『SAKAMOTO DAYS』最新の公式キャラクター人気投票では、南雲が28,478票を獲得して1位、朝倉シンが2位、神々廻が3位となりました。
この結果は、2024年に実施され、2025年3月3日発売の『週刊少年ジャンプ』2025年14号で発表された第2回公式人気投票によるものです。2026年7月時点では、この第2回投票が最新の公式キャラクターランキングとなっています。
主人公の坂本太郎が1位ではないことにも驚きますが、それ以上に見えてくるのは、敵や脇役まで強い存在感を放つ『SAKAMOTO DAYS』らしさです。
一人だけ選ぶつもりでランキングを眺め始めたのに、気づけば三人ほど推しが増えている。サカデイの人気投票は、だいたいそういう危険な入口です。
この記事を読むとわかること
- 第2回公式キャラクター人気投票の最新TOP10
- 各キャラクターの得票数と人気の理由
- 第1回から順位がどう変化したのか
- 坂本太郎が8位でも主人公として愛される理由
- アニメ化によって今後人気が伸びそうなキャラクター
- ランキング外でも注目したい登場人物
※この記事は人気投票の順位を扱うため、キャラクターの所属や関係性に触れています。物語の重大な結末には踏み込みませんが、原作未読の方は軽いネタバレにご注意ください。
SAKAMOTO DAYS最新人気キャラランキングTOP10は?
最新の第2回公式人気投票では、1位・南雲、2位・朝倉シン、3位・神々廻という結果になりました。
投票は連載4周年を記念して行われ、WEB投票は2024年10月20日から11月30日まで実施。1日1回投票できる形式で、ハガキ投票も受け付けられました。総投票数は154,552票です。
順位 キャラクター 得票数
1位 南雲 28,478票
2位 朝倉シン 27,689票
3位 神々廻 19,714票
4位 大佛 11,129票
5位 勢羽夏生 10,926票
6位 赤尾リオン 7,988票
7位 楽 7,590票
8位 坂本太郎 7,449票
9位 四ツ村周 3,995票
10位 眞霜平助 3,806票
第2回投票では、南雲が第1回の2位から首位へ上昇。一方、第1回王者だったシンは2位となりました。
ただし、南雲とシンの差はわずか789票です。総投票数15万票を超える規模でこの差ですから、二人の人気がほぼ並んでいることがわかります。
ここからは、TOP10に入ったキャラクターの魅力を一人ずつ見ていきましょう。
1位:南雲|つかみどころのなさと底知れない強さ
第2回人気投票で1位に輝いたのは、南雲です。
坂本や赤尾リオンとともにJCCで過ごした過去を持ち、ORDERの一員としても活動してきました。笑顔を絶やさず、冗談めいた態度を見せる一方で、その内側を簡単には読ませません。
南雲の人気を支えているのは、単純な戦闘能力の高さだけではないでしょう。
何を考えているのかわからない軽さと、ふとした瞬間にのぞく冷徹さ。仲間を気にかけているようでいて、自分の痛みはほとんど言葉にしない。その複雑さが、ページをめくるたびに新しい表情を見せます。
武器を使い分け、変装も得意とする戦闘スタイルは、予測不能という言葉がよく似合います。にこやかに現れたと思ったら、戦場の空気を一瞬で変えてしまう。こちらの心の準備など、彼は待ってくれません。
第1回では10,800票で2位でしたが、第2回では28,478票まで票を伸ばしました。過去編や赤尾リオン、有月憬との関係が深く描かれたことで、南雲の明るさの裏側にある感情へ注目が集まったと考えられます。
2位:朝倉シン|読者と同じ目線で成長する青年
2位は、27,689票を獲得した朝倉シンです。
シンは他人の心を読む能力を持つエスパーで、かつて坂本の部下として働いていました。現在は坂本商店の一員となり、坂本や仲間たちと行動しています。
