朝ドラ『ブラッサム』の葉野家は、父・葉野清治を渡部篤郎さん、継母・葉野リョウを国仲涼子さんが演じ、主人公・葉野珠の弟妹や親戚まで物語に深く関わります。
誰が父で、誰が弟で、叔父・叔母・いとこはどちら側の親戚なのか。家族関係を先に知っておくと、珠が岩国で何を受け取り、なぜ自分の人生を選ぼうとするのかが、ぐっと見えやすくなります。
2026年度後期のNHK連続テレビ小説『ブラッサム』は、作家・宇野千代をモデルにしたオリジナルのフィクションです。
主人公は、明治30年(1897年)に山口県岩国で生まれた葉野珠。大人になった珠を石橋静河さん、幼少期を村上蘭さんが演じます。
放送開始は2026年9月28日(月)予定。この記事では、2026年8月23日時点で発表されている情報をもとに、葉野家の家族キャスト、珠との続柄、それぞれの役割を整理します。出演者側の公式情報でも9月28日放送開始予定と案内されています。テンサラット+1
『ブラッサム』家族キャストは誰?葉野家の関係を一覧で確認
『ブラッサム』の主人公・葉野珠は、父・清治と継母・リョウに育てられ、弟の守、妹の俊子、弟の英男を持つ4人きょうだいの長女です。
さらに父方の叔父・清重、亡き実母の妹・照子、その息子でいとこの保が登場します。まずは関係を一度ここで整理しておきましょう。
| 登場人物 | キャスト | 珠との関係 | 役柄・ポイント |
|---|---|---|---|
| 葉野珠 | 石橋静河 | 主人公 | 岩国に生まれ、のちに作家への道を歩む |
| 幼少期の葉野珠 | 村上蘭 | 主人公の幼少期 | 尋常小学校に通う読み物好きの少女 |
| 葉野清治 | 渡部篤郎 | 父 | 葉野酒造の長男。家業は継がず、子どものしつけには厳しい |
| 葉野リョウ | 国仲涼子 | 継母 | 清治の後妻。珠の弟妹を産み、家族を支える |
| 葉野守 | 日向亘 | 弟 | 葉野家の長男。姉思いで責任感が強い |
| 葉野俊子 | 伊東蒼 | 妹 | 葉野家の次女。工場で働き家計を支える |
| 葉野英男 | 藤原大祐 | 弟 | 葉野家の次男で、家族に愛される末っ子 |
| 葉野清重 | 三浦誠己 | 叔父 | 清治の弟。兄に代わって葉野の本家を継ぐ |
| 木村照子 | 山田真歩 | 叔母 | 珠の亡き実母の妹 |
| 木村保 | 金子大地 | いとこ | 照子の次男。珠の母方につながる親族 |
父・継母や岩国の親族は2026年2月13日に発表され、その後5月21日に幼少期の珠役、6月18日に弟妹役が追加発表されました。
情報が何回かに分かれて出たので、発表を追っていた人ほど一瞬迷いやすい家系です。
私も並べ直してみて、ようやく頭の中の葉野家全員に名札が付きました。
大切なのは、珠が単に「父と継母に育てられた主人公」ではないこと。
父方の本家、亡き実母につながる親戚、そして自分を姉として見て育つ弟妹。
珠の周囲には最初から複数の家族関係があり、それぞれが異なる方向から彼女の人生に関わってきます。
渡部篤郎が演じる父・葉野清治とは?家業を継がなかった長男
主人公・珠の父、葉野清治(はの・きよじ)を演じるのは渡部篤郎さんです。
清治は岩国でも有数の蔵元「葉野酒造」の長男ですが、本来なら自分が担うはずだった実家の家業を継がずに暮らしています。一方、家庭では珠をはじめとする子どもへのしつけに厳しい父親です。
渡部篤郎さんは本作が連続テレビ小説初出演。
2026年2月13日の出演発表時には、約40年俳優を続けてきた中で初めて朝ドラとの縁を得たこと、さらにヒロインの父親を演じることへの思いを明かしています。制作側も、渡部さんの持つ独特の存在感を生かした新しい父親像を期待していると説明しました。
