Netflixドラマ『九条の大罪』シーズン2は、2026年7月12日現在、正式発表されていません。一方、日本で4週連続1位を記録した視聴実績や最終話の結末、原作ストックを踏まえると、続編を期待できる材料はそろっています。
公式発表の有無から、続きで描かれそうな原作エピソード、九条と烏丸の今後、予想される配信時期まで、確認できる事実と私の考察を分けて整理します。
※この記事は、Netflixドラマ『九条の大罪』全10話の結末と原作漫画の内容に触れています。
最終更新:2026年7月12日
Netflix公式作品ページとNetflix公式ニュースルームを確認しましたが、シーズン2の制作決定、撮影開始、追加キャスト、配信日に関する発表はありません。
九条の大罪ドラマのシーズン2は決定している?
2026年7月12日現在、『九条の大罪』シーズン2は未発表です。
Netflix公式作品ページには、2026年の全10エピソードからなるシリーズとしてシーズン1が掲載されています。しかし、続編や新シーズンに関する案内は確認できません。
現在判明している情報をまとめると、次のとおりです。
項目 現在の情報
シーズン2制作 公式発表なし
続編の配信時期 未定
シーズン1配信日 2026年4月2日
配信サービス Netflix世界独占配信
話数 全10話・一挙配信
原作 真鍋昌平『九条の大罪』
主演 柳楽優弥
主な出演者 松村北斗、池田エライザ、町田啓太、音尾琢真、生田斗真、ムロツヨシほか
脚本 根本ノンジ
監督 土井裕泰、山本剛義、足立博
『九条の大罪』は、真鍋昌平さんの同名漫画を原作とするクライムドラマです。
柳楽優弥さんが、善悪ではなく法律に従って依頼人を弁護する九条間人を演じ、松村北斗さんが正義感の強い新人弁護士・烏丸真司を演じました。
監督は土井裕泰さん、山本剛義さん、足立博さん。脚本を根本ノンジさんが担当し、2026年4月2日から全10話が一挙配信されています。
ここで区別しておきたいのは、発表されていないことと、制作されないことは同じではないという点です。
企画が検討されていても、出演者との契約や撮影日程などが整うまでは公表されない場合があります。ただし、公式情報がない以上、現段階で「シーズン2決定」「2027年配信」と断定することもできません。
続編を思わせる宿題だけを机に置き、提出期限は知らせない。最終話は、なかなか落ち着かない終わり方をしてくれました。
九条の大罪ドラマの続きが期待される理由は?
『九条の大罪』シーズン2を期待できる主な材料は、次の4点です。
- 日本のNetflix週間ランキングで4週連続1位
- グローバルTOP10非英語シリーズ部門へのランクイン
- 九条と烏丸の関係が決着していない最終話
- 映像化されていない原作エピソードが残っている
ただし、Netflixが継続判断で重視すると考えられる完走率、総視聴時間、制作費、海外での長期的な視聴状況は公表されていません。
そのため、好材料は複数あるものの、続編を保証する段階ではないというのが正確な見方です。
日本で4週連続1位を記録した
『九条の大罪』は、配信開始後、日本のNetflix週間視聴ランキングの番組部門で4週連続1位を記録しました。
2026年4月6日から12日の集計週には2週連続1位となり、香港と台湾でもTOP10入り。グローバルTOP10の非英語シリーズ部門では4位まで上昇したと報じられています。
Netflixは2026年4月21日に公開した制作秘話の中で、配信開始直後から週間グローバルTOP10の非英語シリーズ部門に入り、日本では3週連続1位を記録したと発表しました。
さらに、4月20日から26日の集計週にも日本で首位を維持し、4週連続1位となっています。
この実績は、配信初日の注目だけで終わらず、約1か月にわたって視聴者の関心が続いたことを示します。
もちろん、国内ランキングだけで続編が決まるわけではありません。それでも、日本の司法制度や裏社会を扱う作品が国外のランキングにも入った点は、シリーズ展開を考えるうえで小さくない材料でしょう。
『九条の大罪』の中心にあるのは、特定の国だけに通じる法律知識ではありません。
罪を犯した人物にも弁護を受ける権利がある一方、その権利を守るほど、被害を受けた側の感情が置き去りに見えることがある。法律と道徳が一致しない苦しさは、国や制度が変わっても理解できる普遍的な問題です。
最終話で烏丸が九条法律事務所を去った
シーズン1最終話では、烏丸が九条の弁護方針を理解しながらも、その方法をそのまま受け入れることはできず、九条法律事務所から離れる決断をします。