第1回人気投票では12,738票を集めて1位。第2回では順位こそ一つ下がりましたが、得票数は倍以上になっています。人気が落ちたというより、作品全体のファンが増えるなかで、南雲との接戦になったと見る方が自然でしょう。
シンの大きな魅力は、最初から完成された強者ではないことです。
坂本の背中を追いながら、強敵との戦いで何度も自分の未熟さに直面します。それでも逃げず、能力の使い方を工夫し、自分にできる戦い方を探し続ける。その過程が、読者の目線と重なります。
心が読めるのに、人の気持ちをすべて理解できるわけではない。その少し皮肉な設定も、シンというキャラクターに深みを与えています。
誰かの本音が聞こえることと、その人を救えることは同じではありません。だからこそ、シンが心を読むだけでなく、自分の意思で仲間を信じるようになっていく姿が胸に残ります。
3位:神々廻|関西弁の常識人が見せる義理堅さ
3位は、19,714票を獲得した神々廻です。
ORDERの一員であり、ネイルハンマーを武器に戦う殺し屋。個性の強いORDERのなかでは比較的落ち着いており、大佛の自由な行動に振り回される場面もあります。
神々廻が支持される理由は、派手な強さと人間くささのバランスにあると感じます。
任務では冷静で容赦がない一方、師匠や仲間とのつながりを完全には切り捨てられません。言葉では面倒そうに振る舞いながら、結局は周囲を見ている。その不器用な面倒見のよさに、気づけば惹かれてしまいます。
第1回の4位から第2回では3位へ上昇しました。
神々廻は感情を大げさに語る人物ではありません。しかし、だからこそ視線や行動に込められたものを読み取りたくなる。何も説明されていない一コマを前に、読者は静かに考察を始めます。彼はまた多くを話しません。こちらはハンマーを握る手元まで見ることになります。
4位:大佛|無邪気さと危険な戦闘力の落差
4位は、11,129票を獲得した大佛です。
ORDERに所属する女性殺し屋で、大型の電動丸ノコを操ります。神々廻と行動することが多く、のんびりとした言動や独特の感性が印象的です。
大佛の魅力は、日常場面と戦闘場面の落差にあります。
普段は食べ物や身近なことに気を取られ、殺し屋らしい緊張感をほとんど見せません。ところが任務が始まると、巨大な武器を軽々と扱い、相手を圧倒します。
かわいらしい、怖い、何を考えているかわからない。その三つが同時に成立しているのが大佛です。
第1回では3位、第2回では4位となりましたが、得票数は6,689票から11,129票に増加しています。順位だけを見ると下がっていますが、支持そのものは大きく広がりました。
5位:勢羽夏生|クールな発明家の隠れた優しさ
5位は、10,926票を獲得した勢羽夏生です。
透明化スーツをはじめとする道具を作る発明家で、JCCの生徒として登場します。気だるそうな態度を取り、他人との距離を置いているように見えますが、弟・勢羽真冬への思いを完全に隠しきれてはいません。
夏生は、感情を正面から語らないキャラクターです。
しかし、弟のために動く場面や、誰かを助けるために自分の技術を使う姿からは、言葉よりも確かな優しさが伝わってきます。
『SAKAMOTO DAYS』には、口数の少ない人物が少なくありません。夏生もまた、説明ではなく行動で人物像が見えてくるタイプです。
第1回では6位だったため、今回は一つ順位を上げました。登場時のクールな印象だけでなく、弟との関係や発明家としての活躍が積み重なった結果だと考えられます。
6位:赤尾リオン|不在になっても物語を動かし続ける存在
6位は、7,988票を獲得した赤尾リオンです。
坂本、南雲、有月憬の過去と深く関係し、物語の核心に大きな影響を与える人物です。
赤尾リオンは、登場時間だけでは測れない存在感を持っています。
明るく豪快で、自信に満ちた振る舞いを見せながら、仲間の変化には敏感です。彼女が過去に何を選び、その選択が現在の人物たちへどのような影を残したのか。それを知るほど、過去編の一場面一場面が違って見えてきます。