私は、この「厳しい父」という情報以上に、清治自身が家の定めた道から外れていることが気になります。
清治は葉野酒造の長男なのに、家業を継いでいません。
そして娘の珠も、やがて岩国という生まれ育った土地から飛び出し、自分の生き方を求めていきます。
父娘は正反対に見えて、実はどちらも「家から与えられた役割だけでは生きなかった人」なのです。
清治と珠は似ているからこそぶつかるのか
ここからは、公式発表を踏まえた私の考察です。
清治がなぜ家業を継がなかったのか、その経験が珠への教育にどう影響しているのかについて、2026年8月時点ですべてが明かされているわけではありません。
だから、清治を今から単純な「娘の自由を邪魔する父」と決めつけてしまうのは、少し早い気がしています。
自分も決められた道を外れたからこそ、その先にある苦労を知っている。
もしそうなら、珠に厳しくする態度の奥には、支配したい気持ちだけでは説明できない感情が潜んでいる可能性があります。
自分の人生では家業を継がなかったのに、娘には自由を許せない。
文字だけで見ると矛盾しています。でも家族というものは、わりと平然と矛盾を抱えます。
自分が苦労した道を子どもには歩かせたくない人もいれば、自分ができなかったことを子どもには求めてしまう人もいる。
『ブラッサム』がその不器用さまで描くなら、清治はかなり奥行きのある父親になりそうです。
父と娘は遠く離れているようで、同じ方向を向いている瞬間があるのかもしれません。
国仲涼子が演じる継母・葉野リョウとは?珠との血のつながらない親子関係
珠の継母、葉野リョウを演じるのは国仲涼子さんです。
珠は幼い頃に実母を亡くしており、リョウは清治の後妻として葉野家へやってきます。その後、珠にとって弟や妹となる子どもたちを産み、家族を献身的に支える人物です。
ここは人物関係を間違えやすいので、はっきり整理しておきます。
国仲涼子さん演じるリョウは、珠の実母ではなく継母です。
そして『ブラッサム』では、この「血がつながっていない」という事実だけで二人の関係を説明しきれないところが、ひとつの見どころになりそうです。
国仲涼子は『ちゅらさん』ヒロインから母親役へ
国仲涼子さんと朝ドラの歴史を知っていると、今回の配役にはもう一つ別の時間が流れています。
国仲さんは2001年度前期の連続テレビ小説『ちゅらさん』で主人公・古波蔵恵里を演じました。
それから25年。
『ブラッサム』では、ヒロインになる側ではなく、ヒロインを見守る母親側に立ちます。
国仲さんは出演発表に際し、40代になったら朝ドラでヒロインの母親を演じたいという思いを持っていたことを明かしました。
背景にあったのは、『ちゅらさん』で恵里の母・勝子を演じた故・田中好子さんです。
国仲さんは当時、田中さんから公私にわたって支えられた経験があり、その存在が母親役への思いにつながったと説明しています。今回のオファーを受けた際には、うれしさから涙がこぼれたことも明かしました。
これを知ると、リョウの場面を少し違った目で見てしまいそうです。
ドラマの中では、幼い珠の家へやってくる継母。
撮影の外側では、かつて朝ドラの真ん中を走った国仲さんが、今度は石橋静河さんを支える側にいる。
作品そのものとは別の話ではありますが、朝ドラという長く続く枠だから生まれる時間の重なりでしょう。
こういう話に弱いです。しずく、平静な顔で書いていますが、たぶん放送ではリョウが普通に食卓にいるだけでも少し見方が変わっています。
「継母」という二文字だけでリョウを決めつけたくない
昔話や古い物語に慣れていると、「継母」と聞いただけで少し身構えてしまう人もいるかもしれません。