九条は烏丸を強く引き止めず、二人は同じ事務所で働く先輩と新人という関係をいったん終えました。
しかし、互いの考えを完全に否定して別れたわけではありません。
烏丸は九条のもとで、正義感だけでは依頼人を守れない現実を学びました。一方の九条も、烏丸から何度も道徳や被害者感情を突きつけられたことで、これまでと同じように何も感じず仕事を続けられる人物ではなくなっています。
つまり、最終話は物語の完結というより、九条と烏丸が別々の場所から弁護士としての答えを探し始めた転換点でした。
すぐ九条法律事務所へ戻れば、烏丸の決断が軽く見えてしまいます。
反対に、二度と交わらなければ、シーズン1を通じて積み重ねた二人の変化が生かされません。続編があるなら、離れた時間を経た二人がどのような立場で再会するのかが、重要な軸になるはずです。
原作に映像化候補が残っている
原作漫画『九条の大罪』は、2020年10月から小学館の『ビッグコミックスピリッツ』で連載されています。
Netflixが2026年3月に本予告を公開した時点では、単行本15巻、累計部数400万部超と紹介されていました。
その後、小学館から第16巻も刊行されており、ドラマで使われていない事件や人物関係は数多く残されています。
シーズン1は、原作を巻数どおりに映像化した作品ではありません。
飲酒運転、介護施設、若者の搾取、裏社会との関係など複数のエピソードを組み替え、烏丸が九条法律事務所へ入ってから離れるまでを一本の連続した物語として再構成しました。
続編が制作された場合も、第6巻の次は第7巻という単純な進み方ではなく、複数の事件を組み合わせる可能性が高いでしょう。

シーズン2では原作のどこから描かれる?
有力候補は、第6巻から第7巻周辺の物語と、九条の兄・鞍馬蔵人をめぐるエピソードです。
ここからは公式発表ではなく、原作の収録内容とシーズン1の構成を踏まえた予想になります。
「愚者の偶像」が描かれる可能性
続編候補として注目されるのが、原作第6巻から第7巻にかけて描かれる「愚者の偶像」です。
このエピソードでは、俳優を目指す数馬や、彼を見守る千歌たちを通じて、夢や承認欲求につけ込む搾取の構造が描かれます。
成功したいという願いそのものは悪くありません。
ところが、夢に近づくための選択が、いつの間にか誰かの利益や支配へ組み込まれていく。『九条の大罪』らしいのは、分かりやすい悪人を倒して終わるのではなく、本人も気づかないうちに抜け出せなくなる仕組みを見せるところです。
芸能界やリアリティーショー、配信文化とも結びつく題材であり、映像作品との相性もよいと考えられます。
世界配信されるドラマが、映像業界に夢を見る若者の搾取を描く。少し居心地が悪く、その居心地の悪さこそ本作に似合います。
ただし、「愚者の偶像」だけで全10話を構成するとは限りません。
シーズン1と同様に、数馬の事件を九条、烏丸、壬生、伏見組、検察側の動きとつなぎ、複数の物語を並行させる可能性があります。
九条と鞍馬の兄弟関係が深掘りされる可能性
シーズン2で大きな軸になりそうなのが、九条の兄で検事の鞍馬蔵人です。
ドラマでは生田斗真さんが鞍馬を演じましたが、シーズン1では兄弟が異なる道を選んだ理由や、父親を含む家族の過去がすべて語られたわけではありません。
鞍馬は検察側に立ち、犯罪を立証して社会の秩序を守ろうとします。
九条は弁護側に立ち、世間から非難される人物であっても、その権利と利益を守ろうとする。兄弟の対立は、正義と悪の衝突ではなく、同じ法律を何のために使うのかという思想の違いです。
原作第8巻では、鞍馬と九条の確執や、九条が弁護士になった理由に関わる過去が掘り下げられています。小学館の紹介でも、九条の兄との確執や弁護士としての矜持が重要な要素として示されています。
シーズン1が烏丸の過去を通して彼の正義感を描いた物語だとすれば、シーズン2では九条の家族を通して、彼の弁護方針が生まれた理由を描けます。
九条は自分の感情を長々と説明する人物ではありません。
そのため、父親の記憶や鞍馬との短い会話、依頼人を前にした選択を並べながら、本人が言葉にしない痛みを見せる演出が似合いそうです。
Netflix公式の制作秘話では、九条法律事務所の屋上、衣装、食事、町中華の装飾、小道具まで細かく設計されたことが明かされています。続編でも説明台詞より、生活空間や視線の変化から九条の内面を伝える可能性があります。
シーズン2で続投が期待されるキャストは?