特に重要なのは、リオンが単なる回想の人物ではないことです。
坂本、南雲、有月という三人の現在を読み解くとき、彼女の存在を避けて通ることはできません。人物がその場にいなくても、残された記憶によって物語を動かせる。リオンの6位という結果には、その強さが表れています。
7位:楽|敵でありながら自由で憎めない
7位は、7,590票を獲得した楽です。
スラー一派の一員として登場し、圧倒的な戦闘能力を持っています。強敵との戦いを楽しむような危うさがありながら、仲間との場面では年相応にも見える無邪気さをのぞかせます。
敵キャラクターが上位へ入る作品は珍しくありませんが、楽の人気は単なる強さだけでは説明できません。
戦闘では恐ろしい存在なのに、仲間といるときは妙に自然体。その落差によって、スラー一派にも彼らなりの日常があると感じさせます。
敵側を単純な悪として描かず、それぞれの関係や居場所を見せること。それが『SAKAMOTO DAYS』の物語を厚くしているポイントです。
楽が笑っていると少し安心し、武器を構えると急に不安になる。読者の感情が忙しくなるキャラクターですが、その忙しさもまた人気の理由なのでしょう。
8位:坂本太郎|順位だけでは測れない物語の中心
8位は、7,449票を獲得した主人公・坂本太郎です。
元・伝説の殺し屋であり、現在は妻の葵、娘の花と暮らしながら坂本商店を営んでいます。
主人公が8位と聞くと、意外に感じるかもしれません。第1回でも坂本は5位だったため、公式投票では南雲やシン、ORDERのメンバーが上位になりやすい傾向があります。
しかし、これは坂本に魅力がないという意味ではありません。
むしろ坂本は、作品世界を支える大きな土台のような人物です。突出した強さ、家族への愛情、不殺を貫こうとする現在の生き方。そのすべてが物語の中心に置かれています。
坂本の魅力は、過去を否定するのではなく、過去を背負ったまま別の生き方を選んでいることです。
殺し屋だった事実は消えません。それでも妻との約束を守り、家族や店を守るために戦う。強さを誰かの命を奪うためではなく、日常を残すために使おうとします。
人気投票では、秘密や葛藤の多い人物へ票が集まりやすいものです。一方で坂本は、読者にとって帰る場所に近い。ランキングの順位以上に、彼がいるから作品全体が成立していると私は感じます。
9位:四ツ村周|父への複雑な思いを抱える青年
9位は、3,995票を獲得した四ツ村周です。
JCC編入試験を通してシンたちと出会い、行動をともにする青年。父・四ツ村暁に対して強い感情を抱いています。
周は、軽快なやり取りを見せる一方で、家族に関わる複雑な事情を背負っています。
父を一面的に理解していた時期から、知らなかった事実へ少しずつ近づいていく。その過程には、簡単に整理できない怒りや戸惑いがあります。
親の過去を知ったからといって、それまでの感情がすぐに消えるわけではありません。
事情を理解することと、傷つかなかったことにするのは別です。周の物語には、その割り切れなさがあります。だからこそ、読者も彼の感情を急いで結論へ運ばず、見守りたくなるのではないでしょうか。
10位:眞霜平助|狙撃の腕と素直さが愛される
10位は、3,806票を獲得した眞霜平助です。
狙撃を得意とする殺し屋で、相棒の鳥・ピー助とともに行動します。狙撃の技術は一流ですが、性格は素直で感情が表に出やすく、どこか放っておけません。
平助の魅力は、強さを鼻にかけないところです。
優れた才能を持ちながら、自信を失ったり、仲間の言葉に一喜一憂したりします。その人間らしさが、超人的な殺し屋たちのなかで親しみにつながっています。
第1回も10位、第2回も10位。順位を維持しながら得票数は2,281票から3,806票へ増えました。
派手に順位を上げたわけではありませんが、安定してTOP10に残っていること自体が、根強い人気の証明です。
第1回と第2回で順位はどう変わった?