しかし、現在公表されているリョウの人物像は、家族を献身的に支える女性です。スポーツニッポン
私が注目したいのは、珠がリョウをいつから「母」に近い存在として感じるのか、それとも別の名前を持つ大切な家族として受け止めていくのかという部分です。
家族になった日は記録できます。
でも、心の距離が変わる日はカレンダーには書けません。
幼い珠には亡くなった実母がいる。
リョウにも、その母親の代わりになることへの迷いがあるかもしれない。
どこまで踏み込むのか。どこでは待つのか。
その小さな距離の変化が丁寧に描かれれば、『ブラッサム』の家族劇にはかなり深い温度が生まれると思います。
村上蘭が演じる幼少期の葉野珠とは?426人のオーディションから選出
幼い葉野珠を演じるのは村上蘭さんです。
NHK大阪放送局は2026年5月21日に出演を発表。村上さんは426人が参加したオーディションを経て幼少期の珠役に選ばれました。連続テレビ小説への出演は今回が初めてです。
幼少期の珠は、山口県岩国の尋常小学校に通う「読み物」が大好きな少女。
大人の珠を演じる石橋静河さんへ人物をどうつなげるのかという点でも、序盤の重要な役になります。
家族記事で幼少期役を外せない理由は、珠と清治、リョウとの関係がこの時期から始まるためです。
珠が何を褒められ、何を叱られ、どんなときに家の外へ目を向けるのか。
のちに小説を書く人物だからといって、幼い頃から完成した「作家」だったわけではありません。
まずは本を読む少女がいる。
その少女の周囲に、厳しい父と、新しく母になろうとする女性がいる。
そこから一人の作家が育っていくと考えると、幼少期編は単なる前日譚ではなく、葉野珠という人物の根を探す時間になるのでしょう。
村上さん自身も出演発表時、珠が家族と向き合う姿を見守ってほしいとコメントしています。
『ブラッサム』珠の弟・妹は誰?日向亘・伊東蒼・藤原大祐の役柄
2026年6月18日、珠のきょうだいを演じる追加キャストとして、日向亘さん、伊東蒼さん、藤原大祐さんが発表されました。
珠は4人きょうだいの長女です。
きょうだい構成は次のとおり。
- 長女:葉野珠/石橋静河
- 長男:葉野守/日向亘
- 次女:葉野俊子/伊東蒼
- 次男:葉野英男/藤原大祐
この3人は「主人公の弟妹」というだけでなく、成長後にもさまざまな葛藤を抱えて珠の前へ現れる人物として紹介されています。
制作統括の村山峻平さんは、弟妹との再会が作家となった珠の新たなステージにつながっていくことを示しています。
つまり、序盤だけの家族ではありません。
珠が岩国を離れたあとも、きょうだいとの関係は物語に残る。
ここはかなり重要です。
葉野守役は日向亘|家族を守ろうとする責任感の強い弟
葉野守(はの・まもる)を演じるのは日向亘さんです。
守は珠の弟で、葉野家の長男。
公式の人物紹介では、家族思い、姉思いで、人一倍責任感の強い人物とされています。幼い頃から珠の背中を見て育ち、自分も家族を守ろうとする青年です。
日向さんは本作が連続テレビ小説初出演。
名前が「守」で、実際に家族を守ろうとする人物。
ここまで真っすぐ役割を背負う名前だと、逆に私は少し心配になります。
責任感が強い人は、ときに自分の希望を最後に回してしまうからです。
珠が外の世界へ進む人物だとすれば、守は家族という内側を見つめる人物になる可能性があります。
どちらが正しいという話ではありません。
姉は姉の人生を選ぶ。
弟は弟なりに家族を守ろうとする。
互いに大切だからこそ、選択の違いが痛くなる。そんな姉弟関係になれば、かなり胸に残りそうです。
葉野俊子役は伊東蒼|働きながら家計を支える妹
葉野俊子(はの・としこ)を演じるのは伊東蒼さんです。
俊子は葉野家の次女で、珠の妹。