続編キャストは未発表ですが、物語上は柳楽優弥さんと松村北斗さんを中心とする主要人物の続投が必要になります。
正式な出演情報ではなく、シーズン1の結末から考えられる役割を整理しました。
キャスト 役名 続編で期待される役割
柳楽優弥 九条間人 烏丸が去ったあとの変化、鞍馬や家族との対立
松村北斗 烏丸真司 九条から離れ、一人の弁護士として選ぶ正義
町田啓太 壬生憲剛 九条と裏社会をつなぎ、伏見組との緊張を深める
生田斗真 鞍馬蔵人 検事として九条と対峙し、兄弟の過去を明らかにする
池田エライザ 薬師前仁美 法律だけでは支え切れない人々を福祉側から見つめる
音尾琢真 嵐山刑事 九条や壬生を追い、捜査側から圧力をかける
柳楽優弥さんは、九条の感情を大きく説明するのではなく、視線や声の温度、言葉を発するまでの間で表現しました。
烏丸がいなくなった事務所で、九条が本当に以前と同じ仕事を続けられるのか。表面上は変わらなくても、判断のわずかな揺れを描けるのは、柳楽さんの静かな演技だからこそでしょう。
松村北斗さん演じる烏丸は、視聴者と一緒に九条を知り、疑い、理解しようとした人物です。
続編では九条を観察する役から進み、自分の名前で依頼を受ける弁護士になる必要があります。九条との再会より先に、烏丸が善意だけでは救えない事件へ直面する。その時間があってこそ、二人が再び向き合う意味が生まれます。

九条の大罪ドラマの続編はいつ配信される?
シーズン2は未発表のため、配信時期も決まっていません。
仮に今後制作が正式決定した場合でも、2026年内に配信される可能性は低いと考えられます。
これは公式情報ではなく、現時点で撮影開始の発表がなく、一般的に脚本開発、キャスト調整、ロケ、撮影、編集、字幕・吹き替えなどの配信準備が必要になることを踏まえた予想です。
『九条の大罪』は、法律事務所だけで進む会話劇ではありません。
複数のロケ地、裏社会を表現する美術、人物ごとに作り込まれた衣装、法律や事件描写の確認など、多くの準備を必要とする作品です。
Netflix公式の制作秘話でも、九条が暮らす屋上や町中華の店内、人物の食べ方、衣装、小道具に至るまで細かな設定が施されたことが紹介されています。
今後、2026年中に制作決定が発表されたとしても、配信は2027年以降になる可能性があります。
ただし、撮影準備が水面下で進んでいるかどうかは確認できません。具体的な年や季節を確定情報として受け取らず、Netflix公式の発表を待つ必要があります。
九条の大罪シーズン2の可能性を考察
ここからは、公式情報ではなく、シーズン1の構成と原作の描写を踏まえた私の考察です。
現時点では、続編の可能性を単純に「高い」「低い」と格付けすることはできません。
確認できる好材料は、国内4週連続1位、グローバルTOP10入り、未映像化の原作ストック、続編へつながる人物関係の4点です。
一方、Netflixの判断に関わると考えられる完走率、総視聴時間、制作費、海外での継続的な反響、出演者との契約状況は公表されていません。
そのうえで私が続編を期待する最大の理由は、ドラマ版が烏丸を原作とは異なる位置から登場させたことにあります。
原作第1巻では、烏丸はすでに九条のもとで働くイソ弁として描かれています。
しかし、ドラマ版では九条法律事務所へ入るところから始まり、視聴者と同じ目線で九条の弁護を見つめる人物に再構成されました。
烏丸は九条に反発し、影響を受け、その合理性を理解しかけたところで事務所を去ります。
これは単なるバディ解消ではなく、烏丸の成長物語がまだ途中にあることを示す構成です。
興味深いのは、原作第7巻の公式紹介にも、烏丸が忠告を無視した九条のもとを去り、九条が孤独感を抱く展開が記されている点です。
つまり、九条と烏丸が離れること自体は原作にもありますが、ドラマでは烏丸の加入から別離までを一本の大きな物語に組み替えました。