第1回公式キャラクター人気投票は、連載2周年を記念して2022年に実施されました。
総投票数は71,357票で、1位は朝倉シン、2位は南雲、3位は大佛という結果でした。第2回は154,552票となり、投票総数は2倍以上へ増えています。
キャラクター 第1回 第2回 変化
南雲 2位 1位 1ランク上昇
朝倉シン 1位 2位 1ランク下降
神々廻 4位 3位 1ランク上昇
大佛 3位 4位 1ランク下降
勢羽夏生 6位 5位 1ランク上昇
赤尾リオン TOP10圏外 6位 大幅上昇
楽 9位 7位 2ランク上昇
坂本太郎 5位 8位 3ランク下降
四ツ村周 TOP10圏外 9位 初のTOP10
眞霜平助 10位 10位 順位維持
特に目立つのは、赤尾リオンと四ツ村周のTOP10入りです。
第1回以降に描かれたエピソードで、過去の人間関係や家族にまつわる背景が掘り下げられたことが、順位上昇につながったと考えられます。
一方、坂本は5位から8位へ下がりました。
ただし得票数は4,782票から7,449票へ増えています。順位が下がったのは支持が減ったためではなく、南雲やシンをはじめとする周囲のキャラクターが、それ以上に票を伸ばした結果です。
人気投票は順位だけを眺めるより、得票数の変化まで見る方が面白いものです。坂本は下がったように見えて、実際には約2,600票増えています。数字は、ときどき順位より正直です。
ランキング外でも注目したい人気キャラクター
『SAKAMOTO DAYS』には、TOP10へ入らなくても一度の登場で強い印象を残す人物が数多くいます。
物語が進むにつれて新たな一面が描かれれば、次回の人気投票で大きく順位を上げる可能性もあるでしょう。
有月憬・スラー|物語の中心にいる敵対者
有月憬は、スラーまたは×(スラー)と呼ばれ、坂本たちと対立する勢力の中心人物です。
彼を単純な悪役として片づけられないのは、過去の経験や人格、赤尾リオンとの関係が複雑に絡み合っているためです。
第2回人気投票では、有月憬が11位に入っています。
TOP10には一歩届きませんでしたが、3,377票を獲得。物語の核心に近づくほど印象が変わる人物であり、今後の展開によって順位が動く可能性は十分あります。
勢羽真冬|兄との関係も気になる少年
勢羽真冬は、勢羽夏生の弟です。
殺し屋を目指す少年らしい危うさと、潔癖な性格が特徴。兄に対して反発するような態度を見せますが、二人の間には言葉にされていない信頼も感じられます。
第2回人気投票では12位、2,986票でした。兄の夏生が5位に入っていることを考えると、勢羽兄弟そのものへの支持も強いことがうかがえます。
篁|圧倒的な恐怖を残す老剣士
篁は、ORDERに所属していた老剣士です。
普段は小声で何かをつぶやき、意思疎通できているのかさえわかりにくい人物。しかし、刀を抜いた瞬間の強さは別格です。
篁の場面では、長い説明を必要としません。
斬撃そのものが人物紹介になっており、周囲の強者たちが警戒する姿によって、その異常な実力が伝わります。静かな老人が一歩動くだけで、ページの温度が下がる。あの緊張感は『SAKAMOTO DAYS』のアクションを象徴するものです。
ルー・シャオタン|坂本商店の日常を彩る仲間
陸少糖(ルー・シャオタン)は、元マフィアの少女で、坂本商店の一員です。
酔うことで戦闘能力が変化する酔拳の使い手。シンと口げんかをしながらも、坂本商店で過ごす姿には家族のような親しさがあります。
物語が殺連やORDER、スラー一派を中心とした大きな戦いへ進むにつれて、ルーの登場機会は初期より限られています。
それでも、ルーがいる坂本商店の空気を好きな読者は多いはずです。激しい戦闘が続く作品だからこそ、店番や食事をめぐる何気ない時間が恋しくなります。
クラブ・ジャム|異様さが忘れられない死刑囚
クラブ・ジャムは、スラー一派に協力した死刑囚の一人です。
目元に「甘党」の文字が刻まれた独特の外見と、痛みに対する特殊な嗜好を持ち、登場した瞬間から異様な存在感を放ちました。