工場で働いて家計を支えながら、姉・珠を慕い、その生き方に影響を受けていく人物とされています。まんたんウェブ
この設定は、私はかなり重要だと感じました。
珠が自分の道へ進む姿は、見る側からすれば勇気のある生き方です。
でも、その後ろには家に残って働く妹がいる。
自由という言葉は美しく聞こえますが、誰もが同じ条件でそれを選べるわけではありません。
姉に憧れる。
自分も違う生き方をしてみたい。
それでも目の前には仕事と家計がある。
もし俊子がその二つの間で揺れるなら、彼女は「自分の人生を選ぶ」という『ブラッサム』のテーマを、珠とは違う場所から映してくれる存在になるでしょう。
葉野英男役は藤原大祐|4人きょうだいの末っ子
葉野英男(はの・ひでお)を演じるのは藤原大祐さんです。
英男は珠の弟で、葉野家の次男。
4人きょうだいの末っ子で、家族に愛される素直な人物として紹介されています。藤原さんは本作が連続テレビ小説初出演です。
珠、守、俊子、英男。
同じ家で育つ4人でも、それぞれが家族の中で受け取るものは同じではありません。
一番上の珠には長女としての視線が向き、守には長男としての責任が生まれ、俊子は働いて家計を支え、英男は末っ子として愛される。
家族という小さな場所だけでも、立っている位置によって世界は違って見えます。
朝ドラは主人公一人を長い時間追う物語ですが、こうした弟妹の人生がきちんと存在している作品ほど、主人公の選択にも重みが出てくるもの。
珠が去った岩国で、残った家族がどう時間を重ねていくのか。
そこにも注目したいです。
三浦誠己・山田真歩・金子大地は誰?叔父・叔母・いとこの関係
『ブラッサム』には、珠と同じ家に暮らす家族だけでなく、人生の節目に関わる親戚も登場します。
ポイントは、父方の葉野家と、亡き実母につながる木村家の両方が描かれることです。
葉野清重役は三浦誠己|清治の弟で葉野の本家を継ぐ叔父
三浦誠己さんが演じる葉野清重(はの・きよしげ)は、父・清治の弟。
珠から見ると叔父です。
清治が家業を継がなかったため、清重が兄に代わって葉野の本家を継いでいます。
ここでも父・清治の設定が効いてきます。
本来長男だった清治ではなく、弟の清重が本家を担っている。
「家を継ぐ」ということが現在以上に人生を左右した時代を描く以上、兄弟がそれぞれ何を選び、何を背負ったのかは、葉野家を理解するうえで無視できません。
珠だけが突然「決められた生き方から外へ出る人」なのではない。
その前の世代ですでに、清治と清重の人生が枝分かれしているのです。
私はここが、『ブラッサム』の家族設定の面白いところだと思います。
木村照子役は山田真歩|亡き実母の妹
山田真歩さんが演じる木村照子(きむら・てるこ)は、珠の叔母。
父・清治側の親戚ではなく、珠の亡き実母の妹です。
そのため照子は、珠にとって母方の家族へつながる人物になります。
珠は幼い時期に実母を亡くしています。
その子にとって、亡くなった母を知っている親族の存在は特別でしょう。
リョウは今を一緒に生きていく母。
照子は、自分が十分に知ることのできなかった実母の側につながっている人。
どちらかを「本当の母側」と分ける必要はありません。
むしろ異なる二つのつながりを持つからこそ、珠の家族像は単純な血縁だけでは整理できないものになります。
木村保役は金子大地|照子の次男で珠のいとこ
金子大地さんが演じる木村保(きむら・たもつ)は、照子の次男で、珠のいとこです。
学業に秀で、誠実さを持ちながら独特の雰囲気もある青年として発表されています。
金子さんは今回が連続テレビ小説初出演。2026年2月13日の第2弾キャスト発表で、清重、照子らとともに出演が明らかになりました。
珠の人生では、岩国の外へ出ていく過程で親族とのつながりも意味を持ってきます。
