び、文章によって生活することは、現在よりはるかに高い壁がありました。
珠が「小説を書きたい」と願うことは、単なる将来の夢ではありません。
誰かに決められた役割ではなく、自分の人生を自分で選びたいという意思でもあります。だからこそ、故郷を出る決断には、期待だけでなく生活そのものを失う怖さが伴います。
大正時代は都市文化と女性表現が広がった時代
大正期には、新聞や大衆雑誌が発達し、文学や映画、演劇、ファッションなどの都市文化が広がりました。
女性が教育や職業を通じて社会へ出る機会も少しずつ増えていきます。ただし、自由な生き方への反発や偏見がなくなったわけではありません。
宇野千代が作家として歩み始めたのも、こうした変化の中でした。
新しい価値観と古い規範が同時に存在する時代は、自由への扉が見えているのに、手を伸ばせば簡単に開くわけではない状態です。
珠は魅力的な人々との出会いを通じ、夢を手繰り寄せていきます。しかし、その出会いがすべて穏やかなものになるとは限りません。
人を好きになること、仕事を選ぶこと、失敗して別の道へ進むこと。その一つひとつが、女性の生き方を狭く決めようとする社会との交渉だったはずです。
昭和は震災・戦争・復興を経験する長い時代
昭和に入ると、社会は戦争へ傾き、やがて敗戦と復興を経験します。
宇野千代の人生には、関東大震災や戦争、事業の失敗など、個人の努力だけでは避けられない大きな出来事が重なりました。
『ブラッサム』は、華やかな成功だけを描く物語ではありません。
時代に生活を揺さぶられながらも、珠が書くことに正直であろうとする姿を追います。社会が大きく変わるとき、一人の女性は何を失い、何を選び直したのか。そこが物語の太い軸になるでしょう。
石橋静河さんは、西洋文化が流入し価値観が入り乱れた当時の不安が、先の見えにくい現代とも重なると話しています。
100年以上前の物語であっても、「自分の人生をどう生きるか」という問いは古くなりません。衣装や町並みは遠い時代でも、迷いの形は思った以上に近いのです。
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『ブラッサム』ゆかりの地を岩国で巡るならどこ?
『ブラッサム』の舞台を実際に歩きたい方は、錦帯橋だけでなく、宇野千代と岩国のつながりを感じられる場所にも目を向けてみてください。
宇野千代生家
最も重要なゆかりの地は、岩国市川西二丁目に残る宇野千代生家です。
明治期の趣を残す建物で、1974年に宇野千代自身の手によって、ほぼ昔の姿へ修復されました。2002年5月から一般公開され、現在はNPO法人宇野千代生家が管理しています。
生家には千代に関する資料やゆかりの品が展示され、庭には梅、桜、紅葉、苔などが配されています。
石橋静河さんも役作りのために生家を訪れました。
撮影場所であるかどうかだけで「聖地」を決めるなら、生家はロケ地とは別の分類になります。しかし、主人公のモデルが実際に生まれ、のちに自ら修復した家です。
『ブラッサム』という物語の根がある場所としては、錦帯橋と同じくらい大切でしょう。
- 所在地:山口県岩国市川西2丁目9番35号
- 開館時間:10時から16時
- 休館日:火曜日、お盆、年末年始
- 入館料:高校生以上310円、小・中学生100円
- 錦帯橋から徒歩約20分
- JR川西駅から徒歩圏内
放送開始に伴う来館者増加を見込み、2026年9月4日から丸久川西店敷地内に30台分の臨時駐車場も設けられています。
開館日や料金は変わる可能性があるため、訪問前に宇野千代生家または岩国市の観光情報で最新内容を確認してください。
岩国学校教育資料館
宇野千代は、現在の岩国小学校につながる岩国尋常小学校へ通っていました。
そのゆかりを伝える岩国学校教育資料館では、2026年9月から2027年6月にかけて、宇野千代と故郷・岩国との関係を紹介する特別展が計画されています。
建物や展示を見ることで、作家として成功したあとの姿だけでなく、岩国で過ごした少女時代へ視線を戻せます。
夢をかなえた人の人生は、結果から逆算すると一本の道に見えてしまいがちです。
けれども、少女だった千代が後年の自分をすべて予想できたはずはありません。作品の舞台を歩く面白さは、その「まだ何者でもなかった時間」に触れられることにもあります。
錦帯橋から川西地区へ歩く意味
錦帯橋と宇野千代生家は、徒歩でおよそ20分の距離です。
橋だけを撮影して帰るのではなく、川西地区まで歩くと、観光名所としての岩国と、宇野千代が暮らした土地としての岩国を一続きで感じられます。
生家周辺は住宅地です。大きな声や路上駐車を避け、地域の案内に従って訪ねましょう。