長期にわたって登場する人物ではありませんが、戦闘能力だけでなく言動そのものが不気味で、記憶に残りやすいキャラクターです。
『SAKAMOTO DAYS』では、短い登場期間の敵にも戦い方や価値観が用意されています。クラブ・ジャムは、その濃さをよく表す一人でしょう。
舞妓|大佛の強さを印象づけた存在
舞妓は、大佛と対峙した死刑囚です。
優雅な舞を思わせる動きと攻撃を見せ、大佛との戦いによって強い印象を残しました。
舞妓の存在は、大佛がただ怪力に任せて戦う人物ではなく、予測不能な攻撃にも対応できる優れた戦闘者であることを示しています。
登場時間は限られていても、一つの戦闘で相手キャラクターの魅力まで引き出す。脇役の作り込みが、サカデイのアクションを支えています。
ヤナヤ・ツー|編入試験を諦めない苦労人
ヤナヤ・ツーは、JCC編入試験を何度も受けてきた受験者です。
試験への執念とどこか憎めない振る舞いによって、短い登場ながら読者の記憶に残りました。
圧倒的な強者ばかりが注目される世界で、何度落ちても試験へ戻ってくる姿は妙に人間くさく映ります。
もちろん、登場人物の大半が命懸けで戦う作品です。それでも試験に落ち続ける苦労には、なぜか現実味があります。方向性は違っても、頑張れと思ってしまう人物です。
人気キャラクターの名シーンから魅力を読み解く
『SAKAMOTO DAYS』では、決めぜりふよりも行動や戦い方によって人物の魅力が表現される場面が目立ちます。
そのため、キャラクター人気を考えるときは、セリフだけでなく、誰のために動いたのか、戦いのなかで何を選んだのかを見ることが大切です。
坂本太郎が家族との日常を守る場面
坂本の物語を貫いているのは、家族との暮らしを守るという意志です。
かつては伝説の殺し屋と恐れられた坂本が、現在は商店を営み、妻や娘と食卓を囲んでいます。
この平凡な日常こそ、坂本が命懸けで守ろうとしているものです。
敵を圧倒する場面がどれほど派手でも、その強さの向かう先は家族のいる場所へ戻ってきます。だから坂本の戦闘には、勝敗以外の意味が生まれます。
シンが読心能力だけに頼らず戦う場面
シンは心を読む能力を持っていますが、その能力だけですべての敵に勝てるわけではありません。
相手の思考を読めても、身体が攻撃に追いつかなければ避けられない。そもそも、考えるより先に動く相手には通用しにくい場合もあります。
能力の便利さと限界が両方描かれているからこそ、シンの工夫や鍛錬が生きてきます。
最初から特別な力を持つ人物でありながら、その力だけでは届かない場所へ努力で進もうとする。シンの成長が支持される理由は、ここにあるのでしょう。
南雲が笑顔の奥を見せる場面
南雲は多くの場面で笑顔を見せます。
しかし、その笑顔が本心を表しているとは限りません。冗談で空気をかわすときもあれば、敵へ情報を与えないための仮面として使っているように見えるときもあります。
過去の仲間に関わる場面では、普段の軽さとは異なる感情がにじみます。
大声で悲しみを訴えるのではなく、態度のわずかな変化によって見せる。その抑制された描写が、南雲という人物を何度も読み返したくなる存在にしています。
神々廻と大佛の関係が見える場面
神々廻と大佛は、ORDERの相棒として行動することが多い二人です。
神々廻が大佛へ小言を言い、大佛があまり気にせず自分のペースを保つ。そのやり取りはコミカルですが、戦闘になると互いの実力を理解していることが伝わります。
仲間思いだと直接説明しなくても、相手の戦い方を信頼しているからこそ取れる行動があります。
二人の関係は、会話の楽しさと殺し屋としての緊張感が同居している点で魅力的です。
ファンがSAKAMOTO DAYSのキャラクターを好きになる理由
『SAKAMOTO DAYS』のキャラクター人気を支えているのは、強さと日常性の落差です。
登場人物の多くは人間離れした戦闘能力を持っています。それでも、食べ物の好き嫌いがあったり、家族との関係に悩んだり、仲間とうまく話せなかったりします。
強さだけで順位が決まらない
人気投票のTOP10には、作中最強候補だけが並んでいるわけではありません。
シンや平助のように成長途中の人物もいれば、赤尾リオンのように物語へ残した影響の大きさで支持される人物もいます。
読者が見ているのは、戦闘の勝敗だけではないのでしょう。
何を守ろうとしたのか、誰の言葉を覚えているのか、過去を抱えながらどのように立っているのか。そこまで描かれることで、キャラクターは単なる強さの記号ではなくなります。
敵にも仲間との日常がある
楽をはじめとするスラー一派が支持される理由の一つは、彼らにも仲間同士の関係が描かれていることです。
坂本たちから見れば敵であっても、敵側から見れば守りたい相手や共有してきた時間があります。
もちろん、その事情によってすべての行動が許されるわけではありません。
それでも背景を知ることで、戦いが正義と悪の単純な衝突ではなくなります。互いに譲れないものを抱えた人物同士がぶつかるからこそ、勝敗のあとにも感情が残ります。
武器や戦闘スタイルが人物像と結びついている
『SAKAMOTO DAYS』では、キャラクターごとに異なる武器や戦術が用意されています。
神々廻のネイルハンマー、大佛の電動丸ノコ、平助の狙撃、南雲の変装と多彩な武器。戦い方を見るだけでも、その人物の性格が伝わってきます。
力で押し切るのか、距離を取るのか、周囲の物を利用するのか。
アクションが単なる見せ場ではなく、キャラクター紹介として機能している点は、この作品の大きな魅力です。
アニメ化でキャラクター人気はどう変わる?
TVアニメ『SAKAMOTO DAYS』は2025年1月から放送され、原作で描かれてきたキャラクターたちに声と動きが加わりました。
2026年6月29日にはTVアニメ第2期のティザービジュアルと新キャラクター情報も発表され、公式サイトでは2027年1月放送予定と案内されています。
第2回人気投票の投票期間は、TVアニメの本放送開始前です。
つまり、今回の順位は主に原作読者の支持を反映した結果と考えられます。アニメから作品を知った視聴者が参加する次回投票では、順位が大きく変わる可能性があります。
声がつくことで印象が変わる
漫画では表情や吹き出しから想像していた声が、アニメでは具体的な演技として届きます。
シンの素直な反応、南雲の軽さ、大佛の独特な間、神々廻の関西弁。それぞれの話し方が映像と音によって表現されることで、原作とは違う入口から好きになる視聴者も増えるでしょう。
知っていた場面でも、声がつくと感情の届き方が変わります。
笑っているのか、警戒しているのか、言葉を濁しているのか。文字だけでは一つに決められなかった温度が、声優の演技によって立ち上がります。
戦闘シーンの映像化も人気を左右する
『SAKAMOTO DAYS』の見どころは、身近な物や地形を利用したスピード感のあるアクションです。
漫画ではコマ割りによって表現されていた動きが、映像ではカメラワーク、効果音、音楽、間によって再構成されます。
特にORDERやスラー一派の本格的な戦闘が描かれるほど、神々廻、大佛、楽、勢羽兄弟などへの注目はさらに高まりそうです。
原作を少し確認するだけの予定が、そのまま過去編まで進む。アニメをきっかけに原作へ入るとき、予定というものはあまり役に立ちません。
人気投票から考察する『SAKAMOTO DAYS』の強み
ここからは、公式発表ではなく、人気投票の結果を踏まえた私の考察です。
第2回ランキングの最大の特徴は、主人公の坂本ではなく、南雲、シン、神々廻、大佛が上位を占めたことです。
これは主人公の存在感が弱いのではなく、坂本を中心にしながら、周囲の人物にもそれぞれ独立した物語があることを示していると考えます。
南雲には学生時代の仲間への思いがあり、シンには未完成だからこその成長があります。
神々廻には師弟関係や仲間への義理があり、大佛にはつかみきれない感性があります。赤尾リオンや有月憬は、現在と過去を結ぶ役割を担っています。
誰か一人を知ろうとすると、別の人物との関係まで気になってしまう。
南雲を追えばリオンと有月へ、神々廻を追えば四ツ村暁と周へ、夏生を追えば真冬へつながっていきます。この連鎖こそ、『SAKAMOTO DAYS』のキャラクター人気を支える仕組みではないでしょうか。
また、人気投票の上位には、感情をすべて言葉にしない人物が多く入っています。
南雲、神々廻、大佛、夏生、リオン。彼らは自分の気持ちを丁寧に説明してくれるタイプではありません。
その代わり、戦い方や視線、誰のそばに立ったかによって感情が示されます。読者が行間を読み、自分なりの解釈を重ねられる余白がある。その余白が、考察やファン同士の会話を生んでいます。
個人的には、坂本が8位という結果も作品らしいと感じました。
坂本は読者の関心を独占する主人公ではなく、仲間たちの魅力を引き出す中心人物でもあります。坂本がシンを信じ、平助を迎え入れ、かつての仲間と向き合うことで、周囲の人物が自分の物語を持ち始めます。
主人公が一番目立つだけではなく、主人公のそばにいることで全員が魅力的になる。
その意味では、この人気投票は坂本が作中で築いてきた関係の広さを映すランキングともいえるでしょう。
今後、アニメ第2期で新たな人物や戦いが描かれれば、順位は再び動くはずです。
南雲とシンの首位争いが続くのか。アニメで本格的に活躍するORDERやスラー一派が伸びるのか。それとも坂本が主人公の貫禄を見せて上位へ戻るのか。
次の投票が行われる頃には、推しを一人に絞る作業がさらに難しくなっていそうです。困ります。とても楽しい意味で困ります。
SAKAMOTO DAYS人気キャラランキングまとめ
『SAKAMOTO DAYS』第2回公式キャラクター人気投票では、南雲が28,478票で1位に輝きました。
2位は朝倉シン、3位は神々廻、4位は大佛、5位は勢羽夏生です。総投票数は154,552票に達し、第1回の71,357票から2倍以上へ増えました。
- 最新の公式人気投票1位は南雲
- 2位のシンとの差は789票
- 神々廻と大佛は第1回に続いてTOP4入り
- 赤尾リオンと四ツ村周が初のTOP10入り
- 坂本太郎は8位だが、得票数は第1回より増加
- 第2回投票はTVアニメ放送前に実施された
- アニメ視聴者が加わる次回投票では順位変動も予想される
順位を追っていくと、人気の理由は強さだけではないことが見えてきます。
言えなかった言葉、過去から続く関係、誰かを守るために選んだ行動。『SAKAMOTO DAYS』では、派手な戦闘のすぐ隣に、人と人との小さな感情が置かれています。
だから戦いが終わったあとも、その人物の表情だけがページの奥に残るのでしょう。
よくある質問
SAKAMOTO DAYSの最新人気キャラクター1位は誰?
最新の第2回公式キャラクター人気投票では、南雲が28,478票を獲得して1位です。
第1回では2位でしたが、第2回で朝倉シンを上回り首位となりました。
第2回人気投票はいつ行われた?
WEB投票は、2024年10月20日から11月30日まで実施されました。
結果は2025年3月3日発売の『週刊少年ジャンプ』2025年14号で発表されています。
主人公の坂本太郎は何位?
坂本太郎は、第2回公式人気投票で8位・7,449票です。
第1回の5位から順位は下がりましたが、得票数は4,782票から増加しています。
第1回公式人気投票の1位は誰?
第1回の1位は、12,738票を獲得した朝倉シンです。
2位は南雲、3位は大佛、4位は神々廻、5位は坂本太郎でした。
第3回キャラクター人気投票は開催されている?
2026年7月時点で、第3回キャラクター人気投票の開催は公式には発表されていません。
連載5周年企画ではキャラクター投票ではなく、第1回ベストバウト投票が実施されました。新たな人気投票については、『週刊少年ジャンプ』公式サイトや作品公式SNSの発表を確認してください。




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