そのため清重、照子、保は「家系図を埋めるための親戚」ではありません。
家を継ぐ側。
亡き母につながる側。
そして同じ世代を生きるいとこ。
家族という一語の中でも、それぞれ珠との距離が違います。
『ブラッサム』家族キャストから考察|珠の人生を形作る3つの関係
ここからは、発表されている人物設定をもとにした私の考察です。
『ブラッサム』は作家・宇野千代の人生をモデルにしつつ、登場人物名などを再構成したフィクションとして制作されています。
ですから実在の宇野千代の家族史と、葉野珠の物語をそのまま同一視することはできません。
そのうえで家族キャストを並べてみると、珠の物語を理解するうえで特に重要そうな関係が三つ見えてきます。
1.清治と珠は「決められた道から外れた」という点で似ている
一つ目は父・清治との関係です。
清治は葉野酒造の長男なのに家業を継がず、珠はやがて故郷を出て自分の人生へ向かっていく。
二人とも、生まれた場所から与えられた役割だけを選んではいません。
それなのに父は娘に厳しい。
このねじれが、私はいちばん気になります。
単に古い価値観の父と新しい時代の娘、という構図よりも、自分と似た娘だからこそ怖さが分かってしまう父だったとしたら、対立の意味が変わってきます。
珠は父を乗り越えて自由になるのか。
それとも、父の中にも同じ種類の自由への渇望があったと知るのか。
放送前の現段階では断定できません。
ただ、清治が「主人公の障害」で終わらないことを期待したくなる設定です。
2.リョウは「血縁ではない家族」がどう作られるかを見せる存在
二つ目は継母・リョウとの関係。
リョウには珠との血縁がありません。
しかし、家族を支える人物として設定されています。
だからこそ焦点になるのは、「本当の親子かどうか」ではなく、二人がどうやって親子に近い関係を作っていくのかではないでしょうか。
一緒に暮らした日数。
食卓で交わした言葉。
病気を心配した夜。
叱ったあとに残る沈黙。
家族を作るものは、戸籍上の関係より細かな時間の積み重ねだったりします。
もちろん、まだ実際のドラマに存在する場面として断定しているわけではありません。
私が注目したいのは、そうした日常の積み重ねを『ブラッサム』がどのように映すのか、ということです。
国仲涼子さん自身が朝ドラヒロインを経験し、今度はヒロインを支える側へ戻ってきた背景も含め、リョウには作品の内外で「受け渡す人」という印象があります。
3.珠が4人きょうだいの長女であることは「自由」の重みを変える
三つ目は、弟妹との関係です。
珠は一人娘ではありません。
守、俊子、英男という3人の弟妹を持つ長女です。
ここが分かると、故郷を離れるという珠の選択も少し違って見えてきます。
自分の人生を生きたい。
でも、自分を慕って育った弟妹がいる。
家族が嫌いだから離れるのではなく、家族を大切に思っていても離れる必要がある。
この二つは矛盾しません。
むしろ、両方本当だからこそ人は迷います。
俊子は姉の生き方に影響を受け、守は家族を守ろうとし、弟妹たちは成長後にそれぞれの葛藤を抱えて珠と再会すると発表されています。Real Sound|リアルサウンド
この設定を見る限り、『ブラッサム』は「珠だけが自由になって終わる物語」ではなさそうです。
一人が家を出れば、残った人たちの関係も変わる。
そして再会したとき、昔と同じ姉弟には戻れないかもしれない。
離れることで切れる家族もあれば、離れたから初めて見える家族もあります。
私は、珠が小説家になった後の華やかな世界だけではなく、その人生の奥に岩国の家族がどう残るのかを見届けたいと思っています。
『ブラッサム』家族キャストを知ると何が見えてくる?
家族キャストを整理すると、『ブラッサム』序盤の構造がかなり見えやすくなります。
珠の近くには厳格な父・清治がいる。
血のつながらない継母・リョウがいる。
自分の背中を見る守、俊子、英男がいる。
父方には、家業を継いだ叔父・清重。
母方には、亡くなった実母につながる照子と保。
つまり珠は、「家族」という一つの価値観の中で育つのではありません。
家を離れた父、家を継いだ叔父、新しく家族になった継母、家に残る弟妹、亡き母につながる親戚。
それぞれが違う人生を生きています。
これは、自由を求める主人公を描くうえで、とても意味のある配置だと私は考えています。
誰か一人を悪役にして、その人から逃げれば自由になる構造ではない。
好きな人も、大切な家族もいる。
それでも、自分の人生は自分で選ばなければならない。
そのほうが、ずっと難しい。
そしてたぶん、ずっと人間らしい。
『ブラッサム』が描く「自由」は、何も背負わずに飛び出す軽さではなく、受け取ったものを抱えたまま進むことなのかもしれません。
放送が始まれば、この見方もきっと何度か裏切られるでしょう。
朝ドラには、それくらいがちょうどいいのです。放送前の人物紹介だけできれいに全部読めてしまったら、半年間見る楽しみがなくなってしまいます。
『ブラッサム』家族キャストまとめ
『ブラッサム』の家族キャストで最初に覚えておきたいのは、父・葉野清治役の渡部篤郎さん、継母・葉野リョウ役の国仲涼子さんです。
弟妹は、葉野守を日向亘さん、葉野俊子を伊東蒼さん、葉野英男を藤原大祐さんが演じます。幼少期の珠役は、426人のオーディションから選ばれた村上蘭さんです。日刊スポーツ+1
親戚では、父・清治の弟で葉野の本家を継ぐ清重を三浦誠己さん、亡き実母の妹・木村照子を山田真歩さん、その次男で珠のいとこ・木村保を金子大地さんが演じます。ぴあエンタメ情報
そして家族関係を知ったうえで特に注目したいのは、次の3点です。
- 家業を継がなかった父・清治と、故郷を離れる珠の意外な共通性
- 継母リョウと珠が、血縁を超えてどんな家族関係を築くのか
- 4人きょうだいの長女である珠の選択が、守・俊子・英男に何を残すのか
『ブラッサム』は、宇野千代をモデルに、明治・大正・昭和を生きる葉野珠の人生を再構成したフィクションです。
珠が後にどれほど遠くへ進んでも、その人生の最初にあるのは山口県岩国。
父に叱られた記憶も、新しくできた母との距離も、弟妹から向けられた視線も、全部そこから始まります。
作家になる前の珠は、まず一人の娘であり、一人の姉でした。
そのことを覚えて第1話から見始めると、何気ない家族の場面にも、のちの葉野珠へ続く小さな種が見えてくるかもしれません。
『ブラッサム』は2026年9月28日(月)放送開始予定です。テンサラット+1
よくある質問
『ブラッサム』で渡部篤郎が演じるのは誰ですか?
渡部篤郎さんが演じるのは、主人公・葉野珠の父葉野清治です。
岩国でも有数の蔵元「葉野酒造」の長男ですが自身は家業を継がず、家庭では子どもたちへのしつけに厳しい人物。渡部さんは本作が連続テレビ小説初出演です。
国仲涼子は葉野珠の実母ですか?
いいえ。
国仲涼子さんが演じる葉野リョウは珠の継母です。実母を亡くした幼い珠のもとへ清治の後妻としてやってきて、その後、珠の弟や妹を産みながら葉野家を支えます。
葉野珠には弟や妹が何人いますか?
珠には弟2人、妹1人の計3人の弟妹がいます。
守(日向亘さん)、俊子(伊東蒼さん)、英男(藤原大祐さん)で、珠を含めて4人きょうだいです。
情報ソース
この記事は、2026年8月23日時点で公表されているNHK大阪放送局の『ブラッサム』出演者発表を基礎に、NHK財団が運営するステラnet、出演者・所属事務所の公式情報、発表内容を報じた日刊スポーツ、スポニチアネックス、ORICON NEWSなどを照合して作成しています。
2026年2月13日の第2弾キャスト発表では、渡部篤郎さん、国仲涼子さん、三浦誠己さん、山田真歩さん、金子大地さんらが発表されました。
2026年5月21日には幼少期の葉野珠役として村上蘭さんが発表され、426人が参加したオーディションを経て選ばれたことが明らかになっています。
2026年6月18日には、弟・葉野守役の日向亘さん、妹・葉野俊子役の伊東蒼さん、弟・葉野英男役の藤原大祐さんが発表されました。
放送開始については、出演者所属事務所などの2026年8月時点の案内で2026年9月28日(月)予定と確認できます。出演者や放送予定は今後変更される可能性があるため、放送前にはNHKの最新番組情報もご確認ください。テンサラット+1
『ブラッサム』の放送や出演者関連イベントを追いかけていると、東京などへの遠征が必要になることもあります。交通費だけでなく、到着時間や翌日の体力まで含めて移動手段を選びたい人向けに、推し活遠征の考え方もまとめています。
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月白しずく



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