聖地巡礼というと、ドラマと同じ構図で写真を撮ることに気持ちが向きます。私もカメラを持つと、急に構図へ厳しくなるタイプです。
ただ、『ブラッサム』の場合は、橋を渡り、町を歩き、生家の静けさに触れる時間そのものが、珠の原点を知る旅になるのではないでしょうか。

舞台・岩国から読み解く『ブラッサム』の注目ポイント
ここからは、公式発表とモデルとなった宇野千代の歩みを踏まえた私の考察です。
『ブラッサム』で岩国が果たす役割は、主人公を縛る故郷と、主人公を支える故郷の両方ではないかと考えています。
珠は職場を解雇され、岩国を追われるように上京します。
故郷を出ることは、夢へ向かう晴れやかな旅立ちだけではありません。居場所を失った痛み、家族への思い、失敗した自分を知る人々から離れたい気持ちも重なるでしょう。
それでも、珠の物語は岩国から始まります。
最初に渡った橋、家族と暮らした家、見慣れた山や川は、珠が新しい土地で何度つまずいても消えません。離れたからこそ、故郷で得たものが自分の一部だったと分かることもあります。
宇野千代は1974年、自ら生家を修復し、その後もたびたび岩国へ帰りました。
この事実を見ると、故郷は「飛び出して終わる場所」ではなかったことが分かります。若い日に離れた場所へ、長い人生を経て帰ってくる。その円環まで含めて、『ブラッサム』の岩国は描かれるのかもしれません。
また、錦帯橋は何度も流失と再建を経験してきた橋です。
これは現時点で公式に示された演出意図ではありませんが、困難のたびに立ち上がる珠の人生と重ねて見ることもできます。
橋は、向こう岸へ渡るためのものです。同時に、離れた場所を結び直すものでもあります。
珠が岩国から東京へ進む物語でありながら、人生の後半では東京から岩国へ気持ちがつながり直す。その長い往復を見届けるとき、序盤に映る錦帯橋の意味も変わって見えるのではないでしょうか。
まとめ|『ブラッサム』の舞台は珠の人生が始まる岩国
朝ドラ『ブラッサム』の主な舞台は、山口県岩国市です。
主人公・葉野珠は、岩国出身の作家・宇野千代をモデルにしたオリジナルキャラクター。明治後期の岩国で育ち、故郷を離れて作家を目指し、大正・昭和の激動を生きていきます。
岩国では2026年3月31日から4月2日までロケが行われ、錦帯橋周辺が撮影地となりました。石橋静河さんはSLやまぐち号でも撮影に臨み、宇野千代生家を役作りのために訪れています。
ゆかりの地を巡るなら、次の場所が中心です。
- 『ブラッサム』のロケ地となった錦帯橋周辺
- 宇野千代が生まれ、自ら修復した宇野千代生家
- 少女時代と岩国のつながりを伝える岩国学校教育資料館
岩国は、珠が離れる場所であると同時に、何度でも心の中へ帰ってくる場所になるのでしょう。
錦帯橋の向こうに待っているのは、成功だけではありません。それでも珠は渡っていく。その足取りを追う半年が、いよいよ始まります。
舞台と時代背景を知ったあとは、
物語を実際の映像で味わう段階です。
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よくある質問
朝ドラ『ブラッサム』の舞台はどこですか?
主な舞台は山口県岩国市です。主人公・葉野珠のモデルとなった作家、宇野千代の出身地でもあり、物語序盤では珠の故郷として描かれます。
珠が上京してからは、東京などにも舞台が広がります。
『ブラッサム』の岩国でのロケ地はどこですか?
現時点で代表的な撮影地として確認できるのは、錦帯橋周辺です。
岩国ロケは2026年3月31日から4月2日まで行われました。放送の進行に合わせて、新しい撮影場所が紹介される可能性もあります。
宇野千代生家は『ブラッサム』のロケ地ですか?
公開情報では、生家がドラマ本編の撮影場所になったとは確認できません。
ただし、主人公のモデル・宇野千代が生まれた家であり、石橋静河さんも役作りのために訪れています。作品の背景を知るうえで重要なゆかりの地です。
『ブラッサム』は実話ですか?
宇野千代の人生をモデルにしていますが、主人公・葉野珠を中心に描くオリジナルドラマです。
実在した人物の経歴と、ドラマ上の出来事がすべて同じとは限りません。放送を見る際は、史実を土台にしたフィクションとして受け止める必要があります。
『ブラッサム』はいつから放送されますか?
2026年9月28日から放送開始予定です。
放送日時や再放送、配信に関する最新情報は、NHKの番組案内で確認してください。



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