続編があるなら、二人をすぐ元の状態へ戻すより、前半では別々の事件を担当させるほうが自然です。
烏丸には、自分が信じる正義だけでは依頼人も被害者も救えない事件を経験させる。
九条には、これまで判断へ異議を唱えていた烏丸がいないことで、自分の弁護方針を映す鏡を失った状態を経験させる。
そのうえで再会すれば、先輩と新人ではなく、異なる信念を持つ二人の弁護士として向き合えます。
私がシーズン1で印象に残ったのは、九条が烏丸によって善人へ変えられたのではなく、もともと抱えていた矛盾を隠し切れなくなったことです。
依頼人の利益を守ることを最優先しながら、事件によって傷ついた人々へ何も感じていないわけではない。
人生のすべてを背負うつもりはないと言いながら、完全には見捨てられない。
法律と感情を分けているはずなのに、烏丸が近くにいることで、その境界線が少しずつ揺れていました。
続編で問われるのは、九条が弁護方針を捨てるかどうかではないでしょう。
烏丸と出会った九条が、以前とまったく同じ九条であり続けられるのか。
信念が簡単に変われば、九条らしさが薄れます。
しかし、何も変わらなければ、烏丸と過ごした時間の意味も消えてしまう。変わらない理屈と、変わってしまった感情が一人の中に同居するからこそ、九条は善人や悪人という一語で片づけられません。
新しい事件の大きさより、その小さな揺れを見届けたい。私はシーズン2に、派手なバディ復活ではなく、二人が互いを選び直すまでの時間を期待しています。
よくある質問
九条の大罪ドラマのシーズン2は決定していますか?
2026年7月12日現在、Netflixからシーズン2の制作決定は発表されていません。
Netflix公式作品ページや公式ニュースルームに続編情報が掲載されるまでは、未定と受け止めるのが正確です。
九条の大罪ドラマは全何話ですか?
シーズン1は全10話です。
2026年4月2日からNetflixで全話一挙配信されています。
九条の大罪はNetflixで何週連続1位になりましたか?
日本のNetflix週間視聴ランキングでは、2026年4月20日から26日の集計週まで4週連続1位を記録しました。
グローバルTOP10の非英語シリーズ部門にも入り、4月6日から12日の集計週には4位となっています。
シーズン2では原作のどこが描かれそうですか?
公式発表はありませんが、第6巻から第7巻周辺の「愚者の偶像」や、第8巻で深掘りされる九条と兄・鞍馬の確執が候補として考えられます。
ただし、シーズン1も複数の原作エピソードを再構成しているため、巻数順に映像化されるとは限りません。
まとめ|九条の大罪ドラマの続きは公式発表待ち
Netflixドラマ『九条の大罪』シーズン2は、2026年7月12日現在、正式発表されていません。
一方、続編を期待できる材料として、日本での4週連続1位、グローバルTOP10入り、未映像化の原作ストック、九条と烏丸が離れたまま迎えた最終話が挙げられます。
現状を簡潔に整理すると、次のとおりです。
- 公式発表:なし
- シーズン1:2026年4月2日配信、全10話
- 視聴実績:日本で4週連続1位
- 原作候補:「愚者の偶像」、九条と鞍馬の過去
- 配信時期:未定。制作される場合も2027年以降の可能性
- 判断できない情報:完走率、制作費、契約状況、撮影準備
九条は法律の内側で依頼人を守り、烏丸はその外側に残された人まで救おうとしました。
烏丸が去った事務所には、今も一つの空席があります。その席が再び埋まるとき、二人は元に戻るのではなく、それぞれの正義を持った弁護士として、もう一度向き合うのかもしれません。
公式から次の依頼が届く日まで、あの閉じ切らなかった扉の先を静かに待ちたいと思います。
月白しずく



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