※本記事はプロモーションを含みます
アニメ『薬屋のひとりごと』第3期は、2026年10月2日(金)23時から分割2クールで放送されます。
原作範囲は未発表ですが、第2期の到達点と第3期本PVから、ヒーロー文庫版小説5・6巻を中心に描く可能性が有力です。
6巻まで進む場合、最終回候補は、塔から転落する里樹妃を馬閃が救う場面。ただし、これは原作の展開に基づく予想であり、アニメの正式な最終到達点ではありません。
この記事の結論
- 公式確定:第3期第1クールは2026年10月2日(金)23時から放送
- 公式確定:第2クールは2027年4月開始予定
- 有力予想:原作小説5巻から始まり、6巻終盤まで進む可能性がある
- 5巻の中心:蝗害の予兆、西都への旅、壬氏をめぐる婚姻の思惑、里樹妃と獅子の事件
- 6巻の中心:白娘々の捕縛、里樹妃の幽閉、疑惑の手紙、塔からの転落と馬閃の救出
- 最終回候補:里樹妃救出まで描き、蝗害や白娘々の背景を次の物語へ残す構成
- 未発表:総話数、各クールの話数、原作の正式な映像化範囲
ネタバレ注意:ここからは、ヒーロー文庫版『薬屋のひとりごと』5巻・6巻の重要な事件と結末に触れます。アニメで初めて驚きたい方は、放送後にお戻りください。
原作を確認するために5巻を開いたはずなのですが、気づけば人物の移動と事件の順番を紙に書いていました。確認とは、ときどき西都より遠い場所まで人を連れていきます。
薬屋のひとりごと3期は原作何巻?公式確定と予想を区別
『薬屋のひとりごと』第3期が原作の何巻を映像化するかは、現時点で公式発表されていません。
一方、第2期が原作小説4巻の区切りまで描いたこと、第3期本PVに旅や災害の予兆、白娘々が登場することから、5巻開始はかなり有力です。
第3期について公式発表されている情報
| 項目 | 発表内容 | 区分 |
|---|---|---|
| 作品名 | TVアニメ『薬屋のひとりごと』第3期 | 公式確定 |
| 第1クール開始日 | 2026年10月2日(金) | 公式確定 |
| 放送時間 | 毎週金曜23時 | 公式確定 |
| 放送局・放送枠 | 日本テレビ系全国30局「FRIDAY ANIME NIGHT」 | 公式確定 |
| 第2クール | 2027年4月開始予定 | 公式確定 |
| 配信 | 放送終了後、各配信プラットフォームで順次配信予定 | 公式確定 |
| オープニングテーマ | ヨルシカ「雲を抜け風下へ私だけ」 | 公式確定 |
| 白娘々役 | 上田麗奈 | 公式確定 |
| 原作範囲 | 小説5・6巻が有力 | 予想 |
| 総話数・最終到達点 | 発表されていない | 未発表 |
公式の第3期本PVでは、朝餉に並ぶいなご、災害の到来を警戒する壬氏、遠方へ向かう猫猫たち、白い髪と赤い瞳を持つ白娘々が確認できます。
いずれも5巻以降の展開へつながる要素です。ただし、PVは物語の順番どおりに映像を並べるとは限らないため、映像だけで各話の構成までは断定できません。
原作5・6巻が有力と考えられる根拠
| 判断材料 | 確認できる内容 | 考えられる構成 |
|---|---|---|
| 第2期最終話 | 原作小説4巻の大きな区切りまで到達 | 第3期は5巻から開始する可能性が高い |
| 過去シリーズ | 第1期は1・2巻、第2期は3・4巻が中心 | 第3期も2冊分なら5・6巻が候補 |
| 第3期本PV | いなご、旅、白娘々などを描写 | 5巻から6巻へ続く要素と一致 |
| 分割2クール | 2026年10月と2027年4月に放送予定 | 5・6巻を丁寧に描ける構成が考えられる |
過去2期は、それぞれ24話を使って原作小説約2冊分を描きました。同じ進行を当てはめれば、第3期が6巻終盤まで進むという予想には一定の根拠があります。
ただし、原作6巻には複数の事件と人物の思惑が重なっています。アニメ独自の順番変更や補足、次期へ回す場面があれば、6巻の途中で区切る可能性も残ります。
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原作5巻のネタバレ|蝗害の予兆と西都編のあらすじ
原作5巻では、猫猫が蝗害の危険へ気づき、壬氏たちと西都へ向かいます。巻の後半では、里樹妃が獅子に襲われ、馬閃が救う事件が大きな転機になります。
ここからは、原作5巻で起きる主要な出来事を、アニメ第3期との関係が分かる順番で整理します。
猫猫は趙迂と暮らしながら災害の兆候を拾う
子の一族をめぐる事件が終わった後、猫猫は生き残った少年・趙迂を連れて花街へ戻ります。
子の一族と関係していた趙迂は記憶に問題を抱えていますが、虫や作物に関わる断片的な知識を残していました。猫猫は日常の会話や周辺の記録から、蝗害につながる危険を意識し始めます。
蝗害とは、バッタ類の大群が移動しながら農作物を食い尽くす災害です。
被害は一つの畑で終わりません。穀物不足、価格高騰、流通の混乱、飢饉へと連鎖し、都市から離れた土地で起きた異変が国全体の暮らしを揺らします。
猫猫は過去の記録を調べ、発生条件や被害を抑える方法を探ります。
これまでの猫猫は、目の前にいる患者の症状や、後宮に残された小さな痕跡から真相へ近づいてきました。5巻では、その観察力がまだ発生していない国家的災害へ向けられます。
第2期までに子翠と交わした虫の話も、違う意味を帯びて見えてきます。彼女がいなくなっても、伝えられた知識は猫猫の中で働き続けている。そのつながりが、少し痛く、同時に頼もしく感じられる部分です。
壬氏は皇弟として蝗害対策を担う
猫猫から蝗害の可能性を知らされた壬氏は、皇弟・華瑞月として対策へ関わります。
ただし、災害対策は原因を見つければ終わる謎解きではありません。被害が起きる前に食料や物資を確保するには、多くの人へ危険を説明し、費用や負担を引き受けてもらう必要があります。
何も起きなければ、準備は無駄だったと批判されるかもしれません。備えなければ、被害が出たときに取り返しがつかない。
壬氏が背負うのは、答えが見えてから動く仕事ではなく、確証がそろう前に判断する責任です。
子の一族が討たれた後に大きな災害が発生すれば、人々が天災と現帝の治世を結びつける可能性もあります。食料問題は、そのまま政治不安へつながりかねません。
美しい宦官として後宮を歩いていた頃より、壬氏の立場は明らかに重くなっています。正体を明かせば身軽になるのかと思いきや、むしろ国の食卓まで背負うことになりました。推す側としては、少しも安心できません。
猫猫たちは西都へ向かう
壬氏は猫猫、馬閃、やぶ医者らを伴い、茘国西部の西都へ向かいます。
西都は茘国の西方に位置する都市であり、西都そのものが隣国なのではありません。物語には隣国・砂欧につながる事情も入ってきますが、両者は分けて理解する必要があります。
後宮で起きた事件では、部屋の位置、食器、薬、接触した人物などが手がかりになりました。
西都編では、土地の気候、農作物、交易、中央と地方の距離、名家同士の関係まで調べなければなりません。猫猫の視界が広がるほど、謎の規模も大きくなっていきます。
西都では壬氏の婚姻をめぐる思惑が動く
西都への旅には災害への備えだけでなく、皇弟である壬氏の婚姻をめぐる政治的な思惑も絡みます。
ここは、単純に「正式な妃選びが始まり、猫猫も候補へ立候補する」と理解すると実情から離れてしまいます。
壬氏には皇族として望ましい婚姻を求める周囲の意向があります。猫猫も羅漢の実娘であるため、本人の意思とは無関係に、政治的な組み合わせとして見られ得る立場です。
しかし、猫猫自身が妃になることを望み、候補として積極的に振る舞うわけではありません。
猫猫が壬氏との関係に慎重なのは、恋心に気づいていないからだけではないでしょう。後宮で妃たちの妊娠や出産、皇位継承、家同士の思惑を見てきた彼女には、皇族の隣に立つ意味が分かっています。
壬氏の気持ちを受け入れれば、二人だけの恋愛では終わりません。猫猫の身体、家柄、子どもの有無まで政治の材料として扱われる可能性があります。
気持ちより先に、その先で発生する問題が見えてしまう。薬の副作用まで確認しなければ飲めない猫猫らしい慎重さですが、壬氏にとってはなかなか険しい道です。
里樹妃を馬閃が獅子から守る
西都で開かれた宴では、余興として運び込まれた獅子が里樹妃へ迫る事件が起きます。
危険へ飛び込み、里樹妃を守るのが馬閃です。この救出によって、二人の関係はそれまでとは異なる段階へ進みます。
里樹妃は幼い頃から、家や政治の都合で婚姻先を決められてきました。先帝の妃となった後、現帝の後宮へ入り、侍女たちから冷遇された時期もあります。
過去の園遊会では、魚介類を苦手とする里樹妃の食事が玉葉妃のものと入れ替えられました。周囲へ事情を訴えても信じてもらえず、自分の言葉が軽く扱われる苦しさを経験しています。
馬閃は、その里樹妃を政治上の肩書ではなく、目の前で危険にさらされている人として守ります。
この時点で恋が成就するわけではありません。身分の問題があり、二人とも感情を器用に言葉へ変えられる人物でもないからです。
原作5巻の着地点は、蝗害の問題が完全に解決することではなく、対策が必要な国家的課題として共有され、人物たちが次の行動へ移る段階にあります。
同時に、獅子の事件を通して、里樹妃と馬閃の間に後の救出劇へつながる信頼が生まれます。
原作6巻のネタバレ|白娘々の捕縛と里樹妃の手紙
原作6巻では、白娘々が捕らえられた後、同じ塔に幽閉された里樹妃へ接触します。疑惑の手紙は恋文ではなく、猫猫たちは西洋の悲恋物語を書き写した文章だと突き止めます。
重要なのは事件の順番です。白娘々が自由に動きながら里樹妃を塔へ送り込むのではありません。
白娘々とは何者なのか
白娘々は、白い髪と赤い瞳を持ち、仙女を思わせる姿で人々を引きつける女性です。アニメ第3期では上田麗奈さんが声を担当します。
彼女の周囲には、薬物や占い、人々の思い込み、権力者から情報を引き出す動きが見え隠れします。
神秘的な存在として見せながら、人間の身体や心理へ働きかける現実的な方法を利用するところが、『薬屋のひとりごと』らしい人物です。
ただし、6巻の段階で白娘々の出自や目的、背後関係のすべてが明らかになるわけではありません。後の巻で判明する内容まで、6巻時点の確定事項として混ぜないよう注意が必要です。
また、猫猫が白娘々と直接対決し、全計画を暴いて逮捕する展開でもありません。
猫猫は周辺の事件を調べ、村で得た情報などを関係者へ渡します。その後、白娘々が捕らえられた事実は壬氏と水蓮の会話を通して伝えられ、捕縛現場の詳細は大きく描かれません。
ここには、第3期で変わっていく猫猫の役割が表れています。
猫猫が一人で犯人を追い詰めるのではなく、彼女が見つけた情報を別の人物や組織が使い、結果へつなげる。個人の推理だけでは処理できない政治と諜報の領域へ、物語が広がっているのです。
里樹妃は恋文の疑いをかけられる
都へ戻った里樹妃は、帝以外の男性へ恋文を送った疑いをかけられます。
皇帝の妃であった女性の不義は、個人の恋愛問題では済みません。本人の処遇だけでなく、実家や宮廷内の力関係にも影響する重大な嫌疑です。
疑いを晴らせない里樹妃は、侍女の河南とともに「不治の病の塔」と呼ばれる場所へ隔離されます。
ところが、不義の証拠とされた文章は、里樹妃が男性へ宛てた恋文ではありません。
猫猫と壬氏たちは文章の出どころを確認し、それが西洋の悲恋物語を書き写したものだと突き止めます。文面だけを切り取り、書かれた目的を無視することで、恋文のように仕立てられていたのです。
同じ言葉でも、誰が、どの文章から、何のために写したのかによって意味は変わります。
猫猫がここで調べるのは薬の成分ではありません。文章へ混ぜられた悪意を分離し、誤った解釈によって作られた罪をほどいていきます。
捕縛された白娘々が塔で里樹妃へ近づく
白娘々はすでに捕らえられ、里樹妃が幽閉された塔の上階へ収容されています。
そこで白娘々は「素貞」と名乗り、孤立した里樹妃へ接触します。この順序を押さえておくと、誰が里樹妃へ嫌疑をかけ、誰が塔の中で彼女を追い詰めたのかを混同せずに読めます。
里樹妃は、家族や侍女を含む周囲の人々によって、自分の意思を軽く扱われてきました。
白娘々はその孤独へ入り込み、理解者であるかのように言葉を重ねます。さらに幻覚作用をもたらす香が使われ、里樹妃は正常な判断を保ちにくい状態へ追い込まれます。
白娘々の怖さは、薬物の知識だけではありません。
相手が何を恐れ、どの言葉を待っているのかを見抜いたうえで、その不足を埋めるように近づきます。露骨な敵意より、味方に見える言葉のほうが深く届いてしまう。その心理的な侵入が、塔の場面を重くしています。
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薬屋のひとりごと3期の最終回は里樹妃救出まで?
第3期が原作6巻終盤まで進むなら、錯乱した里樹妃が塔から転落し、馬閃が身を挺して受け止める場面が最終回の有力候補です。
ただし、原作で起きる事実と、アニメの最終回予想は別です。里樹妃の救出がアニメ第3期の最終話になると公式発表されたわけではありません。
里樹妃は香と心理的な揺さぶりで錯乱する
塔の中で里樹妃は、白娘々の言葉と香の影響を受けます。
原作では里樹妃が塔から飛び降りる展開になりますが、冷静な状態で自ら命を絶つことを選んだ場面とは言い切れません。
幻覚作用と心理的な誘導によって正常な判断を失い、追い詰められた末の転落として描かれています。
猫猫と壬氏も現場へ向かいますが、言葉だけでは間に合いません。白娘々の存在が最後の引き金となり、里樹妃の身体は塔から落下します。
馬閃が落下する里樹妃を受け止める
地上では、落下に備えて布団が集められます。
それでも安全に受け止められないと判断した馬閃は、自ら前へ出て、落ちてくる里樹妃を抱えます。二人は地面へ落下し、馬閃も大きな負傷を負いますが、里樹妃の命は救われます。
この場面は、獅子の事件との対比によって強く響きます。
獅子から守ったとき、馬閃は目の前の危険を身体能力で退けました。塔からの救出では、自分も傷つくと分かったうえで、里樹妃の命を選びます。
里樹妃はこれまで、先帝の妃、現帝の妃、名家の娘という役割を先に見られてきました。
馬閃の行動が示すのは、身分や政治的価値とは関係なく、里樹妃本人に生きていてほしいという意思です。だからこそ、この救出は派手な活劇でありながら、二人の関係を説明する長い告白のようにも見えます。
ただし、救出後すぐに二人が結ばれるわけではありません。
里樹妃を取り巻く身分や婚姻の問題は残り、負傷した馬閃にも回復が必要です。6巻の事件後、里樹妃は命を取り留めますが、将来の処遇と二人の関係は、この巻だけですべて決着しません。
最終回候補として成立する三つの理由
| 理由 | 最終回に向くポイント |
|---|---|
| 映像的な山場がある | 塔からの転落と救出は、6巻終盤の大きなクライマックスになる |
| 5巻からの流れを回収できる | 獅子の事件で始まった里樹妃と馬閃の関係が、救出へつながる |
| 次の物語を残せる | 蝗害、白娘々の背景、猫猫と壬氏の関係は継続できる |
分割2クール全体の終盤に里樹妃救出を置けば、一つの事件へ決着をつけながら、シリーズ全体の問題は次へ残せます。
一方、アニメが6巻の出来事を再構成した場合、白娘々に関する別の場面や、猫猫と壬氏の関係を示す場面をラストへ移すことも考えられます。
現段階で言えるのは、6巻まで映像化するなら里樹妃救出が最大級の最終回候補になるというところまでです。
第3期を考察|災害・仙女・婚姻を結ぶ共通テーマ
ここからは、公式発表と原作5・6巻を踏まえた私の考察です。
第3期を構成する蝗害、白娘々、皇族の婚姻には、人はまだ見えないものを何によって信じるのかという共通点があります。
見えない災害と作られた奇跡が対照になる
蝗害は、被害が目の前に現れてから対処しても間に合わない災害です。
猫猫と壬氏は、まだ空を覆っていない虫の群れを想像し、記録や兆候を根拠に人々へ備えを求めなければなりません。
対する白娘々は、薬物や演出、人々の先入観を利用し、存在しない神秘を見える形へ変えます。
人々は、根拠があっても見えない災害を信じにくい。一方、目の前で見せられた奇跡には、仕掛けがあっても引きつけられてしまいます。
蝗害編と白娘々の事件は別々の出来事に見えますが、「何を信じるか」という一点でつながっているのではないでしょうか。
猫猫が大切にするのは、派手な印象ではなく、再現できる事実です。虫の生態、残された記録、香の作用、文章の出どころ。小さな根拠を積み重ね、見せられた物語を疑います。
猫猫は解決者から情報をつなぐ人物へ変わる
第3期で注目したいのは、猫猫があらゆる事件を一人で解決する名探偵ではなくなる点です。
蝗害の兆候を見つけても、猫猫一人では穀物を備蓄できません。白娘々につながる情報を得ても、自分だけで捕縛まで完結させるわけではありません。
猫猫が見つけた情報を壬氏や水蓮らへ渡し、政治や組織が動くことで、多くの人へ影響する結果が生まれます。
これは能力が弱まったのではなく、猫猫の知識が社会の中で使われ始めたという成長です。
後宮で一人の病を見抜いた薬師が、やがて国の飢えを防ぐ判断材料を示す。第3期は舞台が広がるだけでなく、猫猫の知識が届く範囲まで広がる物語になると考えられます。
里樹妃の救出は「選ぶ時間」を取り戻す始まり
里樹妃は、自分の意思より先に周囲の都合で人生を決められてきた人物です。
馬閃による救出を、王子が姫を救う恋愛場面だけで捉えると、彼女が背負ってきたものを見落としてしまいます。
馬閃は、里樹妃の将来を代わりに決めるわけではありません。
彼が救うのは、彼女がこれから自分の未来を選ぶために必要な命と時間です。誰と生きるか、どこへ向かうか。その答えは救出の瞬間には出ません。
だからこそ、救出後に問題が残ることにも意味があります。
一度助けられれば、過去の傷や政治的な制約がすべて消えるわけではない。それでも、自分の言葉を持つための時間は戻ってきます。
私は、この未完成さが里樹妃の物語に合っていると感じます。きれいな結婚で急いで閉じるのではなく、まず生き延びることから始める。その順番が、彼女の人生をようやく本人へ返していくのです。
猫猫と壬氏は近づくほど立場の違いが明確になる
原作5・6巻では、壬氏が猫猫を特別に思っていることを以前ほど隠せなくなります。
しかし、二人がすぐに結婚するわけではありません。
壬氏は皇弟として責任を引き受け、猫猫は薬師として自由に生きることを望んでいます。距離が近づくほど、身分、婚姻、後継者、羅漢との関係といった現実も鮮明になります。
猫猫は壬氏の気持ちを理解できないのではなく、受け入れた後に何が起きるかまで考えているのでしょう。
壬氏も、立場を使って猫猫をそばへ置けば、彼女が大切にしている生き方を傷つけると分かっているはずです。
恋が進みそうになるたび、政治が横から椅子を持ってきて座ります。大変に邪魔なのですが、その邪魔を無視しないところに、この二人の誠実さがあります。
まとめ|第3期最終回は里樹妃救出が有力候補
『薬屋のひとりごと』第3期は、2026年10月2日(金)23時から日本テレビ系全国30局で放送され、第2クールは2027年4月に始まる予定です。
原作の正式な映像化範囲は未発表ですが、第2期の到達点、過去2期の進行、第3期本PVを踏まえると、ヒーロー文庫版小説5・6巻が有力です。
- 5巻では蝗害の予兆、西都への旅、壬氏の婚姻をめぐる思惑が描かれる
- 西都の宴では里樹妃が獅子に襲われ、馬閃が守る
- 6巻では捕縛された白娘々が、同じ塔に幽閉された里樹妃へ接触する
- 里樹妃の手紙は恋文ではなく、西洋の悲恋物語を書き写した文章
- 香と心理的な誘導によって錯乱した里樹妃が塔から転落する
- 馬閃が身を挺して里樹妃を受け止め、命を救う
- 蝗害、白娘々の背景、猫猫と壬氏の関係は6巻だけで完全には決着しない
第3期では、猫猫の拾った小さな違和感が、一人の患者ではなく、国の食料や宮廷の判断を動かしていきます。
後宮を出れば自由な旅が待っている――とは、残念ながらいきません。道の先には災害の兆候があり、宴には婚姻の思惑があり、美しい仙女の微笑みには仕掛けがあります。
それでも猫猫は、虫の動きも、香に混じる異変も、文章へ忍ばされた悪意も見逃しません。
誰も気に留めなかった一つの兆候が、国の未来と一人の少女の命へつながる。その瞬間がどのような色と音で映像になるのか、静かな顔を保ちながら待つには、少々難しい秋になりそうです。
よくある質問
薬屋のひとりごと3期は原作の何巻から始まりますか?
アニメ第2期が原作小説4巻の大きな区切りまで描いたため、第3期はヒーロー文庫版小説5巻から始まる可能性が高いと考えられます。
ただし、公式から巻数や各話の対応範囲は発表されていません。
薬屋のひとりごと3期は原作何巻まで描きますか?
過去2期がそれぞれ原作小説約2冊分を描いたことから、6巻終盤まで進む可能性があります。
第3期本PVにも5・6巻へつながる要素が登場していますが、正式な最終到達点は未発表です。
第3期の最終回は里樹妃を馬閃が救う場面ですか?
6巻まで映像化される場合は、有力な最終回候補です。
ただし、アニメ第3期の最終話になると公式発表されたわけではなく、構成変更や別の区切り方も考えられます。
白娘々が里樹妃を塔へ送ったのですか?
白娘々が里樹妃へ恋文の嫌疑をかけ、塔へ送ったという単純な関係ではありません。
白娘々は先に捕らえられて塔の上階へ収容されており、別の経緯で幽閉された里樹妃と塔の中で接触します。
里樹妃は自分の意思で塔から飛び降りるのですか?
原作では塔から転落しますが、冷静な状態で死を選んだ場面ではありません。
白娘々の言葉と幻覚作用のある香によって正常な判断が難しくなり、錯乱した状態で追い詰められます。
猫猫が白娘々を直接捕まえるのですか?
猫猫は白娘々につながる情報を集めますが、一人で直接捕縛するわけではありません。
捕らえられた事実は壬氏と水蓮の会話を通して伝えられ、捕縛現場の詳細は大きく描かれていません。
原作6巻で里樹妃と馬閃は結婚しますか?
6巻では結婚しません。
馬閃によって里樹妃の命は救われますが、身分や処遇の問題は残り、二人の関係は後の物語へ続きます。
薬屋のひとりごと3期で猫猫と壬氏は結婚しますか?
原作小説5・6巻相当では結婚しません。
二人の距離は近づくものの、猫猫の意思、壬氏の皇族としての責任、婚姻に伴う政治的な問題があり、関係の決着には至りません。
情報ソース
- アニメ『薬屋のひとりごと』公式サイト「TVアニメ第3期 2026年10月2日(金)から放送開始!KV&PVが解禁」(2026年8月15日発表、2026年9月17日確認)
- アニメ『薬屋のひとりごと』公式サイト「第3期本PV」(2026年8月15日公開、2026年9月17日確認)
- アニメ『薬屋のひとりごと』公式サイト「CHARACTER 白娘々」および白娘々役・上田麗奈キャスト情報(2026年9月17日確認)
- 日向夏『薬屋のひとりごと 5』ヒーロー文庫、主婦の友社、2016年4月30日刊(蝗害の予兆、西都への旅、婚姻をめぐる思惑、獅子の事件に関する場面を確認)
- 日向夏『薬屋のひとりごと 6』ヒーロー文庫、主婦の友社、2016年11月30日刊(白娘々の捕縛後、里樹妃の幽閉、手紙の出どころ、塔からの転落と救出に関する場面を確認)
- TVアニメ『薬屋のひとりごと』第2期 第48話「はじまり」(原作4巻から第3期へ続く到達点を確認)
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執筆:月白しずく(momoiroblog専属ライター/原作小説5・6巻とアニメ第2期本編、公式第3期情報を照合して執筆